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こだち第2事務所(4)

自宅教室と別にピアノ教室「こだち」を建てるついでに四畳半の事務室を作ったものの、予想外に社員が増えてしまい、たった4年弱でキャパオーバーに。石橋叩いて渡る性格が裏目に出たものの、持ち前の運の良さで事務所から徒歩3秒のところにアパートの1部屋をゲット。昭和の雰囲気が漂うレトロな室内をがんばってシャレオツオフィスに改造するのだ。という話のたぶん最終話。

パーティションの仕上げ

まずは昭和の生活感漂う台所を隠すためのパーティション。自宅で使わなくなった突っ張り棒とメッシュパネルに、板材やらコルクボードを取り付けてそれなりにできた。

しかし、玄関からは台所の存在が隠せたのでまあいいけど、居室側からはまだ台所の存在を隠しきれてない。メッシュパネルの下半分もなにかで目隠しする必要が。でもこのまま板材を下まで繰り返すのはしつこい感じがしてカッコ悪そう。オシャレ系オフィスにありがちな渋墨塗装系古材風のデカい板を使うか、人工植物(フェイクグリーン)を取り付けるか・・・。試しに100均で小さなフェイクグリーンを買ってきて合わせてみたら良さそうな感じだったので、楽天で大きめのフェイクグリーンをザクっと購入。針金でガシガシ取り付けだ。

 

↑こんな感じに。ちょっとやりすぎた感がなきにしもあらずな感じもしないでもないような気もするような感じだけど。ま、いいでしょう。写真は撮影位置が低いのでフェイクグリーンの存在が目立つけど、立った人間の目の高さからだと目立ちすぎずにちょうどいい感じ・・・・ということで自分を納得させる。最下部はすき間が多くなるんで木箱プリントのダンボール箱を開いたもので目隠し。プリント柄ダンボールです。

デスク!

仕事場の中心になるデスク。いままでは20年前に買った私物の机を使ってもらってた。しかもこの机、買った時は強化ガラス天板という超オシャレ系デスクだったんだけど10年くらい前に天板のガラスが突如粉々に割れるという事件が発生し、ガラスの代わりに木製の板材を買ってきて取り付けて使い続けてきたもの。0年間修理しながら大事に使ってきた机なので思い入れが・・・・ないな。なぜだ?まあいいや。

どうせ新しい社員には机を用意しないといけないので、この機会にこっちのデスクも買ってそろえちゃおう。オフィス家具といえば「オカムラ」だ。追浜は日産自動車の追浜工場で有名だが、オカムラの主力工場だってあるんだぜ。ちなみに音楽教室に常備しているスタッキングチェア40脚もオカムラ製だぜ。地産地消!

ということでオカムラの営業マンに来てもらってカタログあれこれ見ながら選んだデスクがこれ↓

 

大学の研究室用を想定して去年発表された「フレスト」シリーズ。椅子は「バロン」のハイバック。

横並びにするか対向式にするか悩んだ末、真ん中に棚を挟んだ対向式で構成。お隣の家がすぐ近くにあるのでたいした景色が見れるわけじゃないが、片側をベランダに寄せて採光し、反対の室内側はパーティションを取り付けて集中できる環境に。

こんな配置。ちなみに真ん中に写ってるテーブル付きミーティングチェアは、私のデスク。普段は第1事務所にいるので、第2事務所で仕事する用にはノートパソコンで簡単な作業ができればいいと思って邪魔にならないミーティングチェアに。これもオカムラ製。見た目からはわかりにくいが座ってみればネット通販とかで売ってる安物とは一味も二味も違う作りがしっかりしているのがわかる。さすがオカムラ、ちょっとした自慢。

バスルームの入り口

最後に残ったのがバスルームの扉。いかにもバスルームっていう折り戸がどうにも興ざめさせる。

事務所なので風呂やシャワーを使うことは考えてない(そもそもガスを契約してない)。物置部屋として使ってもいいと思ってる。このいかにもバスルームっていう折り戸をどうやって隠すか。

