月別アーカイブ: 2018年7月

こだち第2事務所

4年ほど前、自宅近くに第2教室「こだち」を建てた。このときついでに四畳半の事務室をゲット。会社設立から苦節10年、やっと手に入れた俺専用仕事部屋。専用だからって仕事が3倍速くなるわけではない。なぜなら部屋が赤くないからだ。意味わからない?わからない人は近くの人に「専用で赤いと3倍速いの?」と質問してみるがよい。働き盛りのアラフィフ日本国民の半数がその理由を早口でまくしたてるように解説してくれるだろう。そしてそのうちの1%くらいの人間は聞いてもいないのに一年戦争からシャアの反乱まで2分で説明してくれるだろう。

・・・・・・・何の話だっけ。

静かに黙々と仕事に集中できる俺専用仕事部屋が手に入ったせいなのかどうなのか、おかげさまで仕事が増えて忙しくなり、業績面で人を雇う余裕も出たことで人を雇ったのが2年前。社員が死ぬほど働いて社長はヒマになってふんぞり返って不労所得ガッポガッポぉぉぉというブラック企業経営者を夢見て、四畳半の俺専用仕事部屋はむさ苦しい男二人の仕事部屋に。

その後、おかげさまでさらに仕事が増えて忙しくなり・・・・業績面で人を雇う余裕も出たことで・・・・

 

ん、おかしい、何かがおかしい。

  • 2014年 仕事部屋ゲット
  • 2016年 忙しさに負けて人員増強
  • 2018年 忙しさに負けて人員・・・・

人を雇って仕事を分散したはずなのに、相変わらず朝から晩まで平日も土日もなく仕事してる。おかげで家族からの評判がすこぶる悪い。まあ、仮にヒマになったとしても平日真っ昼間から家でガンプラ作るだけだし、どっちにしても家族からの評判は良くならんのだよ。ハッハッハッハァー!!!(自慢顔)

・・・・・・・何の話だっけ。

少なくともこの先5年くらい業績は好調に推移しそうだし、忙しいし。ヒマな社長が踏ん反り返ってハッハッハ!をやるにはさらに増員しないといかんようだ。という結論に達した。ので、増員を決意した。のだが、四畳半の仕事部屋に3人は物理的に入らない。

・・・・・・しまったっ!

「余裕を持って広い部屋を作っておけばよかったのに、そちはつくづく先を見通せない男よのぉ、ホッホッホッホッ」

「何をおっしゃる。身の丈にあったビジネスをしてると言ってほしいものだな。」

「余裕で渡れる石橋を叩き壊して渡らないことがビジネスとな?!ほんにそちは笑わせてくれるのぉ、ホッホッホッホッ」

ああ、そうですよ、そうですよ。おれが行き当たりばったりの会社経営してるせいでせっかく建てた事務所があっという間に手狭になるというヘタをこいたわけだよ。ああ、そうですよ、そうですよ。チッ。

さてそういうわけで、人員増強の前にまずは場所の確保が必要になったわけなんで、去年の夏頃から新たな事務所探しをしてた。なんだずいぶん前から動いてたんじゃん、オレ。えらい。ほめてくれ。

「戦いとは、いつも二手三手先を考えて行うものだ」

 

ピンク色のモビルスーツに乗ってる恥ずかしい人から褒めてもらったので満足です。

新しい事務所といっても、ピアノ教室の開け閉めとか準備とかがあるから「こだち」から近い場所がいい。そこで近場のアパートに空き部屋が出るのを待つことに。卒業だの転勤だので空き部屋がで始める2月になって近所の不動産屋に相談。

「うちのピアノ教室の近くに空き部屋でてません?」

「ああ、すぐ近くのアパートに1部屋でてるよ」

ということで即決。どれくらい近いかというと、ここはgoogleさんの出番だ。

近っ!

