[http://www.cosmetic-info.jp]とか[https://blog.cfms.jp/]とか[http://chakai.info]とかインターネットサイトにアクセスするための住所表示みたいなものがURLね。この中の[cosmetic-info.jp]とか[cfms.jp]とか[chakai.info]が「ドメイン」。うーん現実世界で言うと「土地」みたいなもんかな。末尾には「.com」とか「.info」とか「.net」とか「.jp」とかあって、.co.jpは日本国内の法人が1社1つだけ所有できるとか、.go.jpは日本国内の政府関係機関だけが所有できるとか、.govは米国の政府関係機関だけが所有できるとか、.ac.jpは日本国内の教育関係機関だけが所有できるとかドメインによっては所有するにあたって条件が決められていて審査があるものもあるけど、.comとか.netとか.infoとかちゃんと手続きさえすれば世界中の誰でも取得できるドメインもある。
私も個人でcosmetic-info.jpとかcfms.jpとかchakai.infoとかhisamitsu.kanagawa.jpとかいろいろ所有している。もちろん他人が勝手に使えないように管理してもらう必要があるので、ドメイン管理業者に毎年なにがしかのお金を払ってる。
さて、ドメインの末尾が「.xxx」というのも2011年から運用が始まっている。これはアダルトサイト向けに用意されたもの。URLを見ただけでそれがアダルトサイトかどうかわかるようにして、アクセスするかどうか判断しやすくすることを目的にしているんですかね。
ところでどこかの誰かがcosmetic-info.xxxというドメインを取得してアダルトサイトを始めたとする。よく知らない人がアクセスしてしまって『cosmetic-infoってこんなこともやってるのか!久光ってヤツはとんでもない破廉恥野郎だなあ』なんてあらぬ疑いをかけられてしまうかもしれない。まあ私はどっちにしても破廉恥野郎なのでいまさら誤解もなにもないんですが、これがアンタ、あんな有名企業のドメインやこんな有名商品のドメインの末尾が.xxxなんてのをどこぞの誰かが取得してアダルトサイトを運営しだしたら迷惑千万だ!と思う企業や個人も多いでしょう。そこで.xxxの運用開始に先立って「保護申請」という期間がありました。自社の社名や商標を使った.xxxドメインを取得できないように永久にブロックしてもらう申請です。ブロックしておくと誰も取得できなくなります。なんと、保護申請した本人ですら使うことができなくなります。保護申請した本人も使えないわけですから一般的なドメインのように毎年管理費をとられることはないです。保護申請時に1回支払って終わりです。
ふーん。
いや、問題はここからなんだけど。保護申請に45,000円かかるの。これって一般的なドメイン管理費の20年分とか30年分よ。アホくさくてアホくさくて。私は破廉恥野郎なので関係ないんですが、品行方正な企業にとっては「自社名.xxx」みたいなもので勝手にアダルトサイトを運用されたんじゃたまらんわけだから使うつもりもないドメインに管理費の20年分とか30年分の料金を払ってブロックするわけ。大企業だと社名以外にもいろいろ有名な商標をもってるから大変だよね。
私は破廉恥野郎なのでわざわざcosmetic-info.xxxをブロックしてません。だから今のところ世界の誰でもcosmetic-info.xxxを取得できるし、そのドメインでアダルトサイトを運用できます。その結果、cosmetic-info.jpを運営している久光がとんだ破廉恥野郎だと思われても致し方ありません。どうせ破廉恥野郎ですから。でもそのアダルトサイトが「ボーイズラブ」とかだとオレの趣味と違うのでちょっと困るかな。いや、どっちにしろ私は破廉恥野郎なのでガマンします。ところがさ、ドメイン管理会社から「【cosmetic-info.xxx】の申請はお済みですか?」というメールが定期的に届くのさ。cosmetic-info.xxxでアダルトサイトを作られたら御社の信用が落ちるよぉとかドメインの権利を高額で買い取れと要求されるかもよぉとか。だからそうなる前に保護目的で.xxxを押さえておきませんか?っていうメール。
ちょっと待て、ずいぶんとあこぎな商売だな。お前らが勝手に.xxxなんてアダルトサイト用のドメインを作っておいて、アダルトサイトに使われたくないならお金払えよって。申請した本人も使えなくなる保護申請くらいは無料にするのが筋なんじゃないのか? アダルトサイトのたまり場みたいのを作っておいてブロックしたけりゃ金払えって・・・・・いい商売だな、おい。
品行方正な会社はドメインをブロックするためだけに大金払って大変だなあ。自分が品行方正な人間じゃなかったことがこんなところで役立つとは思わなかったぜ。まったく。