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ロマンな銃のリボルバー

なんか最近疲れが溜まってる。そんなときは現実逃避だ。

最近、現実逃避しすぎなんじゃないかという気もしないでもないが、んなこと気にしてたら現実逃避なんてできない。現実逃避したい時に現実逃避できるのは幸せなことだ。うん、うん。さあ、なにへ逃げるかな。最近は趣味が減ってしまってプラモデルかエアガンくらいしかないので、それはそれで困りものではあるけど。プラモデルか、エアガンか、プラモデルか、

エアガンだ!!!

リボルバー(回転式拳銃)ですよ。リボルバーってロマンだよね。ロマンだよ、ロマンの塊だよ。いままでエアガンは、オートマチック拳銃、サブマシンガン、アサルトライフル、スナイパーライフル・・・勢いに任せていろいろ買ったけど、リボルバーはまだ買ったことなかった。

なんで買ったことないのかって言うと。聞きたい? 聞きたくない? ま、どっちでもいいや。どうせ話すから。

エアガン買うなら信頼の東京マルイ製が無難だけど、東京マルイのリボルバーって10歳以上用のエアコッキング式しかない。いままで買ってきたエアガンは18歳以上用ばかり。10禁と18禁の違いは、BB弾を飛ばすパワーの違い。10禁のエアガンはBB弾発射エネルギーが 0.135ジュール以下に定められていてかなりパワーがない。一方の18禁のエアガンは0.98ジュール以下に定められているのでけっこうパワフルでBB弾は勢いよく遠くまでまっすぐすっ飛んでいく。

そりゃウキャウキャのお子さま脳みそのわたしは18禁エアガン買うよ。いい年した大人が銀玉鉄砲に毛が生えた程度の10禁エアガンで満足なんてできないだろ・・・・ビシッバシッと飛んでく18禁エアガンが世界の全てだ、そう思っていた時期もありました。つい最近まで。

でもさ、近場にシューティングレンジがなくなってしまったから、いまはせいぜい4mもない距離しか取れない狭い狭いお部屋でお座敷シューティングするしかなくて、それならもう10禁でも18禁でも変わらんのよ。そしたらがぜんロマン脳がむくむくと。

リボルバーが撃ちたい。リボルバーを眺めていたい。

リボルバーってさ、ダーティーハリーとか次元大介とかダンディーなオッサンに似合うじゃん。いや、自分がダンディーだからとか言ってないよ。言ったけど。でもほらダンディーなダーティーハリーとか次元大介にあこがれちゃうじゃん。わかるでしょ?ダーティーハリーとか次元大介のマネとかやりたくなるじゃん。ということで、決めた。安心の東京マルイ製の10禁リボルバーを買うことに、決めた。

東京マルイのリボルバーは「エアリボルバー」っていうブランド名なんだけど、数年前から「エアリボルバー プロ」というサブブランドも登場している。両者は同じ10禁だけど、「プロ」はそれなりの高級感がある作りになっている、いわゆる高級路線ってやつ。そりゃ大人なんですから高級路線でしょう。

エアリボルバープロはまだ始まったばかりのブランドなので種類はほとんどない。コルト社のシングル・アクション・アーミー(SAA)だけで、銃身が長めの「アーティラリー」の黒とシルバー、短い「シビリアン」の黒とシルバーの2種4色だけ。選択肢がないから迷う必要がない。本当はS&W M19やS&W M29買って次元ごっこやハリーごっこしたかったけどしかたない、発売されたばかりの銃身短めのSAAシビリアンを買うことにしたよ。

外箱の仕上げも高級感あるし、中身も発泡スチロールに布がかぶせてあって高級感あるぅ。銃本体で目をひくグリップ部分が木製のように見えるけど木目調に塗装されたプラスチック。プラスチックとは思えないけど、プラスチック。よくできてるわぁ。

