日別アーカイブ: 2025年11月22日

MG RX-78GP02A ガンダム試作2号機 [サイサリス]

RX-78GP02A
GUNDAM GP02A (PHYSALIS)
U.N.T.SPACY PROTOTYPE TACTICAL MOBILE SUIT

一年戦争(ジオン独立戦争)が終戦して3年。ジオン残党兵の一部がまだ地球・宇宙の各地で徹底抗戦を続けていた。ジオン残党との戦闘が続いていることもあり、地球連邦軍は終戦後も新型モビルスーツの開発を継続していた。

宇宙世紀0083年、アナハイムエレクトロニクス社は連邦軍からの要請に応じて大戦中のエースパイロット機である「ガンダム」の名を冠した試作モビルスーツ2機を開発し、テストのためオーストラリアのトリントン基地に納品した。

ところが、到着した試作モビルスーツの1機がジオン残党に強奪される事件が発生。試作モビルスーツを基地に搬入するために駐留していた強襲揚陸艦アルビオンは、事件で生き残った基地所属の新米テストパイロット2名に新たにベテランパイロット3名を加え、強奪されたガンダム試作2号機の奪還作戦の任につくことになった。これがオリジナルビデオ「機動戦士ガンダム 0083」の冒頭。

今回紹介するのは0083の冒頭で強奪されたモビルスーツの方。大きな大きなシールドと、両肩に被さるこれまた大きな大きな推進器が特徴の重モビルスーツ。

シールドの裏にバズーカ砲の前部が取り付けられている。

右肩の裏に取り付けられているバズーカ砲の後部と連結することで大型バズーカ砲になる。これは核弾頭を発射することを想定していて、肩の巨大な推進器は核発射後に爆心地からできるだけ距離をとるためで、巨大なシールドのような装置は核爆発から機体を守るためのもので熱線から防御するための巨大な冷却システムでもある。

1998年に発売されたプラモデル。25年以上も前のプラモデルなので現在の変態技術に比べるといろいろと作りが粗いし、私自身も墨入れ?トップコート?ってな具合だったもんだから、今どきのガンプラと比べるとちょっと厳しい。

それにしてもコロナ禍以降から続くガンプラが買えない状況はもはや異常だ。新商品だけでなく古い商品の再販売ですら予約開始から数分で完売。抽選販売のショップに申し込んでもなかなか当選しない。キャンセル待ちに申し込んでも手に入らない。先日も10年近く前に発売にされたけど買いそびれてた昔のガンプラが久しぶりに再生産が決まった。しかし予約できず、抽選に外れ、キャンセル待ちも回ってこず、また何年後になるかわからない再生産を待たないといけない状況に・・・たぶんそのころには老いが進んでプラモデルが作れるかどうか。

そんな状況を尻目に中国プラモデルメーカーの技術向上がめざましい。ガンプラの設計技術をとことん勉強して、いまのバンダイがガンダム試作2号機を作るならこれくらいのことはやるだろうなという技術はきっちり網羅してる。その上で、なるほどそういう設計もいいねと感心してしまう気合の入った部分もチラホラ。そして買える。とにかくガンプラ買いたくても転売屋にかすめ取られて買えず、定価の倍以上でAmazonやメルカリに出品されてるのを指をくわえて見ているしかないこの状況をなんとかしてほしいものだ。