Mac miniを完全なWindows Server機にする

開発しているWebアプリケーションのWindowsServer上での動作確認用にMac mini (Early2009モデル)にVMWare FusionをインストールしてMacOS XとWindowsServerを同時稼働させてた。けど、パーティションを切ったりWindowsバックアップの動作確認をしたりと考えると、やっぱり完全なWindows Server機として運用するのがいいかも。ということでBootCampを使ってWindows Serverとして使うことにした。以前は、Mac OS XとWindows Serverの選択起動にしてあったんだけど、目的がWindows Serverなので今回は思い切ってMac OS Xを完全に消去して正真正銘のWindows Serverにしてしまうことにした。

方法は簡単。BootCampを使ってWindows Serverをインストールするときにハードディスクを全消去して全部NTFSにフォーマットし直してしまえばいい。これでMacOS Xが完全に消えてなくなる。

  1. Mac mini (Early2009)にMac OS X 10.6 snow leopardをクリーンインストール。
  2. Mac OS Xが起動したらさっさとWindows Web Serverのインストールにとりかかる。
  3. まずはMac OS Xのアプリケーションフォルダの中のユーティリティフォルダの中にある「Boot Campアシスタント」を起動する。
  4. ハードディスクを分割してWindows用のパーティションを作成するんだけど、どうせあとで全消去するのでとりあえず初期値の32GBのまま先に進む。
  5. ハードディスクの分割が終わったら「WindowsインストールDVDを入れてインストールボタンをクリックしろ」みたいなことを言われるので仰せの通りWindows Web Server 2008のインストールDVDを突っ込んで「インストールを開始」ボタンをクリックする。
  6. するとMacが再起動して、WindowsServerのインストールが始まる。プロダクトキーを入力、インストールのタイプは「フルインストール」
  7. どのハードディスクにインストールするの?って聞いてくる。ここで、画面上にはMacOS XがインストールされているパーティションとBootCampアシスタントで作成したWindows用パーティション、その他ちょっとしたパーティションが表示されている。
  8. 表示されているパーティションの1つを選択して[ドライブオプション]をクリックして、パーティションの[削除]を実行する。すべてのパーティションに対して同じ要領で削除を実行してハードディスク全体を1つの[未割り当て領域]にまとめてしまう。ここで未割り当て領域を再度分割してCドライブ、Dドライブなどを作ってもいい。
  9. [未割り当て領域]をNTFS形式でフォーマットする。
  10. これでMacOS Xは跡形もなく消え去りハードディスク全体がWindows用になった。
  11. あとはWindowsServerをインストールしたいパーティションを選択した状態で[次へ]進めば勝手にインストールが進むので終わるまでコーヒーでも飲みながら待つ。
  12. インストールが終わると管理者パスワードを設定しろと言われるのでテキトーに設定すれば、WindowsWebServer2008が起動する。
  13. 続いて、Mac OS X 10.6 snow leopardのインストールDVDを突っ込む。
  14. するとMac OS XインストールDVDに含まれているBootCampインストーラが自動起動してドライバ類をガラガラっとインストールしてくれる。
  15. ドライバのインストールが終わったら再起動。
  16. C:ドライブのProgramFilesにインストールされている[Appleソフトウエアアップデート]を起動して、BootCampドライバ類を最新状態にする。
  17. あとはWindows Updateを繰り返してOSを最新状態にする(これが何度も何度も何度も)。

これでWindowsServerが1台完成。Mac miniはそれなりに性能が良くてそのくせ安くて小型で場所をとらないからテスト機としては十分。いやあ便利だわ。

ストレンヂア

 「十三人の刺客」で「こんなにすごいチャンバラ映画は久しぶりに見た」と書いたら「久しぶりもなにもチャンバラ映画なんてそんなに見てないだろ」と言われた。うーん、そう言われると確かに見てない。ていうか全然見てない。テレビの時代劇をときどき見る程度だ。いや、でも、なんとなく「久しぶりに見た」と言えるなにかすごいチャンバラ映画を見たことがあるような気がするんだよなぁ。なんだったっけかなあ。うーん、なんだっけかなあ。

