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XM7

APFG XM7

1990年代後半から四半世紀の長きに渡り米軍の主力ライフルだった「M4」ですが、2025年ごろから新型ライフル「M7」への更新が始まりました。

Todd Mozes – 引用元, パブリックドメイン

米軍の新型主力ライフルということで、試作検討の頃からいくつかのエアガンメーカーが商品化してきた。このたび台湾のエアガンメーカー APFG社からXM7の最終試作品(ほぼM7)をモデルにしたガスブローバックエアガンが発売になりましたよ。

製造は同じ台湾のエアガンメーカー Vega Force Company(VFC)社が担当しているようで内部のBB弾発射機構などはまんまVFC。

試射したら、セミで撃ってるのに突然フルになってしまう問題が発生。なんだ、こりゃ。ネットで検索すると同じ状況になってるという書き込みがいくつか見つかったので個体差ではなく根本的に問題があるように思える。どうやらボルトキャリアがわずかに上方へ浮いてるせいなのかガスが減ってボルトキャリアの勢いが弱るとハンマーをロック位置まで押し下げきれなくなり、ハンマーがロックされないからボルトキャリアが戻ると同時にハンマーがバルブを叩いてしまう実質的にフルオートモードと同じ状態になるということのようだ。聞くところでは VFC の他の長物ガスブロでもガス圧が下がるとセミがフルになることは珍しいことではないらしい。

リコイルスプリングかハンマースプリングを少し弱いものに置き換えればいいのかな。それとも、ガス圧が下がるとダメのようだから寒くても安定した圧力で使えるように外部ソース化しようか。お座敷シューターだから外部ソース化しちゃうのが手っ取り早いかも。改造用に予備マガジン買っておこう。(*ハンマーの上面に厚さ0.5mmくらいの鉄板のような丈夫な板を貼ってカサ上げすると解決って情報があった。)

サプレッサー

マズルは小ぶりで先細りの三又形状。先細りの形が弱っちく感じるなあ。ハイダーの根元付近には専用サプレッサー(SIG SAUER社のSLXサプレッサー)を取り付けるためのネジ山が付いている。

聞くところによると、米軍M7では専用サプレッサーはオプションじゃなくて基本装備らしい。じゃあエアガンもサプレッサー付きで出してくれよぉと思うけど。まあしょうがない、レプリカがいくつかのパーツメーカーから出てるんでそれを買うとしよう・・・が、ネットショップはどこも売り切れ。うーん、再販されるまでこの弱っちいハイダーをながめてないといけないのかぁと思ってたけど、近くのエアガンショップへ行ったらショーウインドウの隅っこにばっちりそのまんま P&B 6.8mm弾用 SLX ダミーサプレッサー(DEカラー)を1本発見。即購入。ネット販売やってない店舗はネットで完売状態のものがまだあったりするんだよな。ありがとう実店舗。

サプレッサー付属のハイダーはもともとエアガンに付いているハイダーとよく似てるのでハイダーはそのままでも取り付けられそうに見えたけど試したらネジがはまらない。ネジピッチは同じだけど、直径がエアガン付属のハイダーはわずかに太いみたいで、ハイダーも取り替えないと取り付けできない。

なおこのサプレッサーは、サプレッサー→ハイダーは正ネジ、ハイダー→アウターバレルは逆ネジ、で取り付けるようになってる。アウターバレルにハイダーを取り付けてから、サプレッサーを取り付けようとすると、サプレッサーを締める方向がハイダーを緩める方向になってしまうのでうまく取り付けできない。まず、サプレッサーにハイダーをねじ込んでロックをかけてから、ロックを外さないようにまとめてアウターバレルにねじ込むという順序にした方がいい。それでもロック機構が弱いみたいで、締め込んでる途中でロックを外してしまいサプが緩んでしまい、あわててサプを締め直したらハイダーが緩んで・・・ヤギさん郵便みたいな状況に。

ところで、このダミーサプレッサー、やたらと重い、とても重い、めっちゃ重い。なんじゃこの重さは。実物もこんな重いのかな。表面は金属光沢がありわずかに梨地っぽい色は焦茶に近いデザートカラー。APFG XM7のハンドガード部分と似ているのでチクハグ感がなくて良い。

