楽プラで自動車プラモ

コロナの巣篭もり需要ってやつで、ガンプラ作っちゃう人が増えたらしくてガンプラが異常なほど手に入らない。しょうがないんで、最近はガンプラ以外のプラモデルを作ってる。IMSシリーズとかMODEROIDシリーズとか・・・ガンプラが手に入るようになるまでおとなしく仕事してればいいじゃんって気もしないでもないような気もするけど・・・なんだろう、そうまでしてプラモデルを作らなきゃいけないのか?義務なのか?強いられてるのか?うーん、たぶん強いられてる、自分の心に。俺の魂に。ああ、タマシイがオレを呼んでいる!! プラモデルを作ってると嫌なこと全部忘れて無心に過ごせるんだよね。俺の人生の逃げ場所、そう、それがプラモ作り。

ということで、人間が長生きするためには現実逃避が必要なわけでそれがプラモデル作りだっていうならしかたがないわな。関係者のみなさまどうか許してください。

いろいろなプラモデルに手を出してるんだけど、息抜きがてら軽ーく作れる自動車プラモデル「楽プラ」シリーズもお気に入り。自動車のプラモデルって、細かい部品が多くて、なにより「塗装」がめんどくさい。そんなものぐさ太郎な私にも簡単に作れるのがイイ。ざっくりとしたパーツ構成と付属のシールだけで塗装いらず。接着剤も不要でパチパチ組み立てればそれなりに仕上がる超楽ちん。それが「楽プラ」

スケールは1/32。乗用車のプラモデルでは1/24が主流なので小さい。

小さいってことは細かい部品とか省略されてても目立たない。箱から出して部品を並べたらこんな感じ。

パーツはこれだけ。ニッパーで切り取ってパチパチ組み立てるだけなら1時間もかからない。パーツ分けで表現できない細かな色分けは「シール」を使う。塗装不要だからリビングでも作れる。晩酌のお供にうってつけ。金曜の夜はお酒片手に映画見ながらパチパチとプラモ作り。うーん、なんて贅沢な時間でしょうか。

パーツを見ればわかるように、楽プラって組み立てるのは超簡単。実のところ最難関ポイントは「シール貼り」。細かな色分けはシールでやるんだが、このシールが実に正確に作られていて丁寧に貼ればバチっと決まる。でも正確なだけにちょっとでもズレるとガッカリポイントにもなる。

この楽プラシリーズは、最初に一体成形のボディパーツと、これまた一体成形の窓パーツにペタペタとシールを貼っていくのが最初の手順。んでもってこれが一番時間がかかる。慎重に慎重にシール位置を調整して、ここだ!ってなったら今度はパーツの凸凹になじませるように爪楊枝で優しく優しくこすって貼っていく。

ボディと窓パーツにシールを貼り終わったらあとは簡単。パーツを切って説明書通りに組み立てていくだけ。組み立てたら見えなくなるエンジンやトランクルームは最初からない。楽。プラ。

なんと車内はこの1パーツ。正確にはハンドルは別パーツなんだけど、ハンドルを取り付けるだけ。色分けなし黒一色。組み立てちゃうと車内は暗いので真っ黒の方が変に細かい部分が見えなくなっていい感じ。

ダッシュボードのメーター類もこれまたシール。爪楊枝で優しく凸凹になじませてやるとグッといい感じに。下手な塗装するより見栄えがいい。

シールを貼ってハンドルを取り付けたらあとは、展開図っぽくなってるパーツをグイッと折って箱型にしたら、あら、あっという間に車内が完成。

そして、車台に至っては、裏面ツルツル。いさぎよい。

車台にタイヤをつけて、車内のパーツを乗せて、ボディを被せたら完成よ。

金曜の夜は、楽プラで優雅なひとときを。