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新事務所-完成間近

2月から建築工事を開始して6ヶ月。ご近所さんのあたたかいご協力もあって、ようやく完成がみえてきました。

壁の外に防水透湿シート貼って、その上に縦に板を貼ってその上に横板を貼って通気層を作る。この上に(写真は撮るの忘れたけど)モルタルの食いつきをよくするためなのかな外壁全体をアスファルトフェルト?とかいう下地シートを貼ってさらにその上に波形ラスとかいう金網で覆ってから、ジョリパットで左官して最後に塗装したら外壁完成。

自宅、ピアノ教室に続いて3軒目も同じ地元の建築会社にお願いしたんだけど、外壁だけ見ても相変わらず丁寧な仕事で頭が下がります。近所で建築中の建物がいくつかあって、ついつい見比べてはこの事務所はしっかり建ててくれてるなぁとニンマリ親バカ状態。猛暑の中で仕事してくれている職人さんにお茶の差し入れ。

建築会社の社長曰く「この現場は建売仕事にしたくないんで」。ありがとう、ありがとうございます。

全体を覆っていた養生シートが外され、いよいよ足場の解体が始まります。

実は現在事務所として使っている賃貸アパートの部屋が8月末で契約更新。更新料とかバカにならないので、どうしても8月中には事務所移転をしないといけない。職人さん総出で内装・設備も急ピッチで進んでいます。

新事務所-逆ベタ基礎

いま、事務所としてアパートを借りてるんだけど、住居用なので風呂、脱衣場、台所、和室、床の間・・・と事務所としては不要な間取りがあって、広いんだけど手狭。

賃貸事務所を探したんだけど、家賃の坪単価がべらぼうに高かったり、あまりに広すぎたり、狭すぎたり、なかなかちょうどいい場所が見つからなくてね。そんなとき、自宅のすぐ近くに手頃な売物件が出てきた。近隣の貸事務所の家賃の高さを考えるとこの際買って建てちゃうのもありだと思って、えいやと。

地盤調査によると大きな地震で液状化する可能性が40%ほどあるとのことで、急きょ地盤強化を施すことに。予想外の出費だけどまあしょうがない。事務所の壁が立つことになる部分の真下の合計38ヶ所にゴリゴリ穴開けてコンクリート流し込んで深さ数mのコンクリートの柱を作る「柱状改良工法」で地盤改良。

壁になる部分を凹に、床になる部分を凸になるように土を作る。

凸凹ができたら、湿気を防ぐシートを敷いて、上から薄くコンクリート(捨てコン)を張って押さえつける。

その上から砕石で山を作って谷の部分(1階の壁が立つ部分)に鉄筋を組んでいく。同時に給排水用のパイプを設置しておく。

鉄筋の壁の上に鉄筋で床を作る。型枠を作ったら

コンクリートをドバーっとな。

型枠を外すとツルッツルの美しい基礎が現れた。

基礎はこれで完成。逆ベタ基礎という工法で、ベタ基礎を裏返したような基礎。この上に床が作られていく。床下がないので、給水・排水のパイプが基礎の中に埋め込まれた状態で作っている。給排水配管の変更を伴うリフォームができないというデメリットがあるけど、まあそうする予定はまったくないのでOK。

演奏権料の包括契約

音楽教室で先生が生徒にお手本をみせる行為は『公衆に直接聞かせることを目的とした演奏』なので演奏権が及ぶという判決がずいぶん前に確定した。これにより、先生が演奏権の存在する楽曲のお手本を生徒にみせた場合、演奏権料の支払いが必要になった。

いったい、いくら払うのか?

正確を記すなら「お手本記録台帳」のようなものを用意して、教室の先生にレッスンが終わるたびに、JASRACが管理する楽曲のお手本を何分間演奏したかを記入してもらって累積時間数に応じて演奏権料を支払うことになる・・・けども、この自己申告方式は先生にも教室にも負担が大きいし、どうせ過少申告が多発して不公平感が充満するのも目に見えてるし、などいろいろ理由はあるんでしょう。自己申告方式とは別に簡易計算方式が長いこと議論されてきた。

このたび簡易計算方式として『生徒ひとりあたり年間750円(ただし中学生以下の生徒は100円)』が決まった。月謝の2.5%という当初案と比べると大幅に負担額が下がった。これほど負担額が低いと、自己申告方式にはメリットがほとんどないので、おそらく簡易計算方式による包括契約を結ぶ教室が多いだろう。かくいう当社もそのつもりだ。

しかし、安いとはいえ演奏権料を誰がどう負担するのか、悩ましい。どう悩んだとしても結局は年に1回、おとなの生徒から750円、中学生以下の生徒から100円を月謝と別に徴収してそれをそのまま演奏権料の支払いに充当することになるんだろうけどね。

一年を通して1回もJASRAC管理楽曲を練習しない生徒も中にはいるし、JASRAC管理楽曲を練習したとしても先生が1回もお手本みせずにすむ生徒も中にはいるかもしれない。そうなると払う必要のないお金をJASRACに払っていると不満に感じる生徒も出てくるかもしれない。そもそも「包括契約」とはそういうものなのでご理解いただくしかないんだけど、悩ましいところだなあ。

おとな750円、こども100円というのも、将来を担うこどもたちからはできるだけ徴収額を抑えたいという優しさから出た料金体系であることは十分理解できるし、ありがたい配慮だと思うけど、そう理解してそう感じる人ばかりではないからなあ。だって、演奏権料は先生がお手本をみせることに対して生じるんであって、それがなんで聴く側である生徒の年齢によって高くなったり安くなったりするのか理解できないって生徒も出てくるかもしれない。悩ましいところだなあ。