光学機器

M7には、低倍率可変スコープにレーザーデバイス、測距計、弾道計算機、大気センサー、コンパスなど機能てんこ盛りのM157というメカメカしいショートスコープが搭載されてる。見てくれだけそっくりで使い物にならない安物レプリカが出てくれれば即買うんだけどしばらく出てきそうにないので、M7にマッチするショートスコープを見繕って取り付けよう。

茶系のエアガンは色味や光沢感の幅が広すぎて、たとえDEとかFDEとかTANとか同じ色名で合わせても、全然色が合わないことが多い。しかも写真だとホワイトバランスのちょっとした違いで同じものが全然違う色に見えちゃう。ネットショップの画像はまったくあてにならないので、実店舗に行って自分の目で確かめる必要がある。ネットでは M7本体がSIG SAUER社製なのでスコープもSIGの TANGO 6T にしてる写真があったけどこれのレプリカはすでに KS-1 に乗せてるからかぶるし、ELCAN Specter DR 1-4 を乗せてるのもかっこいいけどこれのレプリカはすでに Mk18 mod.1 に乗せてるからかぶる。いくつかの店舗をまわって、最終的にHOLY WARRIOR の VORTEX RAZOR HD GEN2-E 1-6X24 LPVO ショートスコープ DEノーベルアームズのAR-15 Hi-Mount Height FDE(30mm/1inch)にした。

Evolution Gear 製 VORTEX RAZOR HD GEN2-E 1-6X24 SFP LPVO ショートスコープ レプリカ

まあ、色味の雰囲気は揃ってるかな。試しに KS-1に乗せてる Evolution Gearの SIG Tango 6T のレプリカを乗せてみたら、これもかなりいい感じ。ちなみにマウントは Evolution Gear の NIGHTFORCE Ultra Mount 30mm径 スコープマウント(高さ1.93″) DE。

Evolution Gear 製 SIG TANGO 6T DVO 1-6X24mm ショートスコープ レプリカ

でもTANGO 6Tをこれに乗せちゃうとKS-1に合うスコープがなくなっちゃうんだよな。ELCANも乗せてみた。

Evolution Gear 製 ELCAN Specter DR SU-230 スコープ レプリカ

これもかなりいい感じ。でも実物はどうなのか知らないけど、ELCANのレプリカはアイレリーフが短くてこの写真のようにかなり後ろの方に取り付ける必要がある。そうするとリアサイトの取り付け位置が前寄りになって使いにくくなってしまうのが残念。

ストック

APFG XM7にはB5 SYSTEMS 社の BRAVO タイプのストックが付いているんだけど、ネット上で見かける米軍のM7ライフルの写真にはもっと小さくて短いストックがついているように見える。

APFG の XM7にはB5のBRAVOストックがついてる

Wikipediaに載ってるXM7(M7)とされる写真と手元にあるAPFG XM7の写真を反転させたり拡大縮小して向きと大きさを揃えて重ねてみると、たしかに APFG XM7のストックは明らかに大きい。

ストックの大きさ比較のために作った画像なんだけど、先っちょのほう見たらサプレッサーの長さが米軍のM7より長いみたい。2cmくらい長い? ん、ん、見なかったことにしよう。

さて、Wikipediaの写真をChatGPTに与えてストックのモデル名を質問したところ、Magpul社のSL ストックだって言うんだけど穴の位置と個数が違うだろ。でもいいヒントだった。Magpul社の公式サイトでSLシリーズを調べたらバリエーションの中にそっくりなストックを見つけた。たぶんMagpul SL-Mだと思う。念のためにChatGPTにさっきのストックは SL-K か SL-M じゃないの?って聞いたら、すみません、SL-K ですね、って返事してきた。お、おまえの目はフシアナかっ?!

