アレは2年前のことだった。それまでオレのお下がりの iPod touch を使って携帯情報端末の便利さを実感したカミさんが「これが外でも使えたら便利なのになぁ」とつぶやいた。つぶやいたと言ってもtwitterじゃない。最近はまぎらわしいよな。居間で iPod touch をいじりながら独り言のように、だ。そしてその独り言には「アンタならなんかいい方法知ってるんでしょ。なんとかしてよ。」という威圧感たっぷりなニュアンスが含まれていたことはオレの心の中にそっとしまっておくことにしよう。
いずれにせよ、外でもインターネットにつながる iPod touch が欲しいなら ガラケーを iPhone に買い替えればいいだけのことなんだが、当時ですらドコモ歴12年と数ヶ月のドコモラバーな我が家は、かたくななまでに iPhone を売らないドコモのドコモらしさに恋していたこともまた事実。
ドコモは iPhone を扱ってなかったんだよ。
そうなると結論は1つ。ドコモのガラケーを使い続けながら、SIMフリーiPhoneにデータ専用SIMカードを突っ込んで「音声はガラケー&通信はiPhone」のいわゆる2台持ちを試すことになった。その時の記事がコレとコレとコレ。
あれから2年。結論からすると「まあ、良かったんじゃないの」。
当時は日本でSIMフリーiPhoneが売ってなかったので10万円もする香港版を輸入したとか、香港版 iPhone 5 はドコモが持ってた3つの周波数(2GHz、1.5GHz、800MHz)のうち2GHz帯しか使えなかったとか、ビミョーな条件があったもののそれでも人柱としては十分な結果を残してくれた。
さてここに来て今度は私の方が妙な状況になってきた。iPod touch のモデルチェンジのペースが遅くなってるのだ。
2007/9:初代
├12ヶ月
2008/9:第二世代
├12ヶ月
2009/9:第三世代
├12ヶ月
2010/9:第四世代
├24ヶ月
2012/9:第五世代
├⁇
当初は iPhone とは電話機能の有無だけが主な違いだったがモデルチェンジを繰り返す中で両者の差は開いてきた。どうやら iPod touch はあくまでも iPod(携帯音楽プレーヤーのブランド)であって携帯情報端末機能付きの最高級 iPod。本格的な携帯情報端末はiPhone/iPadブランドでどうぞ、ということか。
携帯情報端末としてはすっかり iPhone に置いてけぼりを喰らった iPod touch。数世代前の性能だし、それよりなによりオレの iPod touch 5G のバッテリーが限界。満充電から1時間くらいしかもたない。せっかくの機会だからバッテリー交換じゃなくて新型 iPod touch に買い替えようと思ったのに・・・・
オレも iPhone にするか