そうだよなと思った

ちょっと古い記事だけどね
「どうせ理系出身者なんていらねえんだよ。」
http://anond.hatelabo.jp/20071105005919

 「バカに金を出させて仕事をしないで責任を顧客か下請けに押し付ける」のがSIerの本質で、それを実践する社員が出世する業界だと。2007年の記事だけど2010年の現在も同感できる。

 顧客の目的を十分に満たして良いシステム作ろうなんて無駄なことしちゃったりなんかして。頼まれたとおりに作ったらお客様が損するからってお客様に仕様の詳細をきっちり問い合わせちゃったりベターな解決策を考えて提案しちゃったりする。

 記事では、↑こういう尋常な理系人間やKYな文系人間は出世できないと言っている。そして

SIの本質は「バカに金を出させて仕事をしないで責任を顧客か下請けに押し付ける」ことで、それをやったにもかかわらず顧客が金をとりかえそうとしなければ大成功です。

↑あーあ、この人ホントのこと言っちゃったよ。

 情報工学科出身の諸君、自分の作りたいようにシステム作りたかったら、自分で会社を興しなさい。または作りたいものを既に開発中の企業に入りなさい。そのシステムで直接ビジネスしなさい。
 今SIerに仕事を頼んでいる皆様。良いシステムが使いたかったら、直接に理系出身者、特に情報工学出身者を雇い、自分たちの仲間にし、仲間を助けさせなさい。SIerなんかに頼んでる場合じゃないですよ。

 今、Cosmetic-Info.jpのシステムを応用して、全成分リストの自動作成や処方情報を管理できる化粧品メーカー向けの社内システムを開発中。大手IT企業が作っている似たようなシステムをいくつか見たけど、どれもイマイチだなぁと感じたのは、いいものを作るのがSIerの本質じゃないからなんだろうな。

 そう、私も「工学がやりたい」「使う人を裏切りたくない」「黒ひげ危機一髪みたいな仕事は楽しくない」「自分の作ったもので、誰かによろこんで欲しい」からIT企業への転職じゃなく、会社を興した。

 とかプチ理想論を語ってみたものの、理想は大切だけど「武士は食わねど高楊枝」ってわけにもいかないので、いただけるものはしっかりいただかないとな。え? 何が言いたいか? そりゃ「いいもの作るんで仕事ちょうだい」ってこと(笑)