B5 Systems、Magpul、XM7のストックを大きさを合わせて並べてみると

ああ、Magpul SL-Mで間違いないわ。B5 BravoとMOE SL-Mじゃだいぶ大きさが違うよな、最初は気づかなかったけど、気づいてしまうと気になるなあ。ネットショップを一通り見たら Magpul SL-M のFDEカラーは実物もレプリカもどこも売り切れ。再販されたら買うとして、お道具箱から Magpul SL-K のレプリカが出てきたので、とりあえずこれに取り替える。

ストックを抜いたら、ストックパイプがかなり短いことに気づいた。ストックポジションも4つしかない。短い SL-M ストックをつけるから短いんだろうな。そこまで気づいてたんなら、SL-Mのレプリカストックを付属にしておいてほしかったな>APFG。

と思ってたところに、エアガンショップで SL-M のFDEカラーを見つけた。Magpul の実物パーツ。あちゃー、高いなぁ。4000円くらいのレプリカでいいんだけど・・・まあいいでしょう。ネット販売やってない店舗はネットで完売状態のものがまだあったりするんだよな。ありがとう実店舗。

ストックがさらに小さくなって写真で見るM7 の見た目にだいぶ近づいたかな。

M7 PIE? M7A1?

YouTubeのGarand Thumbってチャンネルに「The US Army’s New Rifle Just Got An Upgrade; The M7A1 SPEAR」って動画があって、M7の最新改良版(PIE: Product Improvement Effort。動画内では M7A1 と仮称している)を紹介してる。これによると、

  • バレルが13インチから11インチに短縮
  • サプレッサーが短くなって、防熱シールドが付いて太くなった
  • ガス調整器が使いやすくなった
  • バレルがたわみにくくなった
  • ストックの折りたたみ機構が廃止された

んーなるほど。

サプレッサーが短いだけでなく太くもなるのか。じゃあサプレッサーは今のちょっと長いやつのままにして、この太くて短い SLX サプレッサーのレプリカが発売されるのを待とう。

ストックパイプの折りたたみ機構がないのは PIE準拠でラッキー。もともと個人的に折りたたみストックは好きじゃないからKriss Vectorも持ってるのは折りたたみ機構がないGen.2タイプだし、SCARもM4ストックタイプにカスタムしてるし。

バレル長が短くなったのは知らなかったことにしよう。

アイアンサイト

米軍M7の写真を見てたら斜め方向に立ち上がる折りたたみ式のアイアンサイトが付いてるのが多いことに気づいた。これもChatGPTに画像を与えて探してもらったところ Magpul MBUS Pro Offset Sight らしいということで、なんかちょっと違うような気もするけど自力ではもっと似ているものも見つけられなかったし、とりあえずポチっ。

スコープが使えない時に銃を反時計回りに45度傾けて使うバックアップ用サイト。しかしBB弾に逆回転をかけて飛距離を伸ばすホップ機能が付いているエアガンの場合、銃を傾けて撃つとBB弾が斜め左上へギューンとホップしていってしまうからアングルドサイトは使えない。完全に見た目。ルッキズム。エアガンで実用するなら左右逆にして取り付ける。そうすれば顔を左下にずらすことで銃を回転させずにアングルドサイトが使える。でも見た目重視なので右側に取り付ける。

M-LOK QDスリングマウント

ネットにある写真や動画は右側面を写してるのが多くて、スリングの前方がどこにどうやって取り付けてるのかわかりにくいんだけど、左側面上段のM-LOKスロットにQDスリングマウントつけている写真をいくつか見つけた。ほうほう。お道具箱を探したらどこのものかわからん M-LOK QDスリングマウントがあったので付けた。

完成

  • P&B SLX MG タイプ QDダミーサプレッサー&ハイダー(14mm 逆ネジ) セット デザートカラー
  • HOLY VORTEX RAZOR HD GEN2-E 1-6X24 タイプ LPVO ショートスコープ DE
  • ノーベルアームズ AR-15 Hi-Mount Height FDE(30mm/1inch)
  • Magpul MOE SL-M ストック
  • Magpul MBUS Pro Offset Sight Front & Rear
  • メーカー不明 M-LOK QD Sling Mount

短いM4を作ろう(9)

東京マルイ M4A1 カービンをベースに DANIEL DEFENSE タイプの4インチショートハンドガードを使ったコンパクトライフルを作るぞ。

連載目次 (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9)

  • 東京マルイ M4A1 カービン
  • 東京マルイ M4A1 カービン フロントサイトベース
  • 東京マルイ M4A1 カービン サイドスリングアダプター
  • 東京マルイ STORM用フラッシュハイダー
  • 6mm タクティカル リアル志向 本物仕様 ハイダーワッシャー

