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スカーH フラット・ダークアース

神奈川県は全国でも珍しく「エアガン」が青少年の健全な育成に対して有害な物品であると条例で指定されている(猥雑な言い方をすればエロ本と同じ扱い)。そのため神奈川県内のエアガンショップはたとえ保護者同伴であっても18歳未満は入店することすら許されない。当時息子は、エアガンの雑誌を読んで18歳になるその日を指折り数えて待っておったものだ(まあときどき秋葉原のエアガンショップには行ってたけど)。可愛かったのぉ〜(遠い目)。18歳の誕生日に横浜のエアガンショップへ親子で突入。案の定、店員さんに年齢確認でお声がけいただき、息子は自信たっぷりに生徒手帳の生年月日欄を見せて無事入店。可愛かったのぉ〜(遠い目)。

今日のお題の東京マルイ製「スカーH フラット・ダークアース」はそのとき誕生日祝いにわたしが買ってあげた1挺。

息子は愛銃として何度かサバゲーに連れて行ってたが、まもなくコロナ禍に突入、以来エアガンは部屋撃ちする程度。めっきり撃つ機会が減りそして就職が決まり一人暮らしを始めるにあたって重くてデカいこの銃は実家で無期限お預かり品となりましたとさ。

実は、わたしはフラットダークアース(FDE)色の銃は嫌いではないが好きでもない。だからFDE色の銃はひとつも持ってない。そして、長モノのストックは細くて丸いパイプにゴツゴツしたストックがついてて、スコスコって伸び縮みするいわゆるM4系ストックが好きで、スカーのようなパイプがなくてヌルッとした感じのストックはあまり好みじゃない。しかも折りたたみ式ストックも好きじゃない。つまり息子が実家に託したこの銃は多くの点でわたしの好物ではないので、長らく押入れの中で眠ってた。

しかし、いつまで経っても息子がこの銃を引き取りに来る気配がないし、ただ押し入れにしまっておくのももったいないなあと思い・・・・せっかくだからこいつを好き放題いじりまくって私好みに変えてしまおうと決断したわけだ。

フラッシュハイダー&サイレンサー型銃火機能付きトレーサー

まずは黒い箱に入った何かを購入。

黒い箱から出てきたのは、銃口の先端に取り付けるフラッシュハイダーとか呼ばれてるもの。

取り替えると。

先端の形状はほぼそっくりで、後ろ半分がなくなって短くなったような感じだね。銃の全長が短くなっただけで、あんま変わんないね。

うほっ?!

実は、このフラッシュハイダーは、専用のサイレンサーを簡単に付けたり外したりできる取り付けアダプターになってます。専用のサイレンサーをカチャっとはめると

この太くてカッコいいサイレンサーは、夜光塗料を練り込んだプラ玉を発光させて弾道が光って見える「トレーサー機能」と、前面に配置してあるLEDがオレンジ色に光ってまるで本当に銃を撃ってるかのような「火炎機能」が楽しめる Acetech社の「Predator MKIII」です。

エイミングデバイス

さて次はどうするかというと、ライト、レーザー、赤外線などが一体になった照準補助装置(エイミングデバイス)を取り付けることにする。カスタマイズの定番だね。エイミングデバイスはすでにPEQ-15、DBAL-A2、MAWL-C1といろいろ買って他の長モノに取り付けてる。せっかく買うならまだ持ってないタイプがいい。そうすると、手頃に入手できるのは CQBL-1 か NGAL くらい。

CQBL-1 は真ん中に光源があって、スカーのトップレールに取り付けると前方のアイアンサイトを立ち上げたら使えなくなってしまう。消去法で NGALタイプで決定。(実はあとになってDBAL-D2ってのもあることに気づいて・・・まあそのうち買うかな)

これは NGAL タイプのエイミングデバイスのように見えますが、ただの「プラスチック箱」です。スイッチは動かないし中身空っぽなのでLEDもレーザーも出ないただのプラ箱。でも俺の銃じゃないし、プラ箱で十分見栄えはするのでOK。プラ箱万歳。

ホロサイト型ドットサイト

さらに次に出てきた黒い箱はなんでしょうか。

EO Tech社のホロサイト・・・っぽく見える SOTAC社のドットサイト。いわゆる「パチホロ」です。ホロサイトなんて高くて買えないヨ。でも本物のホロサイトを見たことがないので問題ない。パチホロでもドットサイトとしては普通に使えるので問題ない。普通に使えるドットサイトを乗せてあるだけでもありがたいと思え→息子。

