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相関関係と因果関係

【学歴・収入で子に学力差=勉強習慣、親の関与も影響―学力テストで分析・文科省】時事通信3月28日(金)

両親の学歴や世帯収入が高いほど子どもの学力も高い傾向にある一方、家庭環境にかかわらず宿題をする子も学力が高いことが、昨年4月の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)を基に実施した文部科学省の委託研究で28日、分かった。収入が増えるにつれ塾代などの学校外教育費支出が多くなり、子どもの正答率も高まった。
経済力など家庭状況と子どもの学力との関係を全国規模で調べたのは初めて。親が子どもに本や新聞を読むよう勧めたり、読み聞かせしたりすることも学力に強く影響していた。

こういう記事に「親の学歴や経済力がこどもの学力を左右するのはおかしい。家庭間の経済格差を縮めるべき」なんていうコメントがでてくるんだけど、それって相関関係と因果関係をごちゃまぜにしちゃってると思うの。だって、たとえば明日から日本中のすべての親に博士号を授与して年間400万円現金給付したらそれでこどもたちの学力が向上する?しないよ。ゴールド免許を持ってる人と交通違反・事故の発生率に相関関係があったからって、運転者全員にゴールド免許をあげちゃえば交通違反・事故が激減する?しないよ。因果が逆なんだよ、逆。

× 運転者にゴールド免許を渡せば、交通違反・事故が減る。

○ 交通違反・事故を減らせば、ゴールド免許所有者が増える。

× 親に学歴・経済力を与えれば、こどもの学力が高まる。

○ こどもの学力を高めれば、学歴・経済力が高い大人が増える。

親の学歴・経済力とこどもの学力に相関関係があったという調査結果をどう解釈するかってことだと思うんだけど、それは親の学歴・経済力が高いとこどもの学力が向上する傾向があるんじゃなくて、学力の高い子どもは大人になると学歴・経済力が高くなる傾向があると解釈するのが自然なんじゃないの?

だいたいにして、記事中に『家庭環境にかかわらず宿題をする子も学力が高い』『親が子どもに本や新聞を読むよう勧めたり、読み聞かせしたりすることも学力に強く影響』と書いてあるし、元ネタをたどっていくと他にも

  • 規則正しい生活習慣(朝食を毎日食べている。毎日ほぼ同じ時刻に就寝・起床)
  • 読書活動(親が本や新聞を読むようすすめている。小さい頃に絵本の読み聞かせをしている)
  • コミュニケーション(親子で勉強や成績の会話をする)
  • 保護者自身の行動(授業参観、運動会など学校行事に参加)
  • 学習習慣(家で自ら計画を立てて勉強し、宿題をする)
  • 学校での学習指導(自分の考えを発表する機会がある)

といった環境の児童は学力上位に入ってくると書いてある。ほら、そこでしょ、そこなんでしょ、そこなんじゃないの「因」は。なんでこういうことは触れずに、親の学歴・経済力との相関関係にだけ注目してしかも『学歴・収入で子に学力差』なんていうねじれた因果関係を示すのかな。もしかしてこの記者わかっててわざと書いてんのか?わざとだとしたら気に食わんな。

と思ってたらNHKニュースでもやってた。『家庭環境にかかわらず宿題をする子も学力が高い』って言ってんのに、なんで親の経済格差を解消することが必要ってことになるんだよ。躾や教育ができない親にいくら学位や金をあげたって何も変わんないってば。

【学歴・収入で子に学力差=勉強習慣、親の関与も影響】ってタイトルは変だと思う。

【生活習慣で子に学力差=将来の学歴・収入にも影響】とか書いておいてほしいと思うわ。

おひとりさまツングル

第2教室の開校を前にして、時間を見つけてはいろいろと荷物の運び込みをやってる。今日はいただきもののコートハンガーが届いたので運び込んだ。ホールの控室に置いておくのだ。

コートハンガーシングル
コートハンガーシングル

段ボール2箱で届いたので、娘といっしょに運び込んで現地で組み立て開始。と思った矢先に娘が

「コートハンガー『ツ』ングルってなに?」

と聞いてきた。はーっと深いため息。これが幼稚園児だったらかわいい娘よのぉと目尻を下げるとこなんだが・・・もう間もなく小学校5年生になろうというのに・・・「ツ」ングル。

「アホか、オマエは。シングルだよ、し・ん・ぐ・る! んなことも知らんのか」

「知ってるよ! でも、つんぐるって書いてあるんだもん!」

コートハンガーツングル
コートハンガーツングル

つんぐる!!

第2教室

前回の投稿が去年の年末。それからあっという間にもう3月。ここ数ヶ月は久々に死ぬかと思うくらい仕事が忙しかった。仕事がいっぱいあるってことはいいことなんだけどね、あまりに多いとちょっと愚痴りたくもなる。

ところで本題なんだが、有限会社久光工房は知る人ぞ知ってるんですが、知らない人は知らない。うん、うん、そりゃ知らない人が知ってたら知らない人じゃないんだから知らない人は知らないのは当たり前だし、知る人が知ってなかったらそりゃ知らない人なんだから知る人が知ってないと変だろうとかそういうくだらないツッコミで何行も無駄に使うほどオマエの人生はヒマなのか?と聞かれると「はい、そのくらいにはヒマです」と答えてしまう。

さっき死ぬほど忙しいと言ったのはウソだったのか、オレ(ガックリ)。

あー、ホントどうでもいいことに関してはサクサクと書けるのに、どうして真面目な記事の原稿は遅々として進まないのだろう。きっとそれはオレが父だからだ、そうだ、きっとそうに違いない。

え? あ、はい、現実逃避してます。原稿の締切りが間近なんで・・・・

おおっ、盛大に話がそれた。有限会社久光工房は知る人ぞ知る、ピアノ教室も経営してるんだぜ。オレはピアノ弾けないけど、カミさんがピアノの先生なんだな。自宅の一室をピアノ教室にしてもう10年以上になる。おかげさまで生徒数はほぼ埋まってる。ところどころ空き時間はあるんだけど、その時間にポコッと入ってくれる生徒さんが来てくれるとは限らなくて、せっかくピアノ習いたいっていう人が来たときに空き時間と合わなくてお断りせざるを得ないこともある。

ということは、この地域にはまだピアノ教室の需要があるってことでしょ。しかもここ数年で大規模マンションや宅地造成が続いていて徐々に若い家族が増えてきている。ピアノ教室の需要はさらに大きくなる可能性大。

そうだ、先生を雇って第2教室を作ろう!

ということで、去年の6月から第2教室の準備を進めていてね、ようやくこの4月に開校できそうな感じ。

教室の名前は「こだち」。とりあえずインターネットサイトも作ったよ

http://codachi.oppama.jp/

音楽ホール「こだち」
音楽ホール「こだち」