東京マルイ M4A1 カービン フロントサイトベース

M4A1 カービンに付いていたフロントサイトを流用する。これは横から挿すピンがアウターバレルのミゾにハマることでしっかり固定される仕組み。そのつもりでアウターバレルはフロントサイト固定用のミゾが入っているものを買ってきた・・・んだが、取り付けようとアウターバレルに挿し込んでみると、アウターバレルが少し奥まっていてフロントサイトの穴とアウターバレルのミゾの位置が合わない。

でも大丈夫。5KU アルミCNC ライトウェイト アウターバレルは長さの微調整ができる。

ハンドガードを外して、アウターバレル根元近くの上下にあるイモネジをゆるめると、アウターバレルを伸び縮みさせることができる。ハンドガードをかぶせてアウターバレルをちょうどいい位置まで伸ばす。インナーバレルに取り付けてあるOリングのおかげで適度な保持力があるのでスコンスコン動いてしまうことなく位置決めしやすい。位置が決まったらハンドガードを取って、アウターバレル根元のイモネジ2カ所をしっかり締めて固定。

ハンドガードを取り付けてボルト6本で本締め。ハンドガードが傾かないように、6本のボルトを順番に少しずつ均等に締め込んでいく。

短く切ったダミーガスチューブをフロントサイトに挿し込んで、穴の位置を合わせたら、ピンを叩き込んで固定する。アウターバレルに挿し込みながらガスチューブの後端をハンドガードの奥まったところにある段差にうまいこと乗っけてフロントサイトを所定位置まで持っていく。

フロントサイト固定ピンを叩き込めば終わりと思ったら、またまたまた問題発覚。アウターバレルの溝が浅くて前も後ろもピンが通らない。うーん、丸棒ヤスリで溝を掘り込むか。しかしこんな細い丸棒の金ヤスリは持ってないな。ホームセンターへ行くか・・・。

数分考えて、ちょっと細いスプリングピンで留めることにした。純正のフロントサイトピンは直径3mm長さ20mmなので、ちょっと細い直径2.3mm長さ18mmのスプリングピンを用意して叩き込んでみる。おっ、なんかいい具合で固定できた。ラッキー。あとは忘れずに下のイモネジを締めて固定する。

東京マルイ M4A1 カービン サイドスリングアダプター

続いて M4A1 カービンに付属していたサイドスリングアダプターを戻す。フロントサイトの隙間に左側からタクティカルサイドスリングを挿して右側からスリングアダプターを挿して、上下の穴にスプリングピンを叩き込む。これは何の問題もなくすんなり完了。

東京マルイ STORM用フラッシュハイダー

銃口部分のカスタムといえばサプレッサー。しかしサプレッサーはショートタイプといえどそれなりの長さがある。せっかく短いM4を作ろうと思ってるので、銃口にサプレッサーは付けない。となると、標準のコンペンセイターのままが無難ではあるけど、それもちょっとつまらない。

ぐる〜っと部屋の中を見渡すと、東京マルイ 次世代電動ガン AK ホワイトストームが目に入った。このハイダーいいかも。AK ホワイトストームのフラッシュハイダーと M4A1 カービンに付いていたコンペンセイターを交換。M4A1の銃口にOリングを入れて、AKから取り外した STORM用フラッシュハイダーをねじ込む。

6mm タクティカル リアル志向 本物仕様 ハイダーワッシャー

マズルとかハイダーとか呼ばれる銃口部品の多くには「向き」がある。東京マルイのM4A1 カービンでは銃口部品とバレルの間にOリングが入っていて、Oリングの弾力のおかげで銃口部品をちょうどいい向きに調整できる。またOリングの反発力でネジが押さえつけられるので緩み防止にもなっている。さらにOリングにかぶさるようにフラッシュハイダー ワッシャーがはまっている。これによってOリングが隠れてオモチャっぽさが薄れたいい感じの外観になってる。

ところが、今回使っている 5KU のアウターバレルは外径が太くてフラッシュハイダーワッシャーがバレルにぶつかってしまい、中でOリングが浮いていてフラッシュハイダーの締め込み位置の調整や緩み止めができない。

