「ガンプラ」カテゴリーアーカイブ

MG 真武者頑駄無 戦国の陣

Shin Musha Gundam

 あー、もうね、単なるネタです。

 その昔、コミックボンボンで連載されていた「プラモ狂四郎」という漫画で主人公が作ったオリジナルプラモ「武者ガンダム」が原典らしい。残念ながらその当時の私はガンプラどころかガンダムにも興味がない哀れな少年だったので詳しいことは知らない。その後いろいろな展開がある中で、プレステ3のぶった切りアクションゲーム「ガンダム無双」(2007年)で再デザインされ名前も新たに「真武者頑駄無」となって登場。切って切って切りまくるゲームにある意味でもっとっもしっくりくるキャラ。

 それが2008年6月にMGとして発売。そりゃ、もう「なんじゃこりゃ?」って感じでしたが、さらに翌年の2009年3月に豪華仕様「真武者頑駄無 戦国の陣」として再登場。黄色の部品は金メッキ部品になり、赤い部品と黒い部品はグロスインジェクション(光沢成形)になってもう全身ツヤっツヤのキラっキラ。さらに専用台座と屏風(!)が付属とくればもう豪華絢爛な節句飾りの完成です。それでも「いやぁ、これはないわ」と思っていた私、その後たまたまオモチャ屋で展示されている完成品を見て心の中でちょっとブレイク。「ウチの五月人形の横に飾ったらしっくりくるかも・・・・ニンマリ」

 ということで発売から1年遅れですが買いましたよ。5月に向けて子供と一緒に作るというのも楽しそうですが、ここは突然の登場で驚かせようと家族に内緒で夜中にコソコソとちょっとずつ作りました。約1ヶ月かけて完成。五月人形の飾り付けといっしょにお披露目。

 ていうかあまりにもしっくりしすぎ。違和感がなさすぎ。もうそのままんま五月人形のセットの一部って感じ。あまりにしっくりきていたのでカミさんがまったく気づかない。「ねえ、これどう?」って聞いて初めて「えーなにこれぇ」と気づく始末。ま、いいけど。

 カミさんが気づかないっていうのはある意味、成功なんじゃないだろか。「うーん、普通のガンダムみたいに青い色が入ってなくて赤と黒で仕上げているところがいいのかもね」とか評論を始めるカミさん。いや、そこまで詳しく突っ込まなくても・・・。

 素体のガンダムは「MG ガンダム ver.OYW」を使っていて部分的に「MG ガンダム ver.Ka」が混じっている感じがする。もともと稼働範囲が広いver.OYWをフレームに使っているからポージングもいろいろ楽しめる。かなりイロモノ系のガンプラだけど思った以上にしっかり作られているので侮りがたい。ガンプラとしてはちょっと高額品だけど、五月人形の追加飾りだと思えば安いもんだ、ハハハハ。

 そろそろ撮影用の小型ブース買おうかな・・・。

MG MS-14S ゲルググ[ver.2.0]

MS-14S
GELGOOG
PRINCIPALITY OF ZEON CHAR AZNABLE’S CUSTOMIZE MOBILE SUIT

シャア専用ゲルググ

 赤く塗装したザクに乗り多くの戦果をあげて「赤い彗星」と恐れられたシャア・アズナブル。自分が指揮する隊がたまたま連邦軍の試作モビルスーツを見つけてしまったのがケチの付きはじめ。相手は連邦軍が初めて作ったモビルスーツ、しかも試作品! 楽勝かと思いきや、やたらと頑丈だわ超絶武器を持ってるわで大苦戦。「モビルスーツの性能の差が戦力の絶対的な差でないことを思い知らせてやる」というセリフもむなしく響く。そうこうしてるうちにド素人だったパイロットがちょっとアブナイ電波系パイロットに超絶進化してしまう始末。

 ザク、ズゴックと乗り継いで、3機目の乗機がこの「ゲルググ」。開発完了したばかりの先行量産品の1機をシャア専用に調整したもの。最新鋭機なんだけどね、勝てないんだよね、ガンダムには。アンドロメダなら何隻でも即撃沈できるのにヤマトにだけはどうしても勝てないデスラー総統って感じ?

 ver.1.0と呼ぶべき前作は当時からあまり評判がよくなかった。重厚感があるモビルスーツなんだけど、装甲板がプラスチックの一枚構成なのでどうしても薄っぺらい感じが出てる。特に装甲の厚みを感じさせるはずのスカートや足首付近の装甲断面の表現が弱すぎた。ver.2.0ではそのあたりがかなり改善されていて重モビルスーツという感じが出てる。稼働部分もかなり進化していてカッコいいポーズがとりやすい。ただ、モールド表現がうるさすぎる感じがする。ご丁寧にぜんぶ墨入れしちゃったけど、モールドは墨入れしない方がかえってよかったかも。

手首、指の稼働も十分

ちょっと大きめなシールドも迫力アリ

もちろんナギナタもOK

MG MS-06S ザクII シャア専用機 [Ver.2.0]

MS-06S
ZAKU II
PRINCIPALITY OF ZEON CHAR AZNABLE’S CUSTOMIZE MOBILE SUIT

MS-06S

宇宙戦用ザクII(F型)をベースに安全装置や自動制御装置を排除してその空いたスペースで燃料タンクや推進装置を増強したタイプ。F型と比べて約30%の性能向上がはかられているが安全装置や自動制御装置がないので素人パイロットが乗ってもまともに動かすこともできない。機体性能を限界ギリギリまで引出せる熟練パイロットが使えば、俗にいう『3倍のスピードです!』と言われるほどの動きを見せることができる。シャア・アズナブルが搭乗した機体全体を赤く塗装したタイプが有名。

はい、言わずと知れたいわゆる「シャア専用ザク」です。赤と言えば「専用」という今や日本の文化といっても過言ではない色彩定義。真っ赤なiPodが限定色で発売されたときには「3倍速で再生するかも」とか思ってニヤついた日本人は多いはず。やっぱ赤と言えば「専用」「3倍」でしょう。

アクションポーズがキマる!!

1995年に究極のガンプラを目指して始まった「マスターグレードシリーズ」の第2弾がシャア・ザクで、当時の模型雑誌でたまたま見かけたことで、私のガンプラ熱に火がついた。それまでガンプラというかプラモデル自体にほとんど興味がなかった。ああ、大学院生のころだ。論文書きながらガンプラ作ったなぁ。ちなみにこれは2007年発売の「ver.2.0」。10年間の進化は大きい。当時でさえ「究極だ」と思ったけど、これはスゴイ。なにしろヒザ立ちがキマる!! マシンガンを両手持ちできる!! ver.1.0というべき1995年発売のシャアザクに付属していた武器類も取り付けられるという親切設計なので当時作ったガンプラから武器を外して取り付けてある(腰のシュツルムファウスト)。

ヒザ立ちがキマル!!
後ろ姿もカッコいい

2007年7月