あれは去年の11月だった。帰宅すると段ボールに入った子猫が庭で「ミャ〜オ、ミャ〜オ」。ペット禁止の家訓を死守せんがために外に放置したものの夜通しけなげに鳴き続ける子猫の攻撃に耐えきれず翌朝にはあえなく陥落。結局、我が家には金魚、ネズミ、猫が住むことに。(その時のことの顛末はこの記事)
それが↑コレ
そして半年後、↓コレに成長
デカっ。デカいぞ、お前。あんなに余裕だったケージが、なんか狭そうだな。ネコって半年でこんなデカくなるのか。そのうちトラになるんじゃないのか? ケージ内の棚で寝てると時々落っこちる(笑)。ネコも棚から落ちるのか。
夏だから暑くて昼間はケージの中でゴロゴロ昼寝してることが多いかな。夜になるとがぜん元気が出て「出せー、ここから出せー」って感じで猛アピール開始。人間様が晩ご飯を食べ終わってひと段落ついたところでケージ開放。ここから4、5時間が夜のお散歩タイム。
半年前は死んじゃうんじゃないかと思うくらい弱々しくてヘロヘロしてて、ケージから出してもすぐにヒザの上でゴロニャンだったのに、今じゃ家の中を我が物顔で闊歩してる。「オマエ、オレの給料で買ったエサ食って生きてんだぞ。どっちがエラいのかよく考えろよ。」と心の中でつぶやくオレ。心の中でつぶやいたところでネコには通じないし、声に出しても結局通じないけどな。
ネコが入っちゃいけない部屋のドアは全部閉めてるんだけど問題は台所。セミオープンタイプのキッチンなのでどこからでも進入できる。段ボールを使って簡易的な壁を作っても効果があったのはほんの数日。押し入るわ飛び越えるわであっという間に無意味に。ハァー。ここはオレんちなんだぞ! 住宅ローン完済したから正真正銘オレの家なんだぞ。それなのに、それなのに、オマエのエサだってオレの給料でだな・・・・ハァハァ・・・・だ・か・ら、オレはペット禁止だって言ったんだぁ!!!
とにかく猫ヤロウの態度がデカくなってちっとも言うことをきかなくなったわけで、セミオープンのキッチンへの進入を物理的に防がないといかんことに。それと、長男はアレルギー体質だから長男の部屋はドア閉めておかなきゃいけない、娘の部屋にはネズミがいるからここもドアを閉めておかなきゃいけない、ところが子供部屋にはエアコンがない。ネコが家の中を散歩中も居間のエアコンで子供部屋を涼しくしてあげないといけない。居間の冷気が子供部屋に入るようにしつつ、ネコは侵入できないように何か作らないとイカン。
そうだ、レッツ、日曜大工ぅ〜!!
ネットでいろいろと調べると、メッシュパネルとか呼ばれている金網を使うのがいいみたいだ。みなさん金網と突っ張り棒を組み合わせて壁やドアを作ったりするようだ。フムフム。んじゃオレも作ってみるか。
娘の部屋の引戸。木枠に車輪を埋め込んで内側にメッシュパネルを固定して引戸を作った。3枚引戸なので既存の引戸を全部つけたまま1枚追加できる。もうちょっと幅が狭い方がよかったんだけど市販のメッシュパネルのサイズが決まっちゃってるんでちょっと大きめ。
次は息子の部屋の入口。ここは1枚引戸なのでメッシュパネルで引戸を作っちゃうと既存の引戸を外してどっかに収納しておかないといけない。外した引戸を保管しておくのはジャマ。そこで引戸をそのままにメッシュパネルでドアを作ることにした。メッシュパネルの大きさが入口の幅とほぼピッタリ。引戸だと上下のレールに合わせて車輪を組み込んで、しかも高さをミリ単位で調整しないとキレイにハマらないんだが、ドアは楽だ。楽なのでさらに楽にしようと思ってかなりテキトー。メッシュパネルの下部に板を重ねた凹型の台座を作って小さなキャスターを付けてドア完成。突っ張り棒を立てたら、ドアを何カ所か結束バンドで緩めに縛れば出来上がり。超テキトー。
あとはセミオープンキッチンへの進入防止策だ。まずオープン部分は適当なサイズのメッシュパネルと突っ張り棒を買ってきて結束バンドで縛って完成。メッシュパネルのサイズの関係で上にすき間ができてしまったので、ナイロンネットでふさいだよ。
最後は出入り口部分。ここは息子の部屋と同じようにドアを作ることにした。オープン部分のすき間をナイロンネットでふさいだときに「!」。メッシュパネルって金属棒でできていて重い。しかも既製サイズの種類が少なくて微妙なサイズ調整が難しい。しかしナイロンネットなら軽いし大きさも好きなサイズに切れる。ということで超テキトー工作。
- 角材でちょうどいい大きさの木枠を作る。
- 下に小型キャスターを2個取り付ける。
- U字釘を使ってナイロンネットを木枠に固定する。
- 突っ張り棒と木枠をビニールひもでゆるーく縛る。
以上で完成。ネコ野郎がビニールひもをカジガジして切ってしまったので、下の方は結束バンドに変更したけどね。
メッシュパネルを張っても、すき間からなんとか手を伸ばして大好きなスポンジを奪おうと努力するネコ。