マグニファイア

ついでに、セットで付いてきたマグニファイア(拡大レンズ)も取り付けるぜ。セットで安かったからね。

3倍拡大のマグニファイア。使わない時はカチャっと横に倒しておく。意味もなくカチャカチャやって大満足。マグニファイアをカチャカチャしてるだけでご飯3杯いけそうです。

おおっ、なんかカッコよくなってますね。でも、これくらいだと普通かな。いじりたおすんならまだまだこれからでしょう。

分解

さて、次はどうしましょうかね。ということで

分解しました。

バレル延長

あ、それと、スカーHの箱を開けたらバレル(銃身)を長くするパーツが付属してるのを発見。ハイダーをサイレンサーのアダプタに付け替えてバレルが短くなってしまってたからこれに付け替えてバレルを伸ばしたよ。長いバレルの先端にぶっといサイレンサーが付いてる。いいねぇ、好きなバランスだわ。

M4ストックパイプ&リポバッテリー化

閑話休題。本体を分解してなにをするかというと、ヌルッとした感じの、しかもあろうことか折りたたみ式のストックを、私好みの細くて丸いパイプとスコスコっと伸びたり縮んだりするM4風のストックに交換するのである。

東京マルイのスカーHのストックをM4ストックパイプに置き換えるアダプターは調べた限りで2種類売ってた。どちらも電動ガン用にバッテリー配線を本体へ通す穴が空いているし、取り付け方法もよく似てるんだけど、銃本体とアダプターをネジ2本かネジ1本で取り付けるのかという違いが大きい。もともとのスカーHはストック基部と本体が2本のネジで留めてあるので、同じネジ穴で2本で留める「Laylax 東京マルイ 次世代 SCAR用 ストックベース」にした。

この銃は電気モーターで圧縮した空気を使ってプラ玉を飛ばす「電動ガン」なので、銃の中には電気モーター、バッテリー、トリガースイッチなど電気部品や歯車、配線などが詰まってる。そして東京マルイのスカーHではストックの中が「ミニSバッテリー」というバッテリーを収納するスペースになっている。つまりこのストックを交換するということは、単にストックを取り替えるだけでなくて、新しいストックにもバッテリーの格納スペースの確保と、バッテリーと本体をつなぐ配線を引き直す必要があるということ。

これがなかなかめんどくさそう。M4系のストックパイプは細いのでどうがんばってもパイプの中にミニSバッテリーが入らない。そこで、本体からパイプ内部を通ってストックへ配線を出してストック本体にバッテリースペースを作るとか、配線をパイプへ通さず外へ出してそのまま目立たないように前方へ配線してエイミングデバイス風のプラ箱の中をバッテリースペースにするといった方法もある。今回は、バッテリーをミニSバッテリーより半分くらい細い「GIGA TEC EVOリポバッテリー 7.4V/1200mAh ベクター&ストックパイプイン」を使ってM4ストックパイプの中に「バッテリー」「20Aヒューズ」「配線」全部をきれいに収めることをめざす。

ミニSバッテリー(下)とストックパイプインリポバッテリー(上)

そうなるとストックパイプ選びが重要になる。パイプ内部の空間ができるだけ広い必要があるのでショートタイプは絶対ダメ。エアガンショップで良さそうな電動ガン用のM4ストップパイプを物色していたら、パイプ側面に大きく切り欠きを作ってある「LAYLAX ライトウエイト12ポジションM4ストックパイプ(東京マルイ電動ガンスタンダードタイプ)」なるものを発見。ストックパイプの一部を切り欠くことで少しでも収納スペースが広がるのは貴重だ。

コネクターやケーブルの形式やサイズを写真とメモにして電子工作部品のお店へ行って必要な部品を調達。

ヒューズはこれもスペースをとらない小さな「平型ヒューズ」を採用。

電気工作なんて数十年ぶりだ。物置の奥からハンダゴテやらワイヤストリッパーやらを引っ張り出してきて、いざ配線工事開始。

配線自体はそう難しいものではない。本体側のコネクタとバッテリー側のコネクタを+と-を間違えないように繋いで、配線の1本は途中に平型ヒューズを交換可能な形ではさんでおく。ショートしないように熱収縮チューブや絶縁テープで絶縁しておくのも忘れないように。数十年ぶりの電気工作とはいえ、このくらいならホイホイと配線完成。

