VMWare Fusion上でWindows Web Server 2008

 Windows Server上でWebアプリがちゃんと動くかどうかの確認用にMac miniにBootCamp使ってWindows Web Server 2008をインストールした。普段はMac OS X上で開発して、ときどきWindows Serverで動作確認する。こんな使い方なのでWindows Serverなんて滅多に起動しない。滅多に起動しないとはいえ、Windows Server上での動作確認は面倒くさい。

  1. Mac OS X上のPHPスクリプト、MySQLのデータをUSBメモリに書き出す。
  2. 環境設定で起動OSをWindows Serverに設定してからMac miniを再起動する。
  3. WindowsServerが起動したらUSBメモリを挿してPHPスクリプト、MySQLデータの移植を実行する。
  4. 動作確認をする。
  5. 動作確認が終わったらBootCamp設定で起動OSをMac OS Xに設定してからMac miniを再起動する。

 ざっとこんな感じ。面倒だなあ。面倒だなあ。面倒だなあ。いちいち起動しなおすのが面倒だ。そこで、Mac OS XをホストOSにしてさまざまなOSをゲストOSとして起動できる仮想化ソフト「VMWare Fusion」の登場。

 テストサーバとして使っているMac miniにVMWare Fusion 2をインストール。んでもってVMWare Fusion上でWindows Web Server 2008をインストール。かなりあっけないほど簡単にインストールが終わり、開発中のWebアプリも問題なく稼働することを確認した。とりあえず、めでたし、めでたし。VMWare Fusionを使うとMac OS Xを起動した状態でWindowsも同時に起動できる。Mac OSとWindowsの間でドラッグ&ドロップでファイルのやり取りもできる。それどころかMac OSのフォルダをWindows側からあたかもフォルダのように普通に開くことができるのでファイルを受け渡す必要すらない。再起動もファイルの受け渡しも必要なくなったので非常に便利だ。

 ちなみにこういう場合、VMware Fusionでネットワーク設定を「ブリッジ」にしておけば、ホストOSとゲストOSがネットワーク上でそれぞれ別々のIPアドレスを持つことができるので、ホストOSとゲストOSの両方でWebサービスを起動してもバッティングしない。1台のMac miniでMac OS XのテストサーバとWindows Web Server 2008のテストサーバが同時に動かせる。複数OSでいろいろテストするのには便利、便利。