まあすぐに思いつくのは長いのれんみたいなタペストリーみたいなものを垂らしておくってことだよね。おれもそう思って、ガンダムのタペストリーを探して・・・・はっ、いけない、いけない。ついつい amazon や楽天で「ガンダム タペストリー」と検索してしまう自分を戒めながら過ごす毎日。全然仕事が手につかねえ(ウソです、ちゃんと仕事してます>お取引先様)。

ガンダムのタペストリーで頭がいっぱいなそんなある日、近所のホームセンターで良さげなのれんを発見。古い図書館の中が印刷されてる。なんとなくハリーポッターな感じで(ハリーポッター見たことないけど)いいんじゃね?

色が濃いので悪目立ちしてる感じもしないでもないが、バスルーム折り戸に比べりゃ相当良くなった。この奥が風呂場だとはお釈迦様でも気づくまい。

なんとか生活感あふれるアパートを、穴あけとかせずに無理やりオフィスっぽく改造してきた。

  • 照明器具をペンダント型蛍光灯からオフィス風形状のLED照明に
  • パーティションを作って昭和な台所を隠蔽
  • 風呂場のトビラをおしゃれなタペストリーに変更
  • 玄関の鍵をに電子ロックを取り付けてスマホで開閉
  • デスクと椅子をカッコイイ世界のオカムラ製に新調。

これでなんとか仕事場っていう雰囲気になったかな。よし、仕事、仕事。

こだち第2事務所(3)

あふれんばかりの生活感がただよう第2事務所を、賃貸なので穴あけなしでなんとか仕事場っぽく改装しようとする努力を自慢するシリーズ第3話。

前回は玄関横の台所を手作りパーティションで隠してしまえという話。まだ完成してないけど、まあとりあえず隠すっていうとこまではできた。

次は照明器具とカギ。

●照明器具

↓初期設定がこれ。

いや、21世紀ももう三分の一まで来たこの未来世界において、いくら賃貸ワンルームアパートとはいえ、ペンダント型蛍光灯ってどうなのよ。昭和感があふれすぎ。いや、嫌いじゃないよ、こういう昭和感あふれる家も。実際おれの寝室もペンダントだししかも角形。でも、今回は目指しているところが違うので、すみません、交換します。

仕事場になる部屋の照明は、オフィス感を出すために直管蛍光灯的な棒状もしくは四角いデザインがいい。いろいろ物色した結果、

居室は↓コレ

 

 

それから、玄関は↓コレ

最初は居室とお揃いにしようと思ったんだけど、玄関脇のスペースはコーヒーブレイク用の休憩エリアに使おうと思ったんで、デザインを少し柔らかめにしてみた。

うーん、まあ悪くないかな。だいぶアパートっぽさがなくなったと思いたい。

●カギ

これは内装をオフィスっぽくしようって話と少しずれるんだけど、本日のメインイベント。

第2事務所は、俺とカミさんと役員と社員の4人が出入りすることになる。合鍵の数が増えるとその分誰かがカギをなくす確率は高まるし、誰か一人でもカギをなくしたらシリンダ交換して全員分の合鍵を作り直しになってしまう。これはかなり面倒くさい。そこで

「スマートロック」

自動車によくある電子ロックみたいな。手元の電子キーやスマホで鍵の開け閉めができるやつ。あれを買おう。調べてみると選択肢はあまり多くない。あまり深く考えずに日本企業だというだけの理由で Qrio株式会社(ソニーグループ)のスマートロック「Qrio Lock」を買った。「Qrio Lock」は「Qrio Smart Lock」の新型で先月発売になったばかり。Qrio Smart Lockが旧型で、Qrio Lockが新型。商品名が短くなった方が新型というのは珍しいから間違えそう。

