MS-06R-1A
ZAKU II
PRINCIPALITY OF ZEON ERIC MANTHFIELD’S CUSTOM
「ザクのプラモデルだけで飾り棚が一杯になりそうだぁ」とか自慢したいが、できない。なぜならウチの飾り棚はそんなもんじゃ一杯にならんほどデカイのだ!ワッハッハ!
なんだ、結局自慢話だよ。さあ、今日もザクだ。ザクですよ。ザクがザックザクですよ。もうこのセリフを何回書いたことか。本当にザックザクです。
今回は「高機動型ザク」。テレビには出なかったけど、その後のガンプラブームに乗じて「実はこんなモビルスーツもあったんだよ」と言う企画(モビルスーツバリエーション:MSV)で作られた後出しじゃんけんザクの一つ。
ひとことに高機動型ザクと言っても調子に乗ってテキトーにいろいろ作ったらしく見た目に違うのがいろいろある。最近ではそれらはデザインの特徴から
- 初期型の試作機:MS-06RP
- 初期型:MS-06R-1
- 初期型の改良機:MS-06R-1A
- 後期型の試作機:MS-06R-2P
- 後期型:MS-06R-2
概ねこの5つに分類されている。今回の高機動型ザクは初期型の改良機(MS-06R-1A)で、エリック・マンスフィールドという僕の知らないオジさんが乗っていた僕の知らないザク。
誰だよ、エリック・マンスフィールドって!
まあいい。この時代だ、ネットでちょっと調べりゃいろいろ出てくる・・・・ホントいろいろ出てくるわ。
- ゲーム『GUNDAM TACTICS MOBILITY FLEET0079』では、容姿は細身の中年男性として描かれている。
- 漫画『機動戦士ガンダム ギレン暗殺計画』では、やや騎士道精神を持つ長髪の美青年として描かれている。
おっさんなのか美青年なのかすら決まってない。モビルスーツもテキトーならキャラクターもテキトー。テキトーだらけ。まあいいよ。ザクだから。
そのマンスフィールドというおっさんだか青年だかが乗っていたザクが今回のプラモデルだ。
高機動型ザクと普通のザクとの見た目の大きな違いは脚部とランドセル。ゴテゴテとこれ見よがしに推進器がくっついた大型の脚部に、これまたゴテゴテとこれ見よがしに大型の推進器や燃料タンクのようなものが満載のランドセル。もう子供心にはいかにも強そうに見える記号が満載だ。これならガンダムにも勝てる、きっと勝てる、たぶん勝てる、いや勝てないな。
えーっ!勝てないのぉ?!
MS-06R-1A型(高機動型ザクII初期型の改良機)は他にも「黒い三連星」「ユーマ・ライトニング」「アナベル・ガトー」などのエースパイロットが専用機としてパーソナルカラーに塗装して使用してた(という設定になってる)。マンスフィールドはグレー系の塗装が特徴で、×××専用ザクの中では比較的地味なカラーリング。
マンスフィールド専用機は配色は地味だが他の同型機と頭部の違いが際立っている。なんとツノが側頭部から生えている!シャア・ザクが頭の真ん中からツノを生やして以来、専用といえば赤くてツノ付き、ツノといえば真ん中というのは半ば日本人の常識となりつつあるのだが、これは側頭部。設定画がそうなってるからそうなんだろうけど、なんか描き間違えただけじゃねえの?とか思わなくもない。
そしてもう一つ、鼻の上が黒く塗装されている。これはこの部分に当たった光が反射して眩しくなるのを防ぐ防眩塗装なのかな。飛行機のコクピット前方が黒く塗ってあったり、野球で外国人選手がほほ骨の上を黒く塗ってあったりするのをヒントにした設定だと思う。白じゃ眩しいのかな。
ザク ver.2.0 のフレームなのでよく動く。肩を入れたマシンガンの両手構えもOK。脚の可動は推進器ゴテゴテなので膝が90度くらいしか曲がらないけど、いいの。宇宙用だから、ね。
やっぱりザクは下から見上げるアングルが最高だわ(ハートマーク)。
【ザク祭り】マスターグレード(MG)シリーズで2007年4月にザクIIがver.2.0として再登場。多くのバリエーション機体が存在したというアニメの設定をプラモデルとしても再現するために骨格に相当するフレームを再構築し、全てのバリエーションを「ザク共通フレーム」+「バリエーション部品」で作ることができるように考慮されている。これを機にこれまでいくつか発売されていたMGザクIIがver.2.0仕様でリニューアルされたり、新たにザクのバリエーション機が次々と発売された。これらを片っ端から作っていこうというのがザク祭り。