バッテリーをつないで、ストックパイプの中へスルスルッといい感じで滑り込ませてエンドキャップをねじ止めする。

ネットでは、オリジナルのストックから配線を切り出して流用する方法を紹介しているところもあるけど、わたしは本体内部のコネクターのところから新造したので、オリジナルの配線はそのままだから元に戻すことも簡単。いちおう息子のエアガンだから、簡単に戻せるようにしておいたほうがいいよな。いい父親だ、オレ。

ストック

配線がパイプ内部で完結してるから、ストックは選び放題。もともとのスカーHのストックの印象を残しつつ、私の大好きなゴツゴツした感じのM4系ストックを探そう!

エアガンのネットショップをあちこち見て回って、見つけました。Luth-AR社の「MBA-3 CARBINE BUTTSTOCK」・・・・のレプリカ。

頬付が上下前後に、肩付が前後に位置調整可能。いちいちネジを緩めたり外したりがめんどくさいから1回調整したらもう2度と動かさないだろうけど、この調整できるゴチャゴチャ感がめちゃくちゃかっこいい。下部には20mmレールがあるんで、モノポッドを付けるとさらにかっこいいかも。

おおっ、なかなかいい感じに仕上がってきたぞ。

どんどんやっちゃうぞ。

グレネードランチャー

お次は、こうだ!

グレネードランチャー!! 投擲弾(投げ爆弾)を遠くまで放り投げるために作られた擲弾発射器がグレネードランチャー。直径4cmくらいの爆弾をセットして引き金を引くとボーン!と爆弾が遠くまで飛んでいく武器。

エアガンの場合、そんなデカい玉を打ち出すわけにいかない。擲弾とよく似た形をしたBB弾発射用のカートリッジが販売されている。

これにBB弾を大量に詰めて、発射用のガスも注入する。カートリッジの後ろにあるポチッとなの部分を押すと注入してあるガスが吹き出して詰めてあったBB弾がいっせいにドバッ!!と打ち出される。ド派手なBB弾発射機だ。

買ったのは「FN Mk13 EGLMタイプグレネードランチャー Dark Earth STD Ver.」・・・・のレプリカ。最初のうちはすり合わせが悪くて動きが渋かったけど、バリを削ったり何度かガチャガチャやってるうちにスムーズに動くようになった。

さて、カートリッジをランチャーにセットする。銃身を前方へずらしてグレネード弾をカポッとセットして、銃身を手前に引いてガチャっととめたら準備完了。このガチャ、カポッ、ガチャが気持ちいい。

グレネードランチャーの引き金を引くと、カートリッジ内の液化フロンがいっきに気化して、ボン!っていう音といっしょに気化しきれなかった液が霧状に噴き出す。まるで硝煙のようにも見えて気分があがる!! グレネードランチャーすげえ。

大きな音を出してすみません。ご近所さん。

もういいかげんこれで十分、これ以上何するんだ?ってか、やりすぎなんじゃ?ってとこまできてるような気もするが、まだもう一声いけるんじゃないかな?な?

バイポッド

いろんなパーツをモリモリに取り付けたので、すでに手で持ち上げるのが大変。こんなもんどうやって撃つんだよ。ってくらいに重い。こうなると両手で構えて撃つより地面とか台に置いて撃つのが正解だな・・・となると必要なのはバイポッド。

一般的なバイポッドは銃の下面に取り付けるんだけど、下面はグレネードランチャが付いてるから側面取り付けのバイポッドが必要。ネットショップや実店舗で側面取り付けのバイポットを探したんだけどこれがなかなか見つからない。あるにはあるんだけど、どれも取り付け部分が最近流行りの「M-lok」方式のものばかり。「ピカティニー・レール」方式の側面取り付けバイポッドが見つからない。

探して探して探してようやく発見。「NcSTAR KPM サイドバイポッド」。海外の珍しいエアガン用パーツをいろいろ取り扱ってるショップに1個だけ在庫があった。ラッキー。

ところが下面にぶら下がっているグレネードランチャーが思いのほか横に張り出していて、取り付けがうまくいかない。

そこで、スコープやドットサイトなどの光学機器の取り付け位置をかさ上げするために使う「マウントベース」を両側面に取り付けて少し両側へオフセットさせてサイドバイポッドを取り付けた。ナイスアイディア。