今回使ったアウターバレルは太くてワッシャーがはまらない

しかたなく、Oリングだけ移植してフラッシュハイダー ワッシャーなしで取り付けた。しかし、気にしなければいいレベルではあるものの、気づいてしまっているので気になる。気になるなあ。オモチャ風味強め。

Oリングが目立つなあ

そこで、ちょうどいい形のクラッシュワッシャーを見つけたので、本来の使い方ではないんだけど凹みにOリングをはめてフラッシュハイダーを取り付けてみた。

クラッシュワッシャーの凹みから少しだけOリングがはみ出す。これで位置調整と緩み止めになる。でもクラッシュワッシャーの外周部の立ち上がりのおかげでぱっと見にはOリングが入っているようにみえない。クラッシュワッシャーをクラッシュさせずに使うという、見る人が見たら笑われてしまいそうな使い方だけど、Oリング丸見えより全然良い。

いいね、いいね、いいね〜。このちょっとねじれた四つ又のフラッシュハイダー。M4A1 カービン標準のコンペンセイターより短いというのもグッド。

短いM4を作ろう(8)

ショートライフル作るぞ。

連載目次 (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9)

  • 東京マルイ M4A1 カービン
  • MADBULL AIRSOFT DANIEL DEFENSE AR15 Lite RAS/Kit 4 inch
  • SAA M4/M16 ダミーガスチューブ 13.5cm
  • LayLax F.Factory M4シリーズ アウターバレル調整シムリングセット

MADBULL AIRSOFT DANIEL DEFENSE AR15 Lite RAS/Kit 4 inch

MADBULL AIRSOFT社がダニエルディフェンス社のライセンスのもとで作った4インチのショートハンドガード。実は、このハンドガードに一目惚れして、このハンドガードを使ったガスブロライフルが欲しくなって始めたのがこのM4ショート化計画。

最近のハンドガードは上面以外が M-LOK か KeyMod でスルスルしてるのが流行りのようだけど、わたしは断然4面ピカティニーレールのハンドガードが好き。このゴツゴツとした見た目がたまらんですよ。その中でも6本のボルトでガッチリ固定する独特な外観のダニエルディフェンス社の RIS II はもうサイコ〜。こいつを見てるだけでご飯3杯食える。さあ、いよいよ本命中の本命、ここまでの苦労はこのためにあった。さあハンドガードを組み込むぞぉ

ところで。

このハンドガードキットは『東京マルイ スタンダード電動ガン用』です。

果たして東京マルイ ガスブローバック M4A1カービンに取り付けできるのか?

ハンドガードの適合において重要なのがアウターバレルとアッパーフレームとハンドガードの3つを結合する「バレルナット」の形状。一般的にバレルナットはハンドガードの付属品なのでハンドガードとの結合は問題ない(このハンドガードにもバレルナットが付属している)。あとはアウターバレルとアッパーフレームを結合できるかどうかが問題になる。

気をつけるのは次の2点

  • 【アッパーフレームのネジ山】東京マルイはミリ規格で、実銃系はインチ規格。東京マルイ純正のアッパーフレームを使うならミリ規格のバレルナットが付属するハンドガードを購入する必要がある。
  • 【バレル根元の円盤状の出っ張り】東京マルイMWS系は狭く、東京マルイ電ガンやその他実銃系は広い。つまり、東京マルイMWS純正のアウターバレルを使うならバレルがすっぽ抜けないようにバレルナットの穴を狭くするバレルガイドとかバレルナットアダプターとか呼ばれるリング状部品が別途必要、実銃系の出っ張りが大きなアウターバレルを使うなら不要。

さて、一目惚れしたこのハンドガードのバレルナットはどうなのか。

東京マルイのスタンダード電動ガン用ってことはネジ規格はミリ規格のはずで、それなら東京マルイのガスブロMWSも同じミリ規格だから適合するはず。東京マルイのスタンダード電動ガンは実銃系と同じ根元の出っ張りが広いアウターバレルが使われていて、今回使うアウターバレルも同じく根元の出っ張りが広い実銃系サイズだからアダプター不要で問題ないはず。

