いま、事務所としてアパートを借りてるんだけど、住居用なので風呂、脱衣場、台所、和室、床の間・・・と事務所としては不要な間取りがあって、広いんだけど手狭。
賃貸事務所を探したんだけど、家賃の坪単価がべらぼうに高かったり、あまりに広すぎたり、狭すぎたり、なかなかちょうどいい場所が見つからなくてね。そんなとき、自宅のすぐ近くに手頃な売物件が出てきた。近隣の貸事務所の家賃の高さを考えるとこの際買って建てちゃうのもありだと思って、えいやと。


地盤調査によると大きな地震で液状化する可能性が40%ほどあるとのことで、地盤強化を施すことに。事務所の壁が立つことになる部分の真下の合計38ヶ所にゴリゴリ穴開けてコンクリート流し込んで深さ数mのコンクリートの柱を作る「柱状改良工法」で地盤補強。

湿気を防ぐシートを敷いた上から薄くコンクリート(捨てコン)を張って押さえつける。

その上から砕石で山を作って谷の部分(1階の壁が立つ部分)に鉄筋を組んでいく。同時に給排水用のパイプを設置しておく。


鉄筋の壁の上に鉄筋で床を作る。型枠を作ったら

コンクリートをドバーっとな。

型枠を外すとツルッツルの美しい基礎が現れた。
基礎はこれで完成。逆ベタ基礎という工法で、ベタ基礎を裏返したような基礎。この上に床が作られていく。床下がないので、給水・排水のパイプが基礎の中に埋め込まれた状態で作っている。給排水配管の変更を伴うリフォームができないというデメリットがあるけど、まあそうする予定はまったくないのでOK。