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一家に1枚シリーズ

 トイレには「一家に1枚」シリーズを貼りましょう。科学技術週間にあわせて科学技術広報財団が毎年作成しているポスターで

  1. 大人から子供まで部分的にでも興味を持たせるもの
  2. 見た目がきれいで、部屋に貼っておきたくなるもの
  3. 基礎的・普遍的な科学知識を中心とするもの
  4. 身近な物や事象との関連付けをして、親しみをもてるもの

をコンセプトに、毎年テーマを決めてそのテーマに沿った科学知識を大きなポスター1枚にわかりやすくまとめたものです。トイレに貼っておくと頭が良くなるぞ。

 今年のテーマは「磁場と超伝導」。→このホームページで見れる(http://stw.mext.go.jp/20110328/superconducting/download.html

 在庫限りだけど科学館や博物館の受付とかで言えばもらえる。ウチは「はまぎんこども宇宙科学館」へ行った時にもらってる。過去のものも在庫が残っていればもらえた(3年前)けど、今は売店で有償販売になってるらしい。

 ところでこれまでどんなものが出たかというと

  • 2005年「一家に1枚 周期表」
  • 2006年「一家に1枚 ヒトゲノムマップ」
  • 2007年「一家に1枚 宇宙図2007」
  • 2008年「一家に1枚 光マップ」
  • 2009年「一家に1枚 天体望遠鏡400年」
  • 2010年「一家に1枚 未来をつくるプラズマ」

 驚くべきは過去のものも新しい情報をとりこんでまめに改訂しているっていうこと。周期表なんて今や第6版。そしてこれらすべてのポスターはPDF形式で科学技術週間のホームページ(http://stw.mext.go.jp/)や科学技術広報財団のホームページ(http://www.pcost.or.jp/index7.html)から無償でダウンロードできる。おおっなんて太っ腹。オレは全部iPadに放り込んである。

 PDFだから家のプリンタで印刷すればトイレに貼っておけるんだけど、もともと大判ポスターなので自宅のA4プリンタで印刷すると小さい小さい。字が読めないくらい小さくなってしまう。A4数枚に分割印刷してノリで貼り合わせる方法もあるけど、科学技術広報財団のホームページ(http://www.pcost.or.jp/index7.html)では大判ポスターを1枚100円とか200円で実費配布してくれているのでこれを利用するのもいい。ウチも子供が大きくなってきて最近は科学館に行くことが少なくなったので、周期表の最新版(第6版)はここで注文した。

扇風機が壊れた

 5年くらい前に買った扇風機が壊れた。首振り中に特定の向きになるとモーターが惰性になって、勢いでさらに向きが変わるとまたモーターが動き出すというなんとも不思議な状況に。モーターの過熱はなさそうなので様子見ながら使ってたけど、とうとううんともすんとも言わなくなってしまった。あ、もともと扇風機がうんとかすんとか言ってるとこなんてみたことないけどな。

 扇風機は前年比4倍の売れ行きだと新聞に書いてあった。そういえば昨日ヨドバシカメラにガンプラ買いに行ったついでに扇風機コーナー見たらスカスカしてたな。売り切れ続出ってことか。こんな状況では質の悪い不人気商品しか買えないじゃないか。なにもこんなタイミングで壊れなくても。

 ああ、扇風機。

 有限会社久光工房の事務所は15時以降がピアノ教室になる。15時になると私はノートパソコンとともに居間へ移動して食卓で仕事する。ピアノ教室は当然エアコンかけるが、居間は状況次第。ちょいとYahoo!で電力使用率をみたら90%超えてる。ヤバイか?お、オレがここでエアコンのスイッチを押したら関東大停電発生とか・・・・ガクガクブルブル。しかし窓を全開にしても暑い。扇風機が動かない。もうダメだ。事務所移転だ!

 マクドナルドは電源あるし公衆無線LANあるしコールドドリンク100円だし、いいことずくめのようだが、なにしろ中高生がうるさい。目障りなことこの上ない。銀座ルノアールは電源あるし公衆無線LANあるしガキはいないしベストプレイスなんだが、あいにく近所にない。ここは駅前のドトールで妥協だ。ドトールは電源なし、公衆無線LANなし、ガキなし。電源はなくても大丈夫だし、ネットはPocketWi-Fiがあるから、まあいいだろう。ということでドトールへレッツゴー三匹。中高生がいないのは想定通りだったんだが、中高年が大勢いた。ここのドトールは中高年の避暑地になってんのか。まあ、おばちゃんの茶飲み話程度は中高生に比べればなんてことはない。ヘッドホンして音楽流せばもう目の前の仕事に没入できる。

 今年の夏は駅前のドトールがサテライトオフィスになりそうだ。

節電

 節電、節電、15%節電って言われているけどさ、どうにも目標の示し方が違ってるように思うんだよ。問題はその日の最大消費量が供給可能量を超えるかどうかだから、電力使用が集中する14時前後でいかに電力を使わずに済ませるかってことだよね。だから16時から営業を開始する居酒屋が明かりを暗くしたりエアコンを弱めて15%節電に成功しても停電回避の役には立たない可能性大。節電は大事なことだけど、それはそれとして、今問題になってるのはどうやって15%節電するかではなくて、いかにして最大消費量が供給可能量を超えないようにするかってことだと思うんだよね。

 例えばみんな昼間はちょっと節電するだけで、夕方から夜間、早朝にかけての電気を節電しまくって、結果として15%節電に成功したとしてもたぶん停電する。逆に昼間の電力使用ピーク時間帯に15%節電できれば、他の時間帯で目標を達成しなくてもたぶん停電しない。目的は停電回避であって節電はそのための手段のひとつ。『15%節電!』では目的と手段が入れ替わってしまってる。普段の仕事でもよくあるんですよね手段が目的化してしまうことって。もう何のためにそれやってんのかわかんないけどやらなきゃいけないからやってるとか。目的を理解していれば、サマータイムとか、木金休業/土日勤務っていう最大電力消費時間帯をズラすという手段も出てくるし、ガスタービン発電機を使って自前で電力を調達するなんていう手段もでてくる。

 いや、なんでこんなことボヤいてるかっていうと、今日、家電量販店をブラブラしてたら「夜は冷蔵庫を開け閉めしないからこういう時間帯にタイマーで冷蔵庫のスイッチを切れるよね」「待機電力もバカにできないから寝る前に全部コンセント抜く」とか節電の方法を話している人たちがいたもんだから気になっちゃって。目的が節電っていうならそれもありだけど、それじゃ停電回避の役には立たないよぉ。