取り付けはすごく簡単。サムターン(ドアの室内側についているカギの開け閉めするために回す金具)の形に合わせたアタッチメントを選び、スペーサーを使って高さを合わせて、付属のはがせる両面テープでドアに貼るだけ。

アタッチメントは何種類も付属してるからたいてい大丈夫なんだけど、なぜか第2事務所に使われてる美和ロック社の75PMってタイプ用のアタッチメントは別売り。

↓これ用のアタッチメントは別売り。

まあ、昭和の香りが漂うこのサムターンは最近見かけないもんな。別売りもいたしかたなしか。

取り付けは両面テープ、しかも安定の3M社製はがせる両面テープが付属しているから賃貸でも無問題。貼る部分の油分を中性洗剤とかでよーく洗ってよーく乾かしてがっちり押さえつければOK。

 

取り付けが終わったらスマホに専用アプリをインストールして、Qrio Lockとスマホを関連付けする。これでこのスマホがマスターキーとして登録されて鍵の開け閉めができるようになる。

実際の開閉動作は内蔵のモーターがキュイーンと回ってサムターンを回すという直感的というか原始的な仕組み。実にわかりやすい。わかりやすすぎる。

アプリを起動して【しまっています】ボタンを押せばQrioLockのモーターがキュイーンと動いて鍵が開く。やってみるとすごい未来感があって気持ちイイ。モーターの音もなんとなく未来感があるような気までしてくる。ドアからちょっと離れたところで何度も開け閉めしてニヤニヤ。

 

カギの近くまで来るとスマホを検知して自動でカギが開く「ハンズフリー」設定とか、ドアを閉めると自動的にカギがかかる「オートロック」設定とか便利機能もあるけどそれはオフにした。すぐ近くの第1事務所へ行ったのにハンズフリー機能でうっかり第2事務所のカギが開いちゃってたとかまずいし。スマホも金属キーも事務所に置いたままゴミ捨てで外に出たらオートロック機能で締め出されたとかシャレにならないし。

↓詳しくは公式動画

ちなみに、Qrio Lockを取り付けても今まで通りの金属キーで普通に開け閉めできるし、室内側もQrio Lockのツマミを手で回して開け閉めできる。今まで通りの普通の使い方に影響はないまま、スマートロック機能が追加できるから「スマホの使い方わからん」とか「電子キー意味わからん」という方がいても無問題、そういう人は今まで通り金属キーでの開け閉めできる。

登録したスマホから「合鍵」を作れる。合鍵といってもデータなんだけど、作った合鍵データをカミさんや社員のスマホに登録すればそのスマホからも鍵の開け閉めができるようになる。残念ながらスマホを持ってない人には「Qrio Key」という専用の電子キーが売ってるのでこいつを合鍵登録して渡しておけばいい。

もしスマホやQrio Keyを紛失した人がいてもQrio Lockからその合鍵データの登録を解除すればいいので、シリンダ交換とか全員分の合鍵作り直すとかしないで済むっていうのは気が楽。

 

2進数の恐怖

普段から EXCEL でいろいろと計算させたりチェック作業をしてる人で「10進数から2進数への変換誤差」と聞いて「ああ、はいはい、知ってますよ。それがどうかしました?」という人はこの記事を読む必要はナッシングありません。どうぞ心安らかに日常生活をお過ごしください。

さて、ここからは、EXCELで計算式や関数を活用してるけど、2進数と10進数とか丸め誤差とか言われてもピンとこない方々にお読みいただく部分です。知ってる人には「何をいまさら」って話ですけど、知らない人はこれを読んでる途中で過去に自分が仕事で何かとんでもないことをやらかしてしまってたんじゃないかと背筋がゾクッとするかもしれません。

EXCELで試してみよう

手元にパソコンあったらEXCELを起動しましょう。

あ、EXCELを使いますけど、悪いのはEXCELじゃないです。わたし、日頃からEXCELはクソだとかクソだとかクソだとかクソだとかひどいこと言ってますが、この件についてはEXCELさんも被害者っていえば被害者かな。ま、とりあえずエクスキューズしといたから、あとは言いたい放題言うよ。

EXCELを起動しましたか?