おそらくこのハンドガードはアウターバレルとインナーバレルが付属していてこれがスタンダード電ガン用だからスタンダード電ガン用と書いてるだけで、肝心なバレルナット自体は東京マルイ MWSにも使えるはずだ、はずだ、はずだ、はずだ・・・と強い期待を込めてポチッとなあ!!届いたぞ。

ドキドキしながら、ハンドガード基部、バレルナット、ハンドガードを軽く固定してみると・・・・

チャラーン! 大丈夫でした。予想通り、付属のアウターバレルとインナーバレルがスタンダード電ガン用というだけで、バレルナット/ハンドガードは東京マルイ ガスブロ MWS にも使えます。しかもこれ用に購入したアウターバレルは実銃系の出っ張りが広いタイプだからバレルガイドも不要。いえーい、ラッキー。

SAA M4/M16 ダミーガスチューブ 13.5cm

実物のピストルは、発射時に弾丸から発生する爆圧で真後ろにあるボルトを後ろへ吹き飛ばしてその勢いで空薬莢の排出から次弾装填までの一連の動作を実行する(自動拳銃、オートピストル)。ただし銃身の長いライフル銃でそれをすると弾丸がまだ銃身の中を通過している最中にボルトの後退が始まり、その衝撃で銃口が動いてしまい狙いが定まらない。そこで、銃口に近いところに穴を開けてそこから金属チューブで爆圧を後方へ導く。これでボルトが後退し始めるタイミングを遅らせることができる。爆圧を銃口付近から後方のボルトへ導く管がガスチューブ・・・なのでエアガンではまったく不要な部品。そのためエアガンではそれっぽいただの金属棒が刺さってるだけです。でも、重要。なぜなら雰囲気って重要だから。

さて、今回は短ーいバレルを使うのでそれに合わせて13.5cmの短ーいガスチューブ(という名のただの金属棒)を購入。

これを取り付けようとハンドガードを見たら・・・実銃用に転用できないようにするためなのかハンドガード基部とハンドガード本体のガスチューブを通す穴が両方ともふさがってる!!!

実際、ハンドガード基部の穴が塞がってるのは、ネットショップの商品写真を見た時点で想定してたから、穴あけりゃいいと思って金工ドリルを買っておいたんだけど。まさかハンドガード本体側もふさがってたとは。これは想定外。ちょっとドリルで穴開けるのは無理そうなので方針転換。

ハンドガード基部はアッパーフレームとの位置合わせ用に付属している短い金属棒をそのまま使い、ハンドガードの奥の方にちょうどいい段差があったのでガスチューブ(という短い金属棒)はさらに短く切ってここにひっかけることにした。ガスチューブが繋がってない部分は幸いにも外からは見えないので大丈夫。段差に乗っけるとガスチューブが穴位置よりほんのちょっと上にズレてしまうけどこの程度のズレは誰も気づかないはず。

いでよ、金ノコぉ! 切れろ、ステンレス棒!

ナ〜イス

ハンドガード基部の位置合わせ用に付属している短い棒にも問題が

位置固定用の棒が少し長くてアッパーフレームとハンドガード基部の間に隙間ができてしまう。1mmくらい短くする。

いでよ、金ヤスリぃ! 短くなれ、アルミ棒!

ナ〜イス

アッパーフレームのピカティニーレールとハンドガード上面のピカティニーレールがきれいに繋がるためのハンドガードの前後位置をおおまかに確認する。ピカティニーレールの凸凹はそれぞれ約5mm幅(凸が5.2mm/凹が4.8mm)になっているが、ハンドガード後端の凸だけはほんのちょっと幅が狭くなっていて前後位置の調整余地になっている。

バレルナットを使わずにハンドガードを軽く組み立てて、アウターバレルに挿し込む。アッパーフレームとハンドガードをピッタリくっつけた状態で定規をあててアッパーフレーム後端のミゾからハンドガード先端のミゾまで長さを測ると20mm間隔にしては0.5mmほど短い。つまり、アッパーフレームとハンドガードとの間に0.5mmくらいの隙間を作るとピカティニーレールとしての連続性がピッタリコンの位置のようだ。

