こだち第2事務所

4年ほど前、自宅近くに第2教室「こだち」を建てた。このときついでに四畳半の事務室をゲット。会社設立から苦節10年、やっと手に入れた俺専用仕事部屋。専用だからって仕事が3倍速くなるわけではない。なぜなら部屋が赤くないからだ。意味わからない?わからない人は近くの人に「専用で赤いと3倍速いの?」と質問してみるがよい。働き盛りのアラフィフ日本国民の半数がその理由を早口でまくしたてるように解説してくれるだろう。そしてそのうちの1%くらいの人間は聞いてもいないのに一年戦争からシャアの反乱まで2分で説明してくれるだろう。

・・・・・・・何の話だっけ。

静かに黙々と仕事に集中できる俺専用仕事部屋が手に入ったせいなのかどうなのか、おかげさまで仕事が増えて忙しくなり、業績面で人を雇う余裕も出たことで人を雇ったのが2年前。社員が死ぬほど働いて社長はヒマになってふんぞり返って不労所得ガッポガッポぉぉぉというブラック企業経営者を夢見て、四畳半の俺専用仕事部屋はむさ苦しい男二人の仕事部屋に。

その後、おかげさまでさらに仕事が増えて忙しくなり・・・・業績面で人を雇う余裕も出たことで・・・・

 

ん、おかしい、何かがおかしい。

  • 2014年 仕事部屋ゲット
  • 2016年 忙しさに負けて人員増強
  • 2018年 忙しさに負けて人員・・・・

人を雇って仕事を分散したはずなのに、相変わらず朝から晩まで平日も土日もなく仕事してる。おかげで家族からの評判がすこぶる悪い。まあ、仮にヒマになったとしても平日真っ昼間から家でガンプラ作るだけだし、どっちにしても家族からの評判は良くならんのだよ。ハッハッハッハァー!!!(自慢顔)

・・・・・・・何の話だっけ。

少なくともこの先5年くらい業績は好調に推移しそうだし、忙しいし。ヒマな社長が踏ん反り返ってハッハッハ!をやるにはさらに増員しないといかんようだ。という結論に達した。ので、増員を決意した。のだが、四畳半の仕事部屋に3人は物理的に入らない。

・・・・・・しまったっ!

「余裕を持って広い部屋を作っておけばよかったのに、そちはつくづく先を見通せない男よのぉ、ホッホッホッホッ」

「何をおっしゃる。身の丈にあったビジネスをしてると言ってほしいものだな。」

「余裕で渡れる石橋を叩き壊して渡らないことがビジネスとな?!ほんにそちは笑わせてくれるのぉ、ホッホッホッホッ」

ああ、そうですよ、そうですよ。おれが行き当たりばったりの会社経営してるせいでせっかく建てた事務所があっという間に手狭になるというヘタをこいたわけだよ。ああ、そうですよ、そうですよ。チッ。

さてそういうわけで、人員増強の前にまずは場所の確保が必要になったわけなんで、去年の夏頃から新たな事務所探しをしてた。なんだずいぶん前から動いてたんじゃん、オレ。えらい。ほめてくれ。

「戦いとは、いつも二手三手先を考えて行うものだ」

 

ピンク色のモビルスーツに乗ってる恥ずかしい人から褒めてもらったので満足です。

新しい事務所といっても、ピアノ教室の開け閉めとか準備とかがあるから「こだち」から近い場所がいい。そこで近場のアパートに空き部屋が出るのを待つことに。卒業だの転勤だので空き部屋がで始める2月になって近所の不動産屋に相談。

「うちのピアノ教室の近くに空き部屋でてません?」

「ああ、すぐ近くのアパートに1部屋でてるよ」

ということで即決。どれくらい近いかというと、ここはgoogleさんの出番だ。

近っ!

道路挟んで反対側。歩いて5歩くらい。以前勤めてた会社だったら隣の部署へ行くより近いかも。

これくらい近いと第2事務所用に電話回線やネット回線を用意しなくても、こだちで使ってる無線LANやコードレス電話の電波が微妙に届く。電波スゲー。

ということで、なんとか第2事務所を確保しました。次なる問題は「内装」だ。なにしろ普通のアパートなので、当然ながら生活臭あふれる間取りと設備なのだ。これをいかにしてオフィスっぽい雰囲気に改造するか。

それはまた今度ね。