葉問 序章/イップ・マン 葉問

 ジャッキー・チェン好きです。全盛期の体を張ったアクションは今見ても色あせることがない。ジャッキーをきっかけに香港アクション映画を知ると、こんどは元祖というべきブルース・リーが気になる。ブルース・リーの作品は少ないけど「燃えよドラゴン」を観ればもう十分気分はブルース・リー。アチョー!!

 そのブルース・リーが若かりしころに学んでいたのが「詠春拳」。そしてブルース・リーに詠春拳を指導した師匠がイップ・マン(葉問)。中国語で「葉問」と書いてイップ・マンと読むらしい。映画「葉問 序章」は、のちにブルース・リーの師匠となる葉問の太平洋戦争時代の生活を描いた作品。

 幸せに暮らしていたイップ・マン一家。しかし日中戦争で日本軍が進駐してきて生活は一変。食うや食わず、生きるだけで精一杯の生活に陥る。あんなことやこんなこといろいろあって、最後には自らの信念を貫くために日本軍の指揮官「三浦」と異種格闘技(空手vs詠春拳)をするって話。

 カッコいい!! 主演のドニー・イェンがカッコよすぎですよ。人情に厚く、質素、礼儀正しく、にこやかで謙虚でそれでいてすごい強い、最強、向かう所敵なし! そのくせ美人の奥さんにはまったく頭が上がらない(笑)。もうまさに日本人好みのヒーロー。

 日中戦争時の苦しい生活と日本軍人との対決が物語の中心なので反日映画と受け取られることも多いようだけど、そんな感じはしなかったな。冷戦時代に悪行三昧のロシア人を木っ端微塵にやっつけてたハリウッド映画に比べりゃ十分抑制の利いた描き方だと思う。まあ目の前で日本人の悪行を見せられるのは楽しいものではないけど。というかそんな細けえことは見終わったあとにボーッと考えるくらいで、映画見てる最中はそんなことに思いを巡らせることもないくらいドニー・イェンがカッコいい。メチャメチャ強いっすよ、ドニー・イェン。メチャメチャいい人ですよ、ドニー・イェン。奥さんが美人すぎですよドニー・イェン。

 イップ・マン役のドニー・イェンがあまりにカッコよかったので「葉問 序章」の続編「イップ・マン 葉問」も見た。こっちはイギリス統治下の香港で悪行三昧のイギリス人とイップ・マンが異種格闘技(ボクシングvs詠春拳)することになっちゃう話。構図としては前作と同じだけど悪役が日本人からイギリス人になってるので反日感情が気になる人もこっちなら大丈夫。アポロを殺されてロシア人に復讐するロッキー4みたいな話。っていうかアポロ→サモ・ハン・キンポー、ロッキー→ドニー・イェンで置き換えればそのまんま(笑)。前作と比べるとワイヤーアクションが増えていてちょっと魅力減だし、ボクサーが相手というのもちょっとアレ。同じ異種格闘技とはいえ前作の空手vs詠春拳と比べるとエンターテイメント映画な要素が強く見えちゃう。でもさ、ジャッキー・チェンが年を取って往年のカンフー映画がほとんど見られなくなった中で、久々に血湧き肉踊るカンフー映画に出会えたよ。ドニー・イェン、カッコいいぞ。奥さん役の人が美人すぎるぞ。

今週の東京スカイツリー(10)

 現在は第一、第二展望台の組み立て作業中です。

 展望台は組み立て済み部品の表面にパーツをかぶせていく部分がほとんどで鉄骨構造が少ないから時間のかかる墨入れ作業が少なくてすむ。ということで仕事の合間にショコショコっとやってるとサクサクと進んでいく。


 かなり展望台らしくなってきた。

今週の東京スカイツリー(9)

 難工事の末にようやく第一展望台の下までできあがった。次は第一展望台から第二展望台の部分にとりかかるわけだが、その前にちょっと作業。

 東京スカイツリーのエントランス部分の建築物。パーツ数は非常に少ない。パチパチ切り取ってはめ込んで終わり。なんで透明パーツになってるんだろうと思ったが、台座に仕込まれているイルミネーション用のLED光がきれいに投射されるようにということかな?

 実際の建築物は写真右側。家族旅行の帰りにちょっと寄り道して撮影した。実物は板状の何かひさしのようなものが付いている。うーん、自作するか? いや、面倒くさい。見なかったことにしよう。さあ、下層建築物ができたのでいよいよ第一展望台から第二展望台の部分だ。


 この模型は第一展望台から第二展望台の内部が組み立て済み一体部品になっている。中にはイルミネーション用のLEDや点滅制御用のIC基盤、展望台の周囲を一定の早さで光が回転する「時を刻む光」を再現するための小型モーターなどが仕込まれている。第一展望台から第二展望台にかけての組み立てはこの一体部品の表面にパーツをかぶせていく感じになる。

 まずは第一展望台屋上部と両展望台間の中心部を組み立てた。組み立て説明書によるとこの後は両展望台間の外周骨格、第二展望台、第一展望台という順で組み立てを進めることになる。