スマート家電

スマートロックはソニー系のQrio Lock、ロボット掃除機はパナソニックのルーロとiRobotのルンバ、スマートリモコンとスマート照明はソフトバンク系のプラススタイル・・・などといろいろ使ってたんだけど、どいつもこいつも製品ラインナップがしょぼくて、スマート家電の醍醐味である連携もしょぼい。結果、スマホにはスマート家電コントロールアプリがずらりと並んで全然スマートじゃない。あげくには、どいつもこいつも事業撤退とか倒産とかしやがるもんだから、いまや音楽教室はスマート家電の墓場と化している。
さて去年新築した事務所では心機一転、製品ラインナップが豊富で機器間連携が楽しめそうなスイッチボット社のスマート家電でそろえることにした。もちろんこいつらのインターネット接続にはゲスト用Wi-Fiを使ってメインのネットワークから隔離しとくよぉん。
今回は、事務所を涼しく保つオートメーション設計で遊んでみたよ。
涼しく保つのは大事よ
事務所って人がいるのは平日の8:45から17:45までの8時間だけ。平日でも16時間は無人だし、土日祝日は24時間無人になる。なんと1週間のうち80%近い時間が無人なのだ。これほど無人の時間が長いと、梅雨時や夏場は放っておくと室内はとんでもない高温高湿になって書庫の本や書類のカビ、内装の傷みやIT機器の故障が心配になる。そんなことよりなにより資材倉庫に保管しているプラスチック材料や金属材料が心配だ。心配だ。チョーシンパイダァアぁ


では、スイッチボット製品を使って夏期に室温管理するオートメーションを作ってみよう。使うのは温度・湿度・照度センサーが付いている赤外線リモコン「ハブ2」。

スマホのスイッチボットアプリで
- 室温が28℃を超えたら冷房をオン
- 室温が26℃を下回ったらエアコンをオフ
この2つのオートメーションを作った。簡単ジャーン。
ところが、まもなくしてエアコン停止のオートメーションに問題が発覚。
- 問題点1.業務中はエアコンつけっぱなしにしておきたいのに室温が26℃になるとオートメーション[エアコン停止]が発動してしまう。手動で冷房オンにしてもまたすぐにエアコン停止が発動してしまう。くやしい、くやしいのぉ。
- 問題点2.室温が26℃前後になる季節にはオートメーション[エアコン停止]が無駄に何度も発動してしまう。エアコン使ってないのに室温が26℃以下になるたびにオートメーション[エアコン停止]が連発される。ウザい。ウザいのぉ。
くやしさを克服
くやしいのをくやしくなくするためには、オートメーション[エアコン停止]の発動条件に「無人なら」という条件を追加すればいい。スイッチボット製品で人の有無を調べるには、人感センサーの反応、照明の点灯状態、玄関の施錠状態・・・いくつか方法がある。スイッチボットの人感センサーは「動体検知」なので人がいても動きがないと無人と誤判定される可能性がある。そこで今回は
- 応接室のオートメーション[エアコン停止]の発動条件に「天井照明が消えている」を追加
- 執務室のオートメーション[エアコン停止]の発動条件に「玄関が施錠されている」を追加
こんな感じで部屋の電気が消えてるとか玄関の鍵がかかっているとか他のスイッチボット製品の状態を利用して無人かどうかを判定することにした。これで人がいる時に人の意思に反して勝手にエアコン止められることがなくなるはず。うれしい。たのしい。
ウザさを克服
ウザいのをウザくなくするためには、オートメーションに「6月1日から9月30日まで」みたいな有効期間を設定すれば・・・と思ったけどスイッチボットは「xxxx年xx月xx日からxxxx年xx月xx日まで」はできるけど「毎年xx月xx日からxx月xx日まで」っていう設定はできない。くやしい、くやしいのぉ。他の方法を考える。ChatGPTやGeminiに相談するも、スイッチボット製品のマニュアルをあまり読んでないみたいで存在しない設定項目とか使えないアイディアをいろいろ提案してくる。やはり言語生成AIってそれっぽい会話を生成してるだけなんだなと実感。
あれこれ頭をひねって、ひねり出したのがオートメーションを2つ、シーンを1つ作る以下の方法
- 「28℃を超えた場合、オートメーション[エアコン停止]を有効化と冷房オンの2つを実行する」というオートメーション[冷房オン]を作る。
- 「オートメーション[エアコン停止]を無効化とエアコン停止の2つを実行する」というシーン[エアコン停止]を作る。
- 「26℃を下回り&玄関が施錠されている場合、シーン[エアコン停止]を実行する」というオートメーション[エアコン停止]を作る。



「シーン」というのは「オートメーション」から発動条件をなくしたみたいなもの。実行することだけを登録して、手動で実行したり他のオートメーションやシーンから呼び出して実行する。
これによって
- 室温が28℃を超えるとオートメーション[冷房オン]が発動し、冷房がオンになると同時にオートメーション[エアコン停止]が有効になる。
- 無人の状態で室温が26℃を下回るとオートメーション[エアコン停止]が発動し、シーン[エアコン停止]が実行される。
- シーン[エアコン停止]によって、エアコンが停止すると同時にオートメーション[エアコン停止]が無効になる。
- 1.に戻る
室温が28℃を超えてオートメーション[冷房オン]が発動しなければオートメーション[エアコン停止]は無効化されてるから発動しないというのがミソ。
結果的に「無人であること」「26℃を下回ったこと」「オートメーション[エアコン停止]が有効であること」の3つ同時成立がオートメーション[エアコン停止]の発動条件になっているから、これで意図せず勝手にエアコンが止められてしまう事態を回避できる。少々アクロバティックで、もっとスマートな方法があるかもしんないけど、これで

スイッチボットが10年も現役はれるとは到底思えないけど。