念のために、別の方法でも確認もしておく。M4A1 カービンには長くて真っ直ぐにレールを挟み込むおあつらえ向きのパーツが付属している。

アッパーフレームとハンドガードにまたがるようにキャリングハンドルを取り付けて、キャリングハンドルを前方へ寄せる(シャフトを前側の凸に当てる)。ハンドガードをアッパーフレームへ寄せる(シャフトを前側の凸に当てる)。この状態で隙間を測るとやはり 0.5mmくらい。

とはいえ、フレームからハンドガードにまたがるように何かを取り付けることはあまり考えられない(テイクダウンが面倒になる)から、ピカティニーレールとしての連続性はそんな気にしなくていいんだけどね。

つぎに、テイクダウンに必要な隙間を確認する。このハンドガードは、アッパーフレームにピッタリくっつけちゃうとテイクダウンのときに回転軸付近でロアフレームにぶつかってしまう。ハンドガードを手で押さえながらテイクダウン動作を繰り返して必要な隙間の大きさを観察すると、ある程度開くためには1mmくらいの隙間が必要っぽい。

完全に開くようにするには2mm以上必要そうだけど、あまり隙間が大きいとカッコ悪いので、隙間は1mmくらいにすることにした。1mmの隙間なら上面のピカティニーレールの連続性にも問題ない。ハンドガードとアッパーフレームのスキマ調整に結論が出たので、実際にセッティングしていく。

このハンドガードは、バレルナットをハンドガード基部とハンドガード本体で挟み込む3パーツ構成になっている。組み合わせるとハンドガード基部とハンドガード本体との間にわずかな隙間ができることからわかるように、バレルナットはハンドガードの中でピッチリ挟み込まれてグラグラしない。

バレルナットはハンドガードの中でがっちり固定される。

バレルナットはハンドガードの中でガッチリ固定されているから、バレルナットを緩めに締めればハンドガードは前方に、キツく締めれば後方に、とハンドガードの前後位置はバレルナットの締め終わりの位置で決まるわけだ。

しかしバレルナットは、アウターバレルをアッパーフレームにガッチリ押さえつける役目があるのでハンドガードの前後位置調整のために勝手に緩いまま終わりにするわけにはいかない。ギッチリ最後まで締めないといかん。つまり、ぎっちり最後まで締め終わる位置を微調整する何かが必要。

LayLax F.Factory M4シリーズ アウターバレル調整シムリングセット

バレルナットの締め終わり位置を微調整するためのスペーサー。0.1mm、0.3mm、0.5mm と厚みの異なる3種類のスペーサーが3枚ずつセットになってる LayLax F.Factory M4シリーズ アウターバレル調整シムリングセットを購入。

これを挟むとアウターバレル根元の円盤状の出っ張りが分厚くなるので、結果としてバレルナットの締め込み完了位置が前方へズレる。

ハンドガード基部に位置合わせ用のアルミ棒を挿してバレルに通してアッパーフレームにセットする。まずはシムリングなしでバレルナットを締め込んでみる。バレルナットに空けられている穴から覗くと、この時点でバレルとの間に1mmくらいの隙間ができている。バレルナットをぎゅっと締めてもアウターバレルに届いてなくて押し付けられてない。

この隙間を埋めるのに1mmくらいのシムリングが必要で、そこから1mmくらいハンドガードを前方へズラしたいのでので、合計2mm分のシムリングを重ねたところにバレルナットをギュッと締めて「ハンドガードとアッパーフレームとの隙間」「テイクダウン時の開き具合」のバランスを見る。2つのバランスが納得いくまでシムを増やしたり減らしたりして調整する。最終的に 0.5mmシム3枚+0.3mmシム1枚になった。

バレルナットの前後位置調整が済んだら、ハンドガードを6本のボルトで仮固定。そして「アッパーフレームとハンドガードの隙間」と「テイクダウン時の開き具合」のバランスを最終確認。納得。

このあとも調整でハンドガードを付け外しなきゃならんので、固定ボルトは仮締めのままにしとく。

ここでロアフレームと結合して、BB弾を試射して確認。ホップ、インナーバレルとエアガンにとって重要なパーツを交換してるので、まともに飛んでくれるのかどうかドキドキ。