起動したら、A1セルに「0.1」と数字を入力して、B1セルには「=4.9-4.8」という式を入力してください。

入力を確定するとA1セルもB1セルも「0.1」が表示されますね?

ここでA1とB1に違うものが表示されたって人はおっちょこちょいです。このページをそっと閉じてまずは「よくわかるMicrosoft Excel 基礎」とか「すぐわかる はじめて学ぶExcel入門」とかって本を読みましょう。

さて、次にC1セルに『A1セルとB1セルが同じなら「同じ」、違うなら「違う」という文字が出力される』判別式を作ってください。If文を使います。

=IF(A1=B1, “同じ”, “違う”)

さて、A1セルとB1セルは同じだから、C1セルには「同じ」が出力されると思いきや・・・・

「違う」が出力されちゃいました。画面では両方とも同じ0.1なのに、違うという判定になってしまう。これはいったい何が起きてるのか。

D1セルに、A1セル引くB1セルを計算させてみましょう。

0.1 – 0.1 なんだから0になると思いきや

あら? 0.1 引く 0.1 の結果がビミョーにゼロになってない。指数表示だとわかりにくいから小数で表示すると

0.1 よりも 4.9 – 4.8 の答えの方がほんのちょっとだけ大きいってことになってる。

これが、丸め誤差と呼ばれる怪奇現象。

コンピュータは2進法で動いている

ご存知の方が多いと思いますが、コンピュータはあらゆる情報を0と1の組み合わせで記録する機械です。たとえば数値も

10進数の [5] は [101]

10進数の [6] は [110]

10進数の [7] は [111]

みたいに2進数で扱います。

計算も2進法で行われます。たとえば 5 + 7 は、コンピュータの中では2進数に変換されて 101 + 111という2進法の足し算が実行されます。答えは2進数の 1100 で、これを最後に10進数に戻すと 12 になり、答え 12 と表示されます。

10進数を2進数に変換して、2進法で四則演算を実行して、出た答えを10進数に戻す

このとき使われる数値がみな整数であれば10進数←→2進数の変換にまったく問題は起きないんだけど、小数が関係すると問題が起きる可能性が出てくる。たとえば10進数の「0.1」を2進数に変換しようとすると

0.00011001100110011001(1001)・・・・・・

と循環小数になってしまう。このときコンピュータは所定の桁数で丸めてしまうので、誤差が発生。2進数の0.00011001100110011001を10進数に戻すと

0.09999942779541016

で 0.1 には戻らない。

同様に

10進数の「4.9」は2進数で「100.11100110011001100110(0110)・・・・・」

10進数の「4.8」は2進数で「100.11001100110011001100(1100)・・・・・」

なので所定の桁数で丸められ、4.9 – 4.8 の計算結果は丸めた数値同士の引き算になるので、計算結果に誤差が発生する。そのため 4.9 – 4.8 の計算結果が 0.1 と微妙に違うという結果になってしまう。とまあそういうことらしい。

EXCELはその涙ぐましい努力によって画面の見た目では A1セルもB1セルも同じ0.1を表示してくれてるものの、実際の情報は誤差を含んだ状態でしか記録できていない。その結果、同じはずの2つの結果が違うということになる。

IF文とかで計算結果の比較したことある?

小数が関係する計算は誤差が含まれる可能性があるので、上記のように比較式に使うと同じはずの数値が、違うと判定されることが起きてしまう。

ここまで読んで、背中に冷たいものを感じた人がいるかもしれない。

大量の計算結果同士を比較してIF文で同じかどうか判別して集計に使ったりしたことがある人、あの時の集計結果は本当に正しかったのだろうか?

いやーっ