MG RGM-79P パワード・ジム

RGM-79P
POWERED GM
E.F.S.F. MASS-PRODUCED MOBILE SUIT CUSTOM TYPE

ガンダムに登場する地球連邦軍側のやられメカの「ジム(RGM-79)」。テレビではまったくいいとこなし、徹底的にやられっぱなし。粗製濫造品扱い。

しかし、その後さまざまなガンダム作品が作られる中で徐々にその地位に変化が。各作品とも主人公はまあ都合上「ガンダム」に乗るとしても、主人公をサポートする仲間とかチームメンバーは一般品のジムに乗らないといけない。んでもってそれなりに活躍させないと物語として広がりが出ないわけだから、ジム大活躍ぅ!!みたいなシーンも作られるようになってきた。

でも、テレビではやられっぱなしでいいとこなしのあのジムが、外伝・スピンオフでは大活躍っていうのも落差ありすぎてちょっとどうかなあという場合には、あれですよ、ガンダム作品で定番の「カスタム機」「バリエーション機」ですね。

というわけで、アムロとシャアが戦った一年戦争では、各地でさまざまなジムのバリエーション機が開発され、活躍していた。という結論になるのは必然。まあ、オモチャ屋さんもその方が売るものが増えてうれしいし。こっちも作らなきゃいけないプラモデルが増えてうれしい・・・たぶん、うれしい、うれしいんじゃないかな。

今回作ったのは「機動戦士ガンダム 0083」というオリジナルビデオアニメに登場したジム。その名も

パワード・ジム

一年戦争が終結して3年後、まだジオン公国の独立をあきらめきれない兵士が各地に潜伏して抵抗を続けている頃に起きた大規模テロ事件を描いたのが「機動戦士ガンダム0083」。物語の冒頭で、登場するジムがこの「パワード・ジム」。旧型のジム改をベースに開発中の高機動ブースターなどを取り付けた次世代モビルスーツ開発の実験機。

背中から肩にかけてかぶさる巨大な推進器。ヒザの大型の・・・なにか。ふくらはぎや足首に増設されたヘリウムコントロールコアらしき・・・なにか。いろいろくっついててゴテゴテしてるのが実験用って感じがして好き。色も実験用って感じだしね。

2002年に発売された「ジム改」をベースに新規パーツを加えて発売されたものなので2016年発売とはいえ基本的には2002年当時のプラモデル技術になっている。20年以上前のマスターグレードってこんな感じだったよなあ。胴体や脚、腕の中はスッカスカだから関節のスキマからチラッと見える中が残念なので、関節の隙間から中が見えちゃうようなアクションポーズはやめて、直立姿勢がいい。

武器には、物語上の歴史ではこの前に出てたジム改の武器に加えて、この物語の主役機ガンダム試作1号機の足首パーツ、このあとに出てくるガンダムmk-!!が使っていたバーズーカも付属してて、モビルスーツ開発の歴史の穴を埋めてる感じがわかる。

2016年バンダイ公式サイト プレミアムバンダイ 限定品として発売


ジム祭り

地球連邦側のやられメカ「ジム」。数あるジムの中でも物語上「一年戦争」と呼ばれる時期に作らせた初期のジムたち、すなわち型式番号「RX-79」のジム。ガンプラのマスターグレードシリーズで、型式番号RGM-79「ジム」とそのバリエーション機を作っていこう。