このバイポッドは、ビヨーンと長さを何段階かに調整できるだけじゃなくて、先端部分がコンクリートなど硬い地面用のラバーと土など柔らかい地面用のスパイクにカチャカチャっと切り替えられる!ウヒョーかっこいい。家で使うと床に穴あけちゃうので危険。

スリング&スリングアタッチメント

さて、ここまでの重量物になると、持ち歩くのに両手で持っても重い。肩掛けの紐がないとどうにもならない。肩掛け紐には東京マルイ「クイックアジャスト・ツーポイントスリング コヨーテ・ブラウン」をつけることにした。

スリング後端の取り付けはストックとストックパイプ基部の2箇所にQDスイベルホールがあるので東京マルイ「QDスリングスイベル」を使うことに。取り付けようとして気づいたけど、ストックにあるQD穴はわずかに小さくてマルイのQDスリングスイベルが刺さらない。さすが中華パチモノ。まあストックパイプ基部にはちゃんと取り付けられたのでこれでよし。

スリング前端の取り付けも2箇所つくった。ハンドガード前端にもともと付いているスリング取り付け用金具にはスリングに付属している金属リングをつけて1箇所。上面ピカティニーレールのエイミングデバイスのすぐ後ろに「MAGPUL スリングアダプター RSA」・・・のレプリカを付けてもう1箇所。状況に合わせてどちらかにスリングのフックを引っ掛けて使う。

おおっ、これがあのスカーHかと思うほどの見事な変貌ぶり。息子の置き土産をこころゆくまでいじり倒して満足じゃ、満足じゃ。

IMS 1/100 ナイト・オブ・ゴールド・A-T

永野護の漫画「ファイブスター物語」に登場するロボットが「モーターヘッド」。英文字でのスペルは Mortar Headd。Mortarは、漆喰(モルタル)という意味の他に「迫撃砲」という意味がある。Headは頭だけど、この漫画では「神」を意味しているそうな(最後のdは強調表現なんだってさ)。

迫撃砲神!

厨二病が暴発している感じの命名だけどそれでイイ。

ちなみにファイブスター物語は、英文字で The Five Star Stories と書かれてるんだけど、星が単数形で物語が複数形っておかしくない?Five Stars Story だと思うんだけどそれでイイ。

さて、ナイト・オブ・ゴールド・ATは、昔は「パトラクシェ・ミラージュ」って名前でわたしはこっちの名前の方がなじみがある。先に作ったザ・ナイト・オブ・ゴールドと兄弟機。デザインとしては頭部の形状以外は同じ。ただその頭部形状があまりにも違うのでそれだけで十分別物としての存在感がある。

デザインがほぼ同じだから作り方もほぼ同じ。あっちは生まれて初めての本格的な塗装で半泣きだったけど、もう泣かないぞ。泣いてないけど。箱を開けてみると成形色がなかなかどうして落ち着いた感じの金色に見えないこともないこともないこともないかもしれないという程度にいい感じなので、ふと「成形色で仕上げちゃってもいいんじゃないかな」と誘惑する心の声。

組み立て説明書の冒頭に漫画連載当初に書かれたイラストが載ってるんだけど、成形色のままでもイラストに近いそれなりな見応えする仕上がりになる気はする。

うーん、迷うなあ。全塗装するかしないかは、全塗装ド素人の私にとってはかなり大きな問題だ。

でも全塗装したザ・ナイト・オブ・ゴールドと並べることを考えるとこいつも金色で塗装しないといかんだろうな。こいつも全塗装することにする。さあ、いくぞ。

頭部以外はK.O.G.とほぼ同じなのでいつか来た道をゴーゴー。まずは、パーツを切り出して仮組みしつつ、同じ色で塗装するパーツ同士はここで接着してかたまりにしていく。

ある程度のかたまりを作ったら表面に残っている離型剤(油分)を落とすために中性洗剤で洗う。いらなくなった歯ブラシでゴシゴシ、ゴシゴシ。洗ったら、みんな大好き山善の食器乾燥機で乾燥。

週末に数時間ずつしかプラモデル作る時間がないので、ここまでで2週間ほど経過。次の週末までじっくり乾燥するよ。

KOGは赤金で塗った

さて、いよいよ塗装だ。金色って赤みが強い「赤金」と、白みが強い「青金」っていう大きく2種類ある。クレオス水性ホビーカラーのゴールドは赤金だったし、世間的にもザ・ナイト・オブ・ゴールドは赤金で塗装する作例が多かったから迷うことなく赤金で塗った。

