夜はもっと明るくてもいいんじゃないか?

 電力不足の影響で近所の居酒屋もコンビニも商店街のアーケードも明かりを消して街が暗い。看板の明かりが消えた暗い街だとちょっと一杯飲んで帰るって感じになれない。テレビや新聞では首都圏の飲食店は大打撃を受けてるという。これで失業が増えたらわやだ。みんなでお金を稼いでお金を使って経済活動を続けないと助けられるものも助けられなくなる。

 ふと思ったんだけど夜間の電力には余裕があるよね。Yahoo!のトップページにある電力消費状況のグラフを見ると夜はかなり余っている。だけど商店街は暗くてしんみりしている。アニメに出てきそうな超巨大蓄電池があるわけじゃないから余った電気は使われないまま消えてしまうんだよね。これ、すげーもったいないんじゃないか? 無駄に電気を使えなんて言わないけど、余った電気は貯めておけないんだから停電しないギリギリまで使える電気はきっちり使って経済活動をするのが理想的なのだと思う。少なくとも夜の商店街を見ていると過度な節電をして暗い雰囲気を作ってしまい必要以上に経済を萎縮させている気がする。だからといってみんなが夜間電力を今まで通り使い始めたらやっぱり停電しちゃうのかなぁ。だったら電力不足を予測して「何時から何時まで○○地区で停電」という計画停電だけじゃなく、電力余剰を予測して「何時から何時まで○○地区は節電不要」みたいな電気を無駄に余らせない「計画節電」も実施したらいいじゃないだろか。

 業務時間を昼夜逆転させて夜間の余剰電力でバリバリ仕事して昼間は業務を停止することが可能な会社があるんじゃないかとか、「今夜の八王子は通電だから八王子で飲もうか」とか、そうやって限りある電力を効果的に使い切る工夫もしないと24時間節電、節電だけではこの長丁場はもたない気がする・・・・・なんてこと言ってられるのも冷房が必要になる7月までかもしれないけど。