あふれんばかりの生活感がただよう第2事務所を、賃貸なので穴あけなしでなんとか仕事場っぽく改装しようとする努力を自慢するシリーズ第3話。
前回は玄関横の台所を手作りパーティションで隠してしまえという話。まだ完成してないけど、まあとりあえず隠すっていうとこまではできた。
次は照明器具とカギ。
●照明器具
↓初期設定がこれ。
いや、21世紀ももう三分の一まで来たこの未来世界において、いくら賃貸ワンルームアパートとはいえ、ペンダント型蛍光灯ってどうなのよ。昭和感があふれすぎ。いや、嫌いじゃないよ、こういう昭和感あふれる家も。実際おれの寝室もペンダントだししかも角形。でも、今回は目指しているところが違うので、すみません、交換します。
仕事場になる部屋の照明は、オフィス感を出すために直管蛍光灯的な棒状もしくは四角いデザインがいい。いろいろ物色した結果、
居室は↓コレ
それから、玄関は↓コレ
最初は居室とお揃いにしようと思ったんだけど、玄関脇のスペースはコーヒーブレイク用の休憩エリアに使おうと思ったんで、デザインを少し柔らかめにしてみた。
うーん、まあ悪くないかな。だいぶアパートっぽさがなくなったと思いたい。
●カギ
これは内装をオフィスっぽくしようって話と少しずれるんだけど、本日のメインイベント。
第2事務所は、俺とカミさんと役員と社員の4人が出入りすることになる。合鍵の数が増えるとその分誰かがカギをなくす確率は高まるし、誰か一人でもカギをなくしたらシリンダ交換して全員分の合鍵を作り直しになってしまう。これはかなり面倒くさい。そこで
「スマートロック」
自動車によくある電子ロックみたいな。手元の電子キーやスマホで鍵の開け閉めができるやつ。あれを買おう。調べてみると選択肢はあまり多くない。あまり深く考えずに日本企業だというだけの理由で Qrio株式会社(ソニーグループ)のスマートロック「Qrio Lock」を買った。「Qrio Lock」は「Qrio Smart Lock」の新型で先月発売になったばかり。Qrio Smart Lockが旧型で、Qrio Lockが新型。商品名が短くなった方が新型というのは珍しいから間違えそう。
取り付けはすごく簡単。サムターン(ドアの室内側についているカギの開け閉めするために回す金具)の形に合わせたアタッチメントを選び、スペーサーを使って高さを合わせて、付属のはがせる両面テープでドアに貼るだけ。
アタッチメントは何種類も付属してるからたいてい大丈夫なんだけど、なぜか第2事務所に使われてる美和ロック社の75PMってタイプ用のアタッチメントは別売り。
↓これ用のアタッチメントは別売り。
まあ、昭和の香りが漂うこのサムターンは最近見かけないもんな。別売りもいたしかたなしか。
取り付けは両面テープ、しかも安定の3M社製はがせる両面テープが付属しているから賃貸でも無問題。貼る部分の油分を中性洗剤とかでよーく洗ってよーく乾かしてがっちり押さえつければOK。
取り付けが終わったらスマホに専用アプリをインストールして、Qrio Lockとスマホを関連付けする。これでこのスマホがマスターキーとして登録されて鍵の開け閉めができるようになる。
実際の開閉動作は内蔵のモーターがキュイーンと回ってサムターンを回すという直感的というか原始的な仕組み。実にわかりやすい。わかりやすすぎる。
アプリを起動して【しまっています】ボタンを押せばQrioLockのモーターがキュイーンと動いて鍵が開く。やってみるとすごい未来感があって気持ちイイ。モーターの音もなんとなく未来感があるような気までしてくる。ドアからちょっと離れたところで何度も開け閉めしてニヤニヤ。
カギの近くまで来るとスマホを検知して自動でカギが開く「ハンズフリー」設定とか、ドアを閉めると自動的にカギがかかる「オートロック」設定とか便利機能もあるけどそれはオフにした。すぐ近くの第1事務所へ行ったのにハンズフリー機能でうっかり第2事務所のカギが開いちゃってたとかまずいし。スマホも金属キーも事務所に置いたままゴミ捨てで外に出たらオートロック機能で締め出されたとかシャレにならないし。
↓詳しくは公式動画
https://youtu.be/5jKdAcjgbTY
ちなみに、Qrio Lockを取り付けても今まで通りの金属キーで普通に開け閉めできるし、室内側もQrio Lockのツマミを手で回して開け閉めできる。今まで通りの普通の使い方に影響はないまま、スマートロック機能が追加できるから「スマホの使い方わからん」とか「電子キー意味わからん」という方がいても無問題、そういう人は今まで通り金属キーでの開け閉めできる。
登録したスマホから「合鍵」を作れる。合鍵といってもデータなんだけど、作った合鍵データをカミさんや社員のスマホに登録すればそのスマホからも鍵の開け閉めができるようになる。残念ながらスマホを持ってない人には「Qrio Key」という専用の電子キーが売ってるのでこいつを合鍵登録して渡しておけばいい。
もしスマホやQrio Keyを紛失した人がいてもQrio Lockからその合鍵データの登録を解除すればいいので、シリンダ交換とか全員分の合鍵作り直すとかしないで済むっていうのは気が楽。