さて、今回も水性ホビーカラーで塗装するなら同じ赤金にならざるを得ないんだけど、同じ色だとKOGと並べた時にぱっと見で違いが分かりにくいだろうし、なにより世間的にはKOG-ATは「青金」で塗装することが多い。長い物に巻かれるのが大好きなわたしとしては見逃すことはできない。そこでこいつの金色は「青金」に決めた。

決めたはいいけど水性ホビーカラーのゴールドは赤金。水性ホビーカラー以外の水性塗料でよさげな青金を探すことに。しかし、生まれてこのかたプラモデルの塗装にはグンゼ産業(現GSIクレオス)の水性塗料しか使ったことないので、困った。以前だとプラモ用の水性塗料といえばクレオスの「水性ホビーカラー」かタミヤの「アクリル塗料ミニ」くらいだったから迷いようもなかったけど、最近は、クレオスに「アクリジョン」という水性塗料が登場し、海外製品の「シタデルカラー」「ファレホ」なんてのまで登場してきて、ネットで調べれば調べるほどわからなくなる。

このプラモデルを作っているボークスという会社は、海外の水性塗料「ファレホ」の輸入販売もしてる。迷った挙句、ファレホで塗装することに。ところがファレホって色数が豊富で金色だけでも「ゴールド」「オールドゴールド」「ブラス」「ゴールドブラウン」「ゴールドイエロー」「グロリアスゴールド」・・・・・・金色だけで何色あるんだよ。よくわかんない。しかも「モデルカラー」「モデルエアー」「ゲームカラー」「ゲームエアー」「メカカラー」「メタルカラー」と用途別にサブブランドがあってもう何が何だか。迷った挙句、エアブラシ用に希釈済みの「メタルカラー」というサブブランドの「ゴールド」を買ってきた。これが失敗だったんだけど。

外装の色が決まったので、まずはフレームや内張り部分の塗装から。ここはザ・ナイト・オブ・ゴールドと同じ水性ホビーカラーのカッパーで塗装。広い面積を均一に塗るために買った「イージーペインター」が今回も活躍。

引き続き、メインの金色(ファレホ メカカラー ゴールド)での外装の塗装に移ったんだけど、ここで問題発生。メカカラーというのはエアブラシにそのまま使えるように希釈されている。イージーペインターもエアブラシみたいなものではあるんだけど、一般的なエアブラシで使われる空気圧よりもエア缶ってだいぶ圧力が高い。こんなに高い空気圧でシャバシャバに希釈された塗料を吹き付けたら、空気の勢いで塗料が吹き飛ばされる感じにダラダラーって波のように広がってしまう。ちょっと考えれば当たり前なことだったんだけどうっかりした。

メタルカラーのゴールドはやめて、筆塗り用のモデルカラー「オールドゴールド」を書い直すかなあ。でもエアブラシ用の塗料の使い道がないなあ。どうしようかな。

ということで、一念発起してエアブラシを買うことに。とはいうものの、エアブラシ塗装なんてあと残り20年もないのプラモ人生の中で何回やるんだ?と考えると数万円もする本格的なエアブラシ道具を一式揃えるのもなんだよなあ。もんもんとしながらポチったのが RAYWOOD って会社のエアブラシと小型コンプレッサーとバッテリーが一体になったハンディエアブラシ「PROFIX Tech Liner 充電式エアブラシセット TR-02 PRO」。

要約すると「電源入れて、上部のカップに塗料を入れて、レバーを引けば霧吹きできる」ってしろものだ。バッテリー駆動の小型コンプレッサーなので空気圧は低いから塗装しにくいという話も聞く。空気圧高すぎのイージーペインターのあとは、空気圧が低いハンディエアブラシを買うとか、もう来年あたりには普通の数万円するエアブラシ道具を一式揃えてる未来しか見えないな。

とりあえず、エアブラシの使い方を解説してる模型雑誌やネット記事を斜め読みして、いざ塗装開始。聞きかじった話によると、水性塗料はエアブラシの先端部分で固まって詰まりやすいらしいのだが、その通りだった。カップ2回分くらい吹くと詰まる。分解して先端部分の固化物を取り除いたらまた塗装、の繰り返し。メンドクセー。もう半年後あたりには普通の数万円するエアブラシ道具を一式揃えてる未来しか見えない。あ、普通のエアブラシ買っても水性塗料は詰まりやすいのか。じゃ関係ないな。