道路挟んで反対側。歩いて5歩くらい。以前勤めてた会社だったら隣の部署へ行くより近いかも。

これくらい近いと第2事務所用に電話回線やネット回線を用意しなくても、こだちで使ってる無線LANやコードレス電話の電波が微妙に届く。電波スゲー。

ということで、なんとか第2事務所を確保しました。次なる問題は「内装」だ。なにしろ普通のアパートなので、当然ながら生活臭あふれる間取りと設備なのだ。これをいかにしてオフィスっぽい雰囲気に改造するか。

それはまた今度ね。

真実はどこだ

マミさんを探してます。真実さんです。真実はどこだ!マミーっ!!!

ウソです。

数学の先生を自称する人が

2×2=4だし、2+2=4ですね。
1×2×3=6だし、1+2+3=6ですよね。
1×1×1×2×5=10だし、1+1+1+2+5=10ですよね。
あまり知られてませんが、実はかけ算は足し算でできちゃうんです。笑
だから3×3=6なんですよ(^_^)v。
しかもこれって小数の計算にも使えるから
1.5×3の計算も1.5+3=4.5でできちゃうんです。
こういうのって教育業界ではなぜか教えないんですよね、闇の圧力とかがあって(苦笑)

とか解説してたらほとんどの人は、パッと見て「こいつバカだ」とすぐに気づく。
なぜならほとんどの人が足し算と掛け算の仕組みをよく知ってるから。こんなのはたまたまそうなってる例をあげてるだけで本質的にはぜんぜんおかしな話だと直感で気づく(3×3=6とか普通におかしいだろっていう間違いも気づく人は気づくし)。

でも小学2年生くらいだと掛け算があやしいので信じちゃう子もそれなりにいるだろうし、小学1年生相手ならこんなトンデモ話も信じて「先生すごい」「先生わかりやすい」ってなりかねない。


ところで数学の先生を自称する人が

上記の問題に対して下のように

移動は上か右の2つしかなくて、これでスタートからゴールまで行くコースは全部で6通りです。

この中でA点を通るコースは1つしかないですね。v(^_^)
6通りのうち1つだからA点を通る確率は1/6です。

とかサラッと解説してると、パッと見て「こいつバカだ」と気づく人はだいぶ少なくなる。なぜなら高校の数学の授業なんて覚えてる人は少ないから。

よく知らないから何が間違いで何が正しいのか判断できない。判断できないところに一見するとつじつまが合ってそうな話を「先生」と称する人がしゃべってるのを聞くと「なるほど、そうなのか」と無批判に受け入れてしまう人が存在する。

そしてその後の人生においてこんな確率統計を考えなきゃいけない場面は来ない。だから1時間後には問題文すら思い出せなくなってるけど、「なるほど!」とか「なんとなくわかった気がします!」とか「難しい数学をわかりやすく説明してくれてありがとう」みたいな感想だけが頭に残って、実のところ間違いだらけだったと気づくことは永遠にない。

そりゃそうだ。知識を得ようとする人は、当たり前だけど知識がないんだから、こっちがウソを言ってもそれが正しいのか間違ってるのか判断できない。知識ないんだから。ある話が間違いかどうかはその話題に対して学ぶ必要がないほどの知識量がないと判断できない。そして間違いかどうか判断できるレベルの人はこんな低脳な解説は鼻で笑って読み飛ばして相手にもしないので、間違いだらけの解説は誰からも間違いを指摘されることなく、間違いかどうか判断できない人たち(知識がない人たち)に一定の感動を与え続ける。

ポイントは高校で習うレベルのネタで話をすること。中学生レベルのネタだとわかってる人が多すぎて自分の無知が一瞬でバレる。確率だとか集合計算、ベクトル計算あたりをネタにすれば、ロクな知識のないオレが知ったかぶりして間違いだらけの話をしても「数学の先生」になれる。

オレ、スゲー!!

これで今日からあなたも数学を教える算数の先生です。


ちなみにさっきの問題の正解は確率1/4(25%)。進む方向はジャンケンで決まるってとこが重要。ジャンケンで2連勝するとA点通過が確定する。別の言い方をすると最初に2連勝しなきゃA点を通れない。だからこの問題は図なんてどうでもよくて単に「ジャンケンで2連勝する確率を求めよ」ってこと。ジャンケンで勝つか負けるかは確率1/2。2連勝する確率は1/2 x 1/2=1/4。確率の授業でよく出るひっかけ問題のひとつ。