ガスガン外部ソース化

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ガスガンの動力源として一般的な 134aフロンの飽和蒸気圧はもともとあまり高くはない。25℃くらいなら問題ないけど、温度が下がるにつれて圧力も低下し10℃を下回るようになると十分な圧力が得られずBB弾を満足に飛ばせなくなる。

そのため気温が低くなる晩秋から春先までガスガンはまともに遊べない。また、発射のたびに気化熱でガスの温度が下がるので気温がそこそこ高くても連射すると温度が低下してやっぱり圧力が低下してしまう(東京マルイが G17 Gen5 MOS という驚異的に冷えに強いガスガンを出してるけど、あれはいったいなんなんだろう)。

134aフロンの蒸気圧曲線

さて、ガス圧の低下を気にせずガスガンを楽しむための方法として、なんらかの外部装置から一定圧力のエアを供給する「外部ソース化」がある。

たとえば、電動空気圧縮機(エアコンプレッサー)で作った圧縮空気を外部ソースとして利用する方法がある。でもね、エアコンプレッサーはガゴゴゴゴガゴゴガゴゴゴ・・・って大きな音と振動が出るから興醒めするし、近所迷惑なんだよね。あとは大きいし電源が必要なので持ち歩きはできない。

小型ボンベに詰めた圧縮二酸化炭素を外部ソースにする方法もある。二酸化炭素の飽和蒸気圧は134aフロンの10倍くらい高いので、温度低下による圧力低下が起きてもそれでも過剰なまでに高い圧力なので問題にならない。むしろ温度に関わらず常に「減圧器(レギュレーター)」を使って適正な圧力まで下げる必要がある。

134aと二酸化炭素の蒸気圧曲線

サン・プロジェクトが「グリーンガスシステム」というブランド名で二酸化炭素を外部ソースにするために必要なパーツをひととおり販売している。外部ソース化で迷ったらこれで一式揃えればいい。必要な物品と接続関係は次のとおり

CO2ボンベ → レギュレーター → ホース → ソケット → プラグ → ガスガン

サン・プロジェクトのレギュレーター

レギュレーター:サン・プロジェクトの「グリーンガス メーター付レギュレーター」はバルブ全開にすると 0.5MPaの圧力で二酸化炭素が出るように設計されている。0.5MPaというのは約15℃での134aフロンの飽和蒸気圧に相当するので、この圧力なら発射されるBB弾の威力は確実に法規制の範囲内に収まる。外部ソース化したガスガンはバルブの開き具合で発射威力が大きく変わるので適法性の確認が難しくほとんどのサバゲー場で使用禁止になっているけど、最大でも 0.5MPaまでしか出せない設計になってるサン・プロジェクトのレギュレーターを付けたものであれば使用可としてるサバゲー場もある。

サン・プロジェクトのCO2ボンベ

CO2ボンベ:サン・プロジェクトのレギュレーターに取り付けできるCO2ボンベはサン・プロンジェクトの「グリーンガス 74g」しか選択肢はない。水草育成やソーダ水メーカーなどで使われている74g入りCO2ボンベと見た目がそっくりだけど取り付けネジの規格が水草育成用で一般的なのは5/8-18UNFで、グリーンガスはM15xP1.25と微妙に違っている。

ホース:外径6mm内径4mmの耐圧ホース。サン・プロジェクトの外径6mm耐圧ウレタンホース(ストレート または コイル)が無難。ホースの片側をレギュレーターのワンタッチ継手に差し込む。

ソケット:ホースの反対側、エアガンと接続する端には外部ソースとエアガンを簡単につけ外しできるようにソケットを取り付ける。ガスガン用のソケット/プラグは、サン・プロジェクト以外にプロテックからも発売されている。両社のソケット/プラグに互換性はないので、ソケットとプラグはどちらかの会社の製品で揃える必要がある。プロテックのソケット/プラグはサン・プロジェクトのソケット/プラグよりも小ぶりにできているのでわたしはプロテックで揃えてる。6mm耐圧ホースの先にプロテックのマイクロカプラーソケット6mm用を取り付ける。