本物そっくりなカートリッジも付属する。これもプラスチック製だけどなかなかいい金色になってる。気分があがるわぁ。

さて、このカートリッジ、写真を見てわかるようになかなかよくできている。ただ、プラスチックであるがゆえの「軽さ」はいかんともしがたい。そこで、

カートリッジの外側の円筒部分を真鍮製に置き換えるパーツが売ってるので、さっそく取り替えてみる。交換作業は簡単。簡単だけど、バネが入っているので分解中にパーツがすっ飛んでいかないように注意が必要。

まずは、カートリッジの後ろから割り箸とかで中身を押し出す。黄色いパーツが出てくるのでこれを左右に外す(接着されてないからすぐ外れる)。くれぐれもバネでパーツをすっ飛ばしてなくさないように。すると、中身が前後に外れてカートリッジ外側の円筒部が残る。

組み立ては逆にやっていけばいい。真鍮製の円筒部品に中身の後ろ側を差し込んで後ろから割り箸で押す。後ろから入れたパーツの先端が前に出てくるから、前側のパーツを取り付けて左右から黄色いパーツで挟み込む。バネを押さえながら組み立てるのにコツをつかむまで苦労するけど、黄色いパーツの片方を弾頭部につけた状態で差し込んで溝にはめてからもう片方を取り付けるとやりやすいと思う。

さて、ビフォーアフターを見てみましょう。右が純正のプラ製で、左が真鍮パーツに置き換えたもの。

見た目にはあまり大きな違いはない(東京マルイの塗装はきれいだな)けど、重量が全然違う。当然ながら真鍮製は重い。1発で比較しても体感できるほどの重さの違いがあるので、全部真鍮製に取り替えると本物のように(といっても本物の弾頭を触ったことないけど)ズッシリとして、しかもひんやりするのもいい。

外側の円筒状のパーツを金属に置き換えるだけで、気密を保つのに重要な中心部のパーツは純正のままなので性能に影響はない。マルイSAAを買った人はぜひこれは一緒にやっておくべきだと思う。

さて、BB弾はこのカートリッジの頭にセットする。パワーが弱い10禁のエアガンなのでBB弾は0.12gの軽いタイプが付属している。18禁で一般的な0.2gタイプを使うと重すぎてあまり飛ばないらしい。

カートリッジの先端部にBB弾をセットしたら、いよいよ銃にカートリッジを入れていく。

うおおおおおお、ひとつずつカートリッジをセットするこの作業が、たまらなくかっこよい。リボルバーのロマンだ。ロマンのリボルバーだ。

あ、弾を入れるところが横へコロンと出てきて6発まとめてサクッと入れて銃を横に振って元に戻す次元大介みたいなアレを想像した人ゴメン。この銃は「固定式」といってローディングゲートという弾込め口に1発ずつ装弾して、撃ち終わったら1発ずつ空薬莢を捨てるという方式。次元大介のかっこいいやつは「振り出し式」。振り出し式のエアリボルバーはまだ東京マルイのエアリボルバープロには商品化されてない。出たら買うだろうな、さらにロマンあふれてるから。

エアガンは、後ろからBB弾を押し出して飛ばすオモチャなので、豆鉄砲やコルク銃と似たようなものです。なので、先端にティッシュ詰めれば豆鉄砲とかコルク銃みたいにして遊ぶこともできちゃう。

この銃は人力で圧縮空気を作るエアコッキングガンなので、ティッシュ飛ばすならBB弾もガスもバッテリーもいらない。銃本体とティッシュペーパーがあれば遊べる。すばらしい! 仕事机の横に置いておくのにピッタリなオモチャ。仕事中に「ああ!!銃が撃ちたい!!」と思ったらササっとティッシュを丸めて銃口に詰めたらもう準備完了。ゴミ箱に向かってバキューンだぜ。

