「ガンプラ」カテゴリーアーカイブ

MG MS-06F ザクII ドズル・ザビ専用機 [Ver.2.0]

MS-06F
ZAKU II
PRINCIPALITY OF ZEON DOZLE ZABI USE MOBILE SUIT

DSC01129ザクですよ、ザク。ザクがいないガンダムなんて、ガンダムがいないザクみたいなもんです。ありえないでしょ? ありえないよな、たぶん。

もうあと数年で50歳になろうかという今日この頃。いつまでもガンダム、ガンダムって、もう子どもじゃないんだからいいかげんもっとレベル上げたほうがいいんじゃないか、という心のささやきが聞こえてしまったので流し込み接着剤を買ってみた。それにしても高校生になった息子がすっかりガンプラを卒業してしまいさびしい限りだ。子どもはいつまでも子どもじゃないんだなあと遠い目をしながら子どものようにガンプラを作り続けるオレ、かっこいい父親。

今日のザクはテレビに出てたいわゆるフツーのザク「F型」です。でも、そのふつーのザクをザビ家三男のドズル・ザビ専用にカスタマイズしたという設定の機体。それが「ドズル専用ザク」。MG ザクII ver.2.0 をベースにしたバンダイ直販オンラインショップ「プレミアムバンダイ」での限定販売プラモデル。

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ふつーのザクとの違いは、

  • 肩のトゲトゲがふつーのザクより1本多い
  • しかも両肩がトゲトゲになってる(ふつーのザクは右肩が盾になってる)
  • 手の甲にもトゲトゲがある

とまあ、あちこちトゲトゲしてるのがドズル専用ザクの特徴。

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シャア専用はツノがあって赤いですが、ドズル専用はトゲがあって緑です。本人の軍服がトゲトゲなので、そういうことで。

P1010403このいかにも強そうな感じのオノがまたいい。金の斧ですか、銀の斧ですかとか超越した強くてかっこいい斧。

そして、全身に施された金のエングレービングによる装飾も大きな特徴。

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こんな目立つもので戦争なんてできねえだろとかいう無粋なツッコミをするヤツは赤い彗星にあやまれ。式典での展示が主な仕事なのでこのような派手な飾り付けがされている・・・ということでOKらしい。

金色の装飾部分は付属のエンボス加工シールを貼るんだけど、これが細かくてちぎれやすいから貼り直しがきかない一発勝負。視力も手先も衰えてきたアラフィフにはつらい作業だわ。慎重に位置合わせをしながら貼っていくこと3時間。なんとかできた。

 

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仕上げはいつも通り。ミゾをガンダムマーカー墨入れペンでなぞってメリハリをつけてからクレオスつや消しスプレーをブシューッ! 以上。

ドズル・ザビ専用ザクでした。

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【ザク祭り】マスターグレード(MG)シリーズで 2007 年 4 月にザクIIが ver.2.0 として再登場。多くのバリエーション機体が存在したというアニメの設定をプラモデルとしても再現するために骨格に相当するフレームを再構築し、全てのバリエーションを「ザク共通フレーム」+「バリエーション部品」で作ることができるように考慮されている。これを機にこれまでいくつか発売されていた MG ザクIIが ver.2.0 仕様でリニューアルされたり、新たにザクのバリエーション機が次々と発売された。これらを片っ端から作っていこうというのがザク祭り。

MG MSN-04 サザビー [ver.Ka]

MSN-04
SAZABI
NEO ZEON CHAR AZNABLE’S CUSTOMIZE MOBILE SUIT FOR NEW TYPE

IMG_0758あー、久しぶりにガンプラの話題を書こうとしてるぞ、オレ。ワクワクだ。

サザビーです。

「え、と、あの有名なオークション?」とか言っちゃうニセセレブな人はきっとこんなブログは読んでないでしょう。あれはサザビーズ。スペルも違う。「え、と、あの・・・バッグで有名な!」とか言っちゃうニワカ仕込みの知識で応戦しようとする痛いオレもこんなブログは書いてないでしょう。会社の沿革見たらバッグの会社の方が歴史は古いのか。ふーん。

