「シャア博物館」カテゴリーアーカイブ

MG MSM-07S ズゴック

MSM-07S
Z’GOK
PRINCIPALITY OF ZEON CHAR’S CUSTOM TYPE AMPHIBIOUS MOBILE SUIT

MSM-07S

 ジオン公国軍の水陸両用モビルスーツ。腕部のビーム砲と頭部の7門のミサイルランチャーが固定武装。

 北米でガルマ・ザビが戦死した責任を問われてドズル・ザビによって左遷されたシャアが、ドズルの姉キシリア・ザビの配下で前線に復帰した際に搭乗していたのがこのモビルスーツ。シャアが乗っていたのはS型と呼ばれるズゴックの高性能機だが、一説ではある時期以降に生産されたズゴックはすべてS型だったとも。南米にある地球連邦軍地下基地「ジャブロー」への侵攻作戦で登場。ジムを突きの一撃で破壊したシーンは有名。「赤いモビルスーツ・・・シャアか?」「さらにできるようになったな、ガンダム」

 水中用モビルスーツはジャバラ状の腕部/脚部が特徴。プラモデルでもこの部分は上手に再現されていて、腕をしならせるポーズがとれる。まあ、あまり凸凹もないし、これといったギミックもないのでそこそこ簡単に作れる。相変わらず墨入れのみのほぼ素組み派。


 それにしてもカッコいい。やっぱシャア専用はカッコいい。

MG MS-14S ゲルググ[ver.2.0]

MS-14S
GELGOOG
PRINCIPALITY OF ZEON CHAR AZNABLE’S CUSTOMIZE MOBILE SUIT

シャア専用ゲルググ

 赤く塗装したザクに乗り多くの戦果をあげて「赤い彗星」と恐れられたシャア・アズナブル。自分が指揮する隊がたまたま連邦軍の試作モビルスーツを見つけてしまったのがケチの付きはじめ。相手は連邦軍が初めて作ったモビルスーツ、しかも試作品! 楽勝かと思いきや、やたらと頑丈だわ超絶武器を持ってるわで大苦戦。「モビルスーツの性能の差が戦力の絶対的な差でないことを思い知らせてやる」というセリフもむなしく響く。そうこうしてるうちにド素人だったパイロットがちょっとアブナイ電波系パイロットに超絶進化してしまう始末。

 ザク、ズゴックと乗り継いで、3機目の乗機がこの「ゲルググ」。開発完了したばかりの先行量産品の1機をシャア専用に調整したもの。最新鋭機なんだけどね、勝てないんだよね、ガンダムには。アンドロメダなら何隻でも即撃沈できるのにヤマトにだけはどうしても勝てないデスラー総統って感じ?

 ver.1.0と呼ぶべき前作は当時からあまり評判がよくなかった。重厚感があるモビルスーツなんだけど、装甲板がプラスチックの一枚構成なのでどうしても薄っぺらい感じが出てる。特に装甲の厚みを感じさせるはずのスカートや足首付近の装甲断面の表現が弱すぎた。ver.2.0ではそのあたりがかなり改善されていて重モビルスーツという感じが出てる。稼働部分もかなり進化していてカッコいいポーズがとりやすい。ただ、モールド表現がうるさすぎる感じがする。ご丁寧にぜんぶ墨入れしちゃったけど、モールドは墨入れしない方がかえってよかったかも。

手首、指の稼働も十分

ちょっと大きめなシールドも迫力アリ

もちろんナギナタもOK

MG MS-06S ザクII シャア専用機 [Ver.2.0]

MS-06S
ZAKU II
PRINCIPALITY OF ZEON CHAR AZNABLE’S CUSTOMIZE MOBILE SUIT

MS-06S

宇宙戦用ザクII(F型)をベースに安全装置や自動制御装置を排除してその空いたスペースで燃料タンクや推進装置を増強したタイプ。F型と比べて約30%の性能向上がはかられているが安全装置や自動制御装置がないので素人パイロットが乗ってもまともに動かすこともできない。機体性能を限界ギリギリまで引出せる熟練パイロットが使えば、俗にいう『3倍のスピードです!』と言われるほどの動きを見せることができる。シャア・アズナブルが搭乗した機体全体を赤く塗装したタイプが有名。

はい、言わずと知れたいわゆる「シャア専用ザク」です。赤と言えば「専用」という今や日本の文化といっても過言ではない色彩定義。真っ赤なiPodが限定色で発売されたときには「3倍速で再生するかも」とか思ってニヤついた日本人は多いはず。やっぱ赤と言えば「専用」「3倍」でしょう。

アクションポーズがキマる!!

1995年に究極のガンプラを目指して始まった「マスターグレードシリーズ」の第2弾がシャア・ザクで、当時の模型雑誌でたまたま見かけたことで、私のガンプラ熱に火がついた。それまでガンプラというかプラモデル自体にほとんど興味がなかった。ああ、大学院生のころだ。論文書きながらガンプラ作ったなぁ。ちなみにこれは2007年発売の「ver.2.0」。10年間の進化は大きい。当時でさえ「究極だ」と思ったけど、これはスゴイ。なにしろヒザ立ちがキマる!! マシンガンを両手持ちできる!! ver.1.0というべき1995年発売のシャアザクに付属していた武器類も取り付けられるという親切設計なので当時作ったガンプラから武器を外して取り付けてある(腰のシュツルムファウスト)。

ヒザ立ちがキマル!!
後ろ姿もカッコいい

2007年7月