(iPod touchでホントのGPSを使う方法は→iPod touchでホントのGPS(1))
iPod touchのマップアプリが周囲にある無線LANアクセスポイントのMACアドレスを利用して自分の位置を特定できる機能(GPSみたいな機能)がある。嗚呼、iPod touchが「電話できないiPhone」にどんどん近づいていく。
iPhoneもこの「GPSみたいな機能」を積極的に利用しているらしい。GPSって複数の衛星の電波を捉えるまでに結構時間がかかる。skyhook wirelessがカバーしているエリアならそっちで位置特定する方が早いらしい。あとでGPSで補正するって感じなのかな。skyhook wireless社のCEOが「Two-thirds to three-quarters of the time, he says, when the iPhone locates・・・」(http://news.cnet.com/8301-19882_3-10281561-250.htmlの記事)とか言ってるので、iPhoneも3回に2回とか4回に3回くらいの割合でGPSみたいな機能で位置を特定しているらしい。
「GPSみたいな機能」の利点は「位置特定が早い」「衛星の電波が届かないところでも使える」ってこと。横浜駅の地下通路でも問題なく位置特定できた。
「GPSみたいな機能」の欠点は「対応エリアが極端に狭い」「無線LANアクセスポイントが移設されると位置情報が狂う」ってこと。無線LANアクセスポイントがskyhook wireless社に登録された時と違う場所に移設されると、とんでもない場所にナビされる。複数の無線LANアクセスポイントがみつかる場所なら1つくらい変な場所があっても補正してくれると思うけど、skyhook wireless社のデータベースに登録されている無線LANアクセスポイントが近くに1つしか見つからない場合は、その情報が全てになる。引っ越しなんかされてた日にはマップアプリはあらぬところを指し示すことになる。
iPhoneみたいにGPS機能がついていて、その補助機能としてなら非常に有効なシステム(すばやい位置特定と地下や屋内での利用)。この機能だけでも23区内ならかなり実用的に使えそう。エリア限定で実用的。まあホントのところ実用的じゃないけど面白い。今のところ自分にとってGPS機能なんて面白けりゃいいっていう程度だからコレで十分楽しませてもらってる。横浜や川崎あたりで意味もなくiPod touchで現在位置を確認してニンマリしている私。ま、ホントにGPS機能が欲しい時は
↑コレ使えばいいし。
ところでこの「GPSみたいな機能」をより有用なものにするためには何よりもskyhook wireless社のデータベースを充実させることだ。さあみんなも外出中に無線LANアクセスポイントを見つけたらソイツのMACアドレスを調べてskyhook wireless社のデータベースに登録するのだ。