今日は脱線しないぞ。

一年戦争(いわゆる初代ガンダムね)でジオン公国に勝利した地球連邦はその後ゲリラ戦や内紛を経験しながらも権勢を維持し続け、宇宙に住む人々への差別意識は高まる一方であった。シャアは密かに武装組織「ネオ・ジオン」を立ち上げ、一年戦争から13年後の宇宙世紀0092年に地球連邦政府に戦いを挑んだ。これが映画「逆襲のシャア」。

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映画「逆襲のシャア」で登場するシャアの乗機がこのモビルスーツ「サザビー」。赤い、赤いよ、真っ赤だよ。赤い彗星だよ。

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赤い彗星とか言ってるくせに最初に乗ったモビルスーツがピンク色だったから、お父さんは心配しちゃったんだよ。「ピンクの彗星」とか言われていじめられてるんじゃないかって。でももう大丈夫だね。赤い、赤いよ、真っ赤だよ。

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うん、うん、かっこいいよ。ところで、マスターグレードシリーズでサザビーが出たのはこれで2回目。最初にマスターグレードサザビーが発売されたのは2000年。今回ここで紹介しているのは2013年に発売されたもの。さて同じモビルスーツのプラモデルが13年でどれだけ変わっちゃうのか比較してみましょう。

ドン!

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い、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁあぁっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!

ゼーゼー、ハア、ハア

13年ってすごいわ。両方とも無塗装よ。色塗ってないのよ。形状はほとんど変わってないけど、追加されている適度な凸凹とパーツごとに濃淡をつけた赤を使うことでメリハリが出てる。正確に言えば2000年発売のサザビー(左)は本当にただ組み立てただけで、2013年発売のサザビー(右)は墨入れと仕上げのつや消しスプレーをやってるっていう違いはあるけど。

それにしたってこの違いは衝撃的。

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さらに2013年発売のサザビーには面白いギミックもついてる。

せーの、ドン!

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わかります? 左が普通の状態。全身の装甲がパカパカ開いたのが右の状態。装甲がパカパカ開く理由は勝手に考えてくれ。カッコイイことは正義だ!ただそれだけで俺は満足よ。

パカパカ開いた後ろ姿もステキ。

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くだらない話を書く気にもならないほど美しい、カッコイイ。ホレボレするよ。

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このサザビーには、映画「逆襲のシャア」の製作初期に書かれたイメージ画にだけ登場するロングライフルがオマケ武器として付属する。そうなるとイメージボードと同じポーズで撮ってみたくなる。

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シャア・アズナブル最後の乗機「サザビー」

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MG RX-78-2 ガンダム [ver.3.0]

RX-78-2
GUNDAM
E.F.S.F. PROTOTYPE CLOSE-COMBAT MOBILE SUIT

DSC00723-pはい、みなさん、ガンダムのプラモデル作ってますか? いい大人がガンダムのプラモデルでちゅか? 恥ずかしいですね。オレなら自分の友人にそんなやつがいたら他人のふりするね。だってガンダムのプラモデルだぜ。恥ずかしいからちゃんとガンプラって略せよ、ガンプラって。みなさん、ガンプラ作ってまちゅか? わたしはいい大人になってそんな恥ずかしいもの作ったことがありません。断言します。私は嘘をついたことがない嘘つきですから信じてください。ウソです。

さて、究極のガンプラを標榜して1995年から始まったマスターグレードシリーズでは、数年ごとにその時々の技術や流行を反映したガンダムが発売されてきた。

  • 1995年:ガンダム
  • 2000年:ガンダム ver.1.5
  • 2002年:ガンダム ver.Ka
  • 2005年:ガンダム ver.O.Y.W.
  • 2008年:ガンダム ver.2.0
  • 2013年:ガンダム ver.3.0

今回紹介する ver.3.0 は 2013 年発売。このブログ書いてる時点でのマスターグレード最新版ガンダム。では 2008 年に発売になった ver.2.0 と並べてみましょう。

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メカメカしいのが ver.3.0 でツルツルっとしてる方が ver.2.0。ついでにお背中も拝見。

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メカメカしいのが ver.3.0 でツルツルっとしてる方が ver.2.0。マスターグレードのガンダムを作り慣れてる人はよく知ってると思いますが、一般的に背中にはシールドを取り付ける穴が、お尻の真ん中にはバズーカやビームライフルを取り付ける穴があいてるんですが、ver.3.0 では一見すると穴がありません。しかし今までなら穴が開いているはずの部分のパーツがどんでん返しするようになってます。通常状態では穴があいてませんが取り付けるときにひっくり返すんです。芸が細かいです。芸が細かいの大好きです。