 で、思い出したよ。アニメだった、ア・ニ・メ。なーんだ、アニメかよ。『ストレンヂア -無皇刃譚-』っていうやつ。ツタヤでDVD借りて久しぶりに見た。

 刀を縛って使えないようにしている風変わりな浪人が、偶然にもある少年を助けたことから、少年の命を狙っている謎の集団との壮絶な戦いに発展していく。ストーリーとしては主人公はなぜ刀を封印しているのかといった部分に多少のドラマ性があるものの全体としては凡庸。でも100分間しかない単発アクション映画であまり凝ったストーリーをやられても困る。いい意味でわかりやすいストーリーだった。まあ、詳しいことは(http://movie.maeda-y.com/movie/00967.htm)を読んでくれ。言いたいことはだいたいここにまとまってる。

 「カウボーイビバップ 天国の扉」をつくった(株)ボンズが制作。天国の扉のアクションもよかったが、6年後のこの作品のアクションもアニメならではのハッタリの効いたすごいチャンバラ映画になってる。ラスボスは金髪西洋人!クライマックスのチャンバラでは剣術に中国拳法とフェンシングが絶妙にミックスされた変則技を次々と繰り出してくる。これがとても新鮮みがあるチャンバラになってる。いやあ、もう手に汗握るチャンバラ映画だったよ。

無知の知

 ポッドキャストでラジオ番組聞いてたら尖閣問題のビデオ流出にからんで社会学者のナントカって人がすっげー偉っそうな態度で言うのよ。

『セキュリティのアーキテクチャがほとんどとられてない』『各パソコンがインターネットにつながっているかどうかなんて実はどうでもよくて、各パソコンがLANでつながっていればあるパソコンに入っているものがぜーんぶ共有して取り出せますよね。取り出せればUSBのチップに入れて取り出せてしまいますので、要するにLANですよね。』『当たり前のことだけども重要な編集素材を使うパソコンっていうのはLANにつながってないんですよ。あたりまえだよね。』(以上、原文まま)

 共有設定さえしなければLANにつながっててもパソコンに入ってるものは取り出せないんだけど・・・と思いつつもまあ重要なデータが入っているパソコンはオフラインやスタンドアローンにしておくというのは重要だわな。でもそれくらいのことを何もこんな偉そーに言わなくてもと思いながら聞いてたんだけど、次の瞬間に

『保安官がずさんだったからすぐ見つかっちゃったけど、これね、IPアドレスからわかっちゃうんでしょ?だったらさハードオフとかに行ってさ、ジャンクのパソコン買ってきてさ、中古のパソコンだよどうせ、わかりゃしないからさ、それにUSB差し込んでさ、送信しちゃったらもう絶対わかんないですよ。』(原文まま)

「もう絶対わかんないですよ」「もう絶対わかんないですよ」「もう絶対わかんないですよ」「もう絶対わかんないですよ」「もう絶対わかんないですよ」「もう絶対わかんないですよ」・・・・・・・(脳内繰り返し)。思わずパソコンに向かって「ズコーっ」って独り言をしてしまった。

 この社会学者という人は全体的に[オレはたいていのことは知ってるんだお前らよく聞けよ]という上から目線の偉そうなしゃべり方をする人なんだけど、この「もう絶対わかんないですよ」の部分の言い方なんてまさに自信たっぷりに偉そうに言うもんだからさ。コーヒー飲んでたら吹いちゃうとこだったよ。いやぁ、あなた、公共の電波でそんな自信たっぷりに大ウソを偉そうに言ってもらっちゃ困るわ・・・・・。無知の知ってね。よく知らないことはよく知らないからコメントしないとかよくわからないとか言った方がいいよ。IPアドレスとパソコンは別々だから。誰のものかわからないパソコンを使ったからといってIPアドレスをごまかすことにはならんのよ。