骨格を中心に銅色に塗る部分は水性ホビーカラーをイージーペインターでブシュー。外装を中心に金色に塗る部分はファレホ メカカラーをハンディエアブラシでフシュー。

どうしても色分けが必要なところはマスキングテープを貼って、ブシュー、フシュー。

写真撮り忘れたけど、オデコのあたりにあるレリーフは今回も筆塗り。息を止めて、震える手を押さえながらチマチマと。あいかわらずはみ出てみっともないけど、老眼だから近づかなきゃわからんし、近づいてもわからん。老眼万歳。ファティマハッチの黄色は付属の水転写デカール。だいたいIMSをネットに載せるような人は、ここもちゃんと塗装でカッチョ良く仕上げるもんらしいが、俺にはムリ、絶対ムリ、そんなのめんどくさすぎる。

さて、色塗りが終わったら最後に水性トップコート[光沢] を吹き付けて、乾かして、吹き付けて、乾かして、を繰り返せば塗装は完了。

あとは、接着しながら組み上げていくだけ。

さて、完成よ。

ガンプラでウヒャウヒャしてる軟弱プラモデら〜でも、まあ遠目にはそれなりにカッコよく仕上げることができたので今回も大満足。

自分が好きなモーターヘッドはもうこれで全部作ったので、もうIMSは大好きなアシュラ・テンプルか、エンゲージSR2かSR3 でも出てこない限りは作ることはない・・・・はず。

割り箸鉄砲の作り方

A rubber band gun made with disposable chopsticks.

子どもの頃はときどき作って遊んでた。50歳を過ぎてまたちょくちょく作るようになった。というのも町内会主催の「夏休み子どもまつり」ではいろんなブースを用意して子どもたちに楽しんでもらうんだけど「割り箸鉄砲」コーナーも恒例で、割り箸鉄砲使って的当てを楽しんでもらってる。的を倒せても倒せなくても参加賞のお菓子がもらえるんだけど、それはそれとして割り箸鉄砲が欲しいって子どももけっこういるので欲しい子には使った鉄砲もあげてる。

気前よくあげちゃうので、毎年子ども祭りの前には割り箸鉄砲を20丁ほど作って持っていく。これまでは長老とわたしのふたりで10丁くらいずつ作ってたんだけど、彼は去年町内会役員を退任したので今年は私が全部作って持っていくことになりました。まあ20丁くらいたいしたもんじゃないんで、仕事の合間にちょちょちょいとな。

用意するのは割り箸2膳。

これをきれいに割って4本の棒にする。

そのうち2本は半分の長さに切る。

そして半分に切ってできた短い4本の棒のうち1本は2cmちょい(今回は2.3mm)のところでさらに2つに切り分ける。

  • 長い棒2本
  • 中くらいの棒3本
  • 短い棒1本
  • とても短い棒1本

これで準備OK。あとは輪ゴムで留めていくだけよ。

まずは長い棒2本で中くらいの棒1本をはさんで輪ゴム2本でしっかり縛る。

次に、中くらいの棒2本を斜めに組み合わせて輪ゴムでしばって、グリップ(銃把)をつくる。

んで、短い棒をグリップの少し前のところで輪ゴムでしばってトリガーにする。斜めになるように輪ゴムの縛り方は前上から後ろ下にかけての斜めしばりを多めにして、前下から後ろ上へは1巻だけにするといい。

最後に残ったとても短い棒を鉄砲の先端に近いところに横方向になるように輪ゴムでしばる。

ここが、弾になる輪ゴムを引っ掛ける部分になる。

以上で完成!! 簡単でしょ。

わたしが子どもの頃作ってたのはとても短い棒は作らず、先っちょをカッターでVの字にカッターで切れ目を入れて輪ゴム引っ掛ける部分にしてたけど、こっちの方が作りやすいかも。

ちなみに、割り箸をきれいに割るのは意外と難しい。失敗するともったいないので、こういうときは愛用のホビー用プラのこの出番よ。

これならきれいに割れてしかも楽ちん。切断部をプラモデル用のヤスリで整えればさらにきれいに仕上がる。

あっという間に20丁完成。さあ、今年も子どもたち喜んでくれるかな。