さて↓ ver.2.0 が目指したのがアニメの中に出てきたガンダムだとしたら、

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ver.3.0 が目指したのは↓実物大ガンダム。

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よく似てます。そっくりです。芸能人風に言えばクリソツです。あ、どうでもいいですね。

ガンダムは白、青、赤、黄で塗装されてるけど、実物大ガンダムほど巨大な構造物だと単色の面積が広すぎてノッペリと単調になってしまう。そこで白も微妙に色味が違う3色、青も水色っぽい青と2色、赤も2色を使ってパーツごとに色味を変えて単調にならない工夫がされてます。ver.3.0 でも実物大ガンダムの色分けをそのまま踏襲してます。ただ、プラモデルは小さいですからね、細かく色分けされてるのがちょっとうるさく感じるかも。私はもう慣れたので十分カッコよく見えてるけど。

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細かいところまでよくできてます。本物そっくりです。どっちも本物じゃないけど。これがパチパチと切り取ってパチパチと組み立てて、スジに油性ペンで墨入れするだけで出来上がっちゃうんだから驚き。バンダイ脅威のメカニズム。

さて、ウチの子どもたちのブロマイド

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二人とも可愛かったなぁ。

ところで、ガンダムは物語の終盤で急成長したアムロの操縦技術に追随できるようにと関節部分がマグネットコーティングという手法で改修される。TV では改修前後で外観の変化はなかったけど、実物大ガンダムではヒジ、ヒザ、足首にある関節部の丸い部品が変わったという形で表現することになった。初登場の GREEN TOKYO で展示されていたものは改修前の筒の真ん中に1枚板が入っている(通称 丸一)で、現在ガンダムフロント東京(GFT)に展示されているものは改修後のふさがった筒の形になっている。ver.3.0 ではそのどちらも再現できるように両方のパーツが付属してる。私は衝撃的な初登場の GREEN TOKYO 版を再現することにした。上に載せた我が子のブロマイド写真に写っているマルイチタイプだ。

ちなみに GFT 版(マグネットコーティング改修後)用の部品

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マルイチを埋めたような感じ。ランナーから切り取ってすらないです。はなっから作る気なし。GREEN TOKYO 版でやる気満々。しかし GREEN TOKYO 版を再現するにはちょっと問題が・・・付属のシールでは GREEN TOKTO での展示時が再現できないのだ。たとえば右肩のシンプルな「EFSF」(Earth Federation Space Force)や左肩のシンプルな「WB」(White Base)のロゴマークのシールがなくて、現在 GFT で展示中の実物大ガンダムに貼られているゴテゴテっとしたロゴマークのシールしか付属してない。うーん。しかし、しかし、そこは商売上手なバンダイ様。全身写真をご覧ください。

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バズーカを2本持ってます。市販キットにはバズーカは1本しか付属しません。バズーカが2本あるのは ver.3.0 にあわせて発売されたバンダイ直販限定品「MG 1/100 RX-78-2ガンダムVer.3.0用 拡張セット」を買ったからです。拡張セット 1,500 円です。中身は

  • LEDユニット(胴体に内蔵させて眼を光らせる)
  • ハイパー・バズーカ
  • ビーム・ジャベリン
  • ガンダム・ハンマー
  • 水転写デカール

のセット。この拡張キットに付属している水転写デカールには GREEN TOKYO 版を再現できる各種のロゴマークが入ってるんですね。うーん、この商売上手め。しょうがないので拡張キット買いました。拡張キットを買うとバズーカも1本付いてくるので合計2本になってしまいます。バズーカ2本もあってどうすんだと言われますと、2本持たせればア・バオア・クーでの最終決戦仕様ができあがりです。

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キット付属のシールだと GREEN TOKYO 版が作れないという残念仕様。水転写デカールは GREEN TOKYO, GFT, RG の3パターンが再現できるようにいろんなデザインのデカールがてんこ盛り。ということで GREEN TOKYO 版を再現したい人は拡張キットを買わないと・・・と思って拡張キット買った人は私も含めて多いよな。で、そういう人たちが一通り買い終わった頃を見計らったように水転写デカールだけの別売りも開始。え?え?オレ、水転写デカール欲しさに拡張キット買ったのに。バンダイの商売上手めぇ。

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