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Windows Web Server 2008で無線LANを使う

 Webアプリのテスト用にMac miniにWindowsWebServer2008をインストールした。BootCampを使って問題なくインストールは終わったんだけど、ネットワークに繋がらなくてあせった。有線LANならOKなのに無線LANが使えない。んー、ドライバはBootCampでインストールできているんだけどなあ。と悩むこと数十分。ネットで調べるとWindows Serverは初期状態では無線LAN機能がOFFになっているらしい。サーバが無線LAN使うというのはセキュリティ上ちょっと・・・ということなのかな。ま、たいしたことするわけでないので、Windows Serverの無線LAN機能を有効化することにした。

  1. 初期構成タスクで「機能の追加」を選択。機能一覧の中から「ワイヤレスLANサービス」にチェックマークをつけてインストールを実行する。以上

 わざわざ手順を書くほどのこともない作業なんだけど、備忘録として残しておく。

Boot Camp で Mac mini に Windows Web Server 2008 をインストール

 現在開発中のWebアプリがWindows Server上で動くかどうか確認する必要がでてきた。Windows XP上で動くことは確認してるからWindowsServer上でも間違いなく動く。動くという確信はあるものの確証はないし、ぶっつけ本番なんて恐ろしいこともできないので、確認しておこう。

 とはいうものの、Windowsサーバ機がOS込みで数十万円って・・・零細企業には酷だわ。そもそもOSが高いよ。OSだけで188,000円ってなんだよあの値段は(涙)。Mac OS X Serverならクライアント数無制限で53,800円だぞ。

 よく調べたらWindows Web Server 2008っていうのがある。Windows Server 2008をWebサーバの機能だけに限定したやつで定価85,800円。Webアプリを動かすんだからWebサーバの機能だけあれば十分か。店頭でパッケージ販売もしてるから買ってきて手元にある適当なパソコンにインストールできる。しかし機能を削りまくったエディションでもこの値段か。しょうがない、コイツを買ってMac miniにインストールするか。

 さて、AmazonでポチッとやってWindows Web Server 2008は届いたので、Boot Campを使ってMac miniにWindows Web Server 2008をインストールしてみよう。

BootCamp
  1. Mac miniにMac OS X 10.6 snow leopardをクリーンインストール。
  2. Mac OS Xのインストールが終わったら、ソフトウエアアップデートを実行してOSを最新の状態に更新しておく。
  3. Mac OS Xが最新の状態になったらさっさとWindows Web Serverのインストールにとりかかる。
  4. まずはMac OS Xのアプリケーションフォルダの中のユーティリティフォルダの中にある「Boot Campアシスタント」を起動する。
  5. Windows用にハードディスクを分割するんだけど、何GBを割り当てるか聞いてくる。Webアプリのテストだし、32GBもありゃ十分だろう。
  6. ハードディスクの分割が終わったら「WindowsインストールDVDを入れてインストールボタンをクリックしろ」みたいなことを言われるので仰せの通りWindows Web Server 2008のインストールDVDを突っ込んで「インストールを開始」ボタンをクリックする。
  7. するとMacが再起動して、WindowsServerのインストールが始まる。プロダクトキーを入力、インストールのタイプは「フルインストール」
  8. どのハードディスクにインストールするの?って聞いてくるので、さっきBootCampでWindows用に切り分けておいたパーテションを選択する。このときBootCampでFAT32にフォーマットしてあるとインストールできないのでこの画面でNTFSにフォーマットしなおす。
  9. あとは勝手にインストールが進むので終わるまでコーヒーでも飲みながら待つ。
  10. インストールが終わると管理者パスワードを設定しろと言われるのでテキトーに設定。
  11. おおっ、WindowsWebServer2008が起動した。
  12. 続いて、Mac OS X 10.6 snow leopardのインストールDVDを突っ込む。
  13. するとMac OS XインストールDVDに含まれているBootCampインストーラが自動起動してドライバ類をガラガラっとインストールしてくれる。
  14. ドライバのインストールが終わったら再起動。
  15. Windows ServerにインストールされたAppleソフトウエアアップデートを起動して、BootCampドライバ類を最新状態にする。
  16. あとはWindows Updateを繰り返してOSを最新状態にする(これが何度も何度も何度も)。

 ここからは普通のWindows Web Server 2008と同じなので普通にゴニョゴニョっと設定すればいい。なんていうかあっけないほど簡単だった。

 その気になったらWindows用のHDDユーティリティでMac OS X側のパーティションをWindows側にくっつけちゃったら完全なWindowsServer機になりそうな気がする。やらないけど。

 ところで、Windows Server 2008シリーズの中でWebサーバの機能だけに絞り込んだこのエディション。例えば社内LANでWebサーバを立てるために使うとライセンス違反になる。ライセンス条項の中に「インターネットアクセスがある」状態で運用することが定められていて、念のためにマイクロソフトに問い合わせたら『社内イントラネット内に限定されるご利用の場合には、Windows Web Server 2008 をご使用いただくことができません。』とメールで回答された。社内用にWebサーバを運用する目的の場合には他にもいらない機能がごまんと付いた高価なエディションを購入しないといけないんだとさ。なんかMacOS Xでいいじゃん、って気がしてきた。

iPod touchでホントのGPS(5)