MG MS-06R-2 高機動型ザクII (後期型) ギャビー・ハザード専用機

MS-06R-2
ZAKU II
PRINCIPALITY OF ZEON GABBY HAZARD’S CUSTOMIZE MOBILE SUIT

今日もザクです、ザクがザックザクです。しかしザクはアニメロボットの傑作機ですね。こんなにまで多くのバリエーションが作られるやられメカのザクって愛されてるんだなあ、俺に。よくもまあ、飽きずにザクばっかり作ってるよね。

ザク以外も作ってるけどね。

どんなに仕事が忙しくても、ザクを見ていると、自然に勇気が湧いてくる・・・ウソです。んなわけないじゃん。いくらなんでも、それは、ない。もう30個くらいザクのプラモデル作ってるから、ほぼ手が作り方を覚えてる。説明書見なくてもなんとなくサクサクっと作れる、ザクだけに、サクサク。

そうです、今日も「とまらない」ザク。

ザクザク食感です。

みんなは知ってるだろうけど、ぼくは知らないギャビー・ハザードというパイロットが一年戦争末期に乗っていた、みんなは知ってるだろうけど、ぼくは知らない高機動型ザクII(後期型)。

これも、第1次ガンプラブームのころに創作された「テレビには登場しなかったけどあのころ別の戦場ではこんなモビルスーツやこんなエースパイロットがいたんだよ」というモビルスーツバリエーション(MSV)企画によって作られたもの。

このザクは、いわゆる「ザク」と呼んでる「ザクII」(型式番号:MS-06)の改良型で宇宙戦闘に特化して脚部と背部の推進器を大幅に強化した「高機動型」(MS-06R)の、さらに改良型でそれまでのザクがパワー不足で使えなかったビーム兵器を使えるよう出力系を大幅に強化した「後期型」(MS-06R-2)であるということは、こんなブログをすっ飛ばしもせず読んでいるあなたならもはや常識と言うべき範疇であろうとは思うものの、知ってることは自慢したいので書く。

ザクの高機動改良型の大出力改良型であるこのMS-06R-2は、残念ながら目標としたビーム兵器運用が可能なほどの大出力化はできず、ビーム兵器運用はこの後に完成する「ゲルグル」で実現することになった。そのため、MS-06R-2はわずか4機が製造された時点で製造が終了している。・・・という設定だ。

MG MS-06R-2 高機動型ザクII (後期型) ギャビー・ハザード専用機

4機のうち1機は開発チームで保管され、残り3機が実戦配備されたという設定になってる。その3機のパイロットが

3機しかない貴重な最新鋭機を与えられたギャビー・ハザードさんってすごい人なのよ。わたし知らないけど。ジオン公国軍突撃機動軍所属のエース・パイロット。階級は中佐。

MSVの代表である高機動型ザク。宇宙での機動力を高めるために脚部やランドセルにバカスカと推進器を取り付けた当時のお子ちゃま垂涎のデザイン。勢いに任せていろいろ作られたものが後年整理されて、脚部推進器が剥き出しになっている初期型(R-1)と、設定上この後に続くゲルググに通じるフレア状のカバーが付いている後期型(R-2)の2つに分類されている。

高機動型ザクII (後期型)の3機が全部揃ったことをお祝いして、3機そろい踏みで記念撮影。

(左)ロバート・ギリアム機、(中央)ジョニー・ライデン機、(右)ギャビー・ハザード機


【ザク祭り】マスターグレード(MG)シリーズで2007年4月にザクIIがver.2.0として再登場。多くのバリエーション機体が存在したというアニメの設定をプラモデルとしても再現するために骨格に相当するフレームを再構築し、全てのバリエーションを「ザク共通フレーム」+「バリエーション部品」で作ることができるように考慮されている。これを機にこれまでいくつか発売されていたMGザクIIがver.2.0仕様でリニューアルされたり、新たにザクのバリエーション機が次々と発売された。これらを片っ端から作っていこうというのがザク祭り。