プロテックのマイクロカプラソケット6mm用

最後にボンベをレギュレーターに取り付ける。ボンベを締め込む方向はレギュレーターのバルブが閉まる方向なので心配ない。ギュギュッとねじ込んだら外部ソース側は完成。

プラグ:エアガン側にはソケットと同じメーカーの接続プラグを取り付ける。ほとんどの場合フロンガスの注入バルブを取り外してそこに取り付ける。注入バルブはバルブレンチがあると簡単に外せる。注入バルブのネジ規格はいくつかあって、規格にあった接続プラグを用意する。たとえば東京マルイのガスガンだとプロテックの場合はType「3」が対応する。

スペアマガジンを買って注入バルブを接続プラグに替えた外部ソース専用マガジンを作っておくと、いちいち注入バルブと接続プラグを付け替えなくてすむ。

では、撃ってみましょう。

ソケットを接続プラグに差し込み、レギュレーターのバルブを全開にしたら準備完了。

マガジンを差して、コッキングして、撃つべし撃つべし。

撃っても撃ってもボンベから0.5MPaのCO2が補充され続ける。気化熱でボンベの温度はどんどん低下するがCO2の飽和蒸気圧はそれでも0.5MPaよりはるかに高いので息切れすることなく撃ち続けられる。さすがにエアコンプレッサーみたいに電気ある限り圧縮空気が無限に供給され続けるってわけではないけど、ご覧の通り十分楽しめる。

もっとパワーを

サンプロのグリーンガスシステムは、BB弾の発射威力が確実に法規制の範囲に収まるよう最大圧力が0.5MPaに抑えてある。0.5MPaというのは約15℃での134aフロンの飽和蒸気圧。夏のガスガン日和に味わえるガツン、バシッというキレには少し及ばない。そういうときは、もっと高い圧力が出せるレギュレーターを使えばいいだけなので難しいことはない。最大0.8MPaとか0.85MPaまで出せるレギュレーターもあるけど、そんな高圧にしたらエアガン壊れるかもしれないし、なにより発射威力が法規制を超えてしまう可能性が高くなる。そうならないようにバルブの開け方に気を付けるというのも面倒なので、バルブ全開時の出力が0.7MPaくらいに設計されてるCO2レギュレーターがちょうどいいと思う。0.7MPaというのは約26℃での134aフロンの飽和蒸気圧に相当する。東京都区部の夏の日中気温が24℃から29℃なので一年中いつでも夏のガスガン日和で楽しめる。サイコーじゃないですか。

そんなわたしとあなたにピッタリなCO2レギュレーターがこれ。最大作用圧力0.7MPa。クリスタルアクア製CO2レギュレーター [SS-1GR03A]。

水草育成用で、熱帯魚店で購入。ボンベのネジ規格は5/8-18UNF。水草育成用のCO2ボンベとして一般的な規格なのでボンベも熱帯魚店で買える。ほぼエアガンショップでしか売ってないサンプロのグリーンガスシステム用CO2ボンベよりも入手しやすいし、値段も安い。お座敷シューティング専用としてはちょうどいい。

CO2ボンベ → レギュレーター → ホース → ソケット

必要な部品と接続方法はまったく同じ。レギュレーターのワンタッチ継手に6mm耐圧ホースを差し込んで、反対側にはプロテックのマイクロカプラーソケット6mm用を取り付ける。対応するCO2ボンベをねじ込めば準備完了。

圧力調整バルブを全開にすると7.2bar(=0.72MPa)。このレギュレーターは圧力調整バルブの先に流量調整バルブ(スピードコントローラ:スピコン)が付いてる。水草育成ではガス供給速度を調整するのに使うけど、ガスガンではガス流量を抑制しなきゃいけない理由はないのでスピコンのバルブは全開でいい。ガス流量が絞られていると連射した時にガスの供給が追いつかずガス圧が一時的に下がってしまうので。

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