 今まではGPS「みたいな」機能で、限られた地域でざっくりとした位置情報しか取得できなかったiPod touchもXGPS300を取り付ければ正確な現在位置の確認ができる。ハイキングやサイクリングのお供にいい感じ。

 さあ、届いたよ、届いたよ、新しいXGPS300が。日本時間土曜日の早朝に成田空港に到着したので今回も月曜まで成田でお預けかと思ったら日曜のお昼に通関許可。成田空港税関ってもしかして土日もやってるのか?

 さて、1号機を壊してしまう前にわかっていたのは以下の通り。

  • 起動するたびに専用アプリをインストールしますか?と聞いてくるので[いいえ]をタップする。
  • 標準インストールされている地図アプリで使える。Motion X GPS Lite(アプリ)もOK。
  • WiFiをOFFにすると現在位置特定が早い。
  • XGPS300の内蔵バッテリは電源スイッチを[GPS]にするとGPSユニット稼働用に、[Power]にするとGPSがOFFになるかわりにiPod touchの追加バッテリとして使える。
  • Voxie(アプリ)でマイクを使ったボイスメモができる。
  • 今のところSkypeに失敗中(第2世代iPod touchならできるらしい)。

 さあ、2号機が到着したのでいろんなGPSアプリで遊んでみよう。

GPSロガー

 GPSで現在位置を確認するだけじゃ面白くない。やっぱGPSといえばGPSロガー。移動経路を記録してくれるGPSロガーを使えばあとでgoogleマップなどに重ねて楽しむとかハイキングやサイクリングの楽しみを増やしてくれる。当然のようにiPhone用GPSロガーアプリもいっぱいある。とりあえず評判が良かったBikeMate LiteとMotionX GPS Liteをダウンロードした。どちらのアプリもiPod touch+XGPS300で問題なく動作している。iPhone用GPSロガーがおもしろいのは移動中にもその場でgoogleマップに経路を重ねて見ることができるところ。そうそう、MotionX GPSには地図のキャッシュ機能がついているので外出先周辺の地図をあらかじめダウンロードしておけばiPod touchがネットにつながってなくても地図表示ができる。ま、詳しい楽しみ方は他のサイトでいろいろ紹介されているのでそっちを探してください。iPhone用GPSロガーを使ったというブログをみると(常に位置情報をとり続けるために)バッテリー消費が激しいという記事がいくつかある。XGPS300はバッテリを内蔵しているので、スクリーンロックや記録間隔を調整するなどアプリ側の工夫次第でバッテリのもちはiPhoneよりも有利になるかもしれない。

電子コンパス(みたいなもの)

 電子コンパスがあると進行方向が上になるように地図を回転させながら表示することができるのでより一層カーナビっぽくなる。残念ながらiPod touchには電子コンパスも内蔵されてないんだけど、GPSを利用して電子コンパス(みたいなこと)ができる。仕組みは単純。GPSを使いながら移動すればどっちの方角に向かって移動中なのかがすぐにわかるっていうだけ。移動中の方角さえわかれば(iPodを進行方向に向かって縦に持っていることを前提にして)その方角が画面の上に向くように地図を回転して表示すればいい。「地図コンパス3G/3GS」っていうアプリがそれ。進行方向が上になるようにgoogleマップを回転しながら表示してくれる。ただし徒歩の場合、GPSによる移動方向の推定は結構ブレるので地図がクルクル動く。GPS計測のブレよりも大きく移動すれば誤差が小さくなるからサイクリングならOK(停車するとダメだけど)。ちなみに新幹線に乗りながら地図コンパスを使ったら笑っちゃうくらいキレイに表示された。方位を知るだけなら(時刻と太陽の向きでわかるだろという突っ込みを無視すれば)MotionX GPSにもGPSコンパスが付いているし、そのまんま「コンパス for 3G (not for 3GS)」というアプリもある。コンパス for 3Gは起動してスタートボタンをタップしてあとは『まっすぐ歩く』。すると今どっちの方角に向かって歩いたのかを画面上に方位磁石の絵で表示してくれるという疑似方位磁石。小ネタとして笑える。

天気予報とかグルメとか

 ウェザーニュースのアプリは[現在地の天気]ボタンがついている。旅行や出張先で明日の天気が知りたいときこの機能を使うと現在位置を入力する手間が省ける。食べログのアプリも便利。[現在位置から探す]を使うと近くにある食べ物屋さんの口コミ情報がズラッとでてくる。出張先でどこか適当に食事したい時にサクッと店を見つけられる。

 疑似GPS機能も十分おもしろいけど、ホントのGPSって精度が高いのでさらに便利だということを実感。