新型iPod touch来たー

 先週末に新型iPod touchが届いてて、先週末はこいつのセットアップでウキャウキャ言ってた。

 まず何と言っても薄い!軽い!すごく軽い! 先行してカミさんが入手したiPhone5が薄くて軽くてしかもデザインがイカしててちょっとシンミリしてたけど、復活!! 10年前に初代iPodが登場して以来、ずっとiPodの最上位機種は背面ステンレスだった。ピッカピカのステンレスの輝きと重量感が持つ者を満足させる・・・・・そう信じていた頃が私にもありました。それも先週までです。なんて言うか、アップルがデザインを変えてくると今までのものが陳腐に見えてくる、不思議なデザイン力があるんだよな。いや、オレが単に信者だからなのか?

 アルミ合金の薄薄軽軽ボディを半日もいじって、ふとiPod touch(第4世代)を持ってみると、10年以上に渡ってiPod最上位機種の象徴だった背面ステンレスボディが野暮ったく思えてくるから不思議だ。「なんだ、このズッシリ、ズングリむっくりな機械は?」なんてひどい感想が頭をよぎる。ゴメンよ、第4世代。我が家の歴代iPodを並べてみた。iPod(Click Wheel) / iPod(Video) / iPod touch (初代) / iPod touch (第3世代) / iPod touch (第4世代)

 新型iPod touchは異次元の薄さ、軽さ。その昔「ザウルス」でウキャウキャしていた自分をふと思い出したのは何故だろう。


 画面が縦方向にちょっと伸びたのもうれしい。アイコンが1段分増えた。未対応アプリは上下に黒帯がつく。ボディカラーにブラックを選んだので黒帯が外枠の色と一体化するから全然違和感を感じないですむのはラッキー。

 ステンレスボディのときは重量とツルツル表面の密着で手から滑り落ちるって感じはなかったけど、超軽量&サラサラ表面のアルミ合金ボディになってうっかり手からすっ飛んでいきそうな感じがする。でもiPod初のストラップ取付部がある。穴じゃなくてボタンみたいな丸いところを押すと取り付け金具がピョコっと飛び出す仕組みになってる。専用ストラップも付属。10年以上かたくなにストラップホールを装備してこなかったけど、やるとなったらひと味違う機構を用意するところがまた憎いねえ。なにげにいいかも。

 性能面ではiPhone5より下に設定されてしまったが、それでも2年ぶりのモデルチェンジなので性能向上はすごい。ちょっとキツいかなと感じてた重量級アプリもサクサク動くようになった(カミさんのiPhone5はもっとサックサクなんだろうなと思うとちょっと悔しいぞ)。

 新型iPod touch。ウヒャ、ウヒャ。

新型iPod touchくるぅー

 9/12にiPhone5と同時発表されながら、iPhone5は一週間後に発売で、新型iPod touchは「10月発売」ってなんだよ、それ。まったくもう、SIMフリーiPhone5の方が先に届いてしまったじゃないか。

 さっき、出荷しましたよメールが来た! 普通なら明日にはキター!なんだけどオレの場合はいつも通り裏面にレーザー刻印をお願いしてるので、海外工場(上海)からの直送。

 ま、3日も待てば届くでしょう。「10月発売」だったから下旬だったらやだなぁと思ってたけど、上旬でよかった、よかった。新型になったと言ってもスペック的にはカミさんのiPhone5の方が上という悲しい逆転生活なんだけどね。

SIMフリーiPhoneはおトクなのか

 「SIMフリーiPhone5っておトクなの?」結論から言うと、外出中に高速データ通信が必要ないなら結構安くなる可能性が高い。一例として勢いにまかせてSIMフリーiPhone5を買ってしまい、ナノSIMを自作した私が、自分の行為の正当性を証明するために必死に計算した結果を紹介します。今回比較するのは次の2つです。

  • ソフトバンクでiPhone5を新規契約して通話も通信もこれ1台にするときの初期投資+24ヶ月分の維持費
  • 通話専用としてドコモガラケーを使い続け、データ通信専用としてSIMフリーiPhone5を買う場合(いわゆる2台持ち)の初期投資+24ヶ月分の維持費

 まず、ソフトバンクでiPhone5(32GB)を新規契約すると初期投資0円、基本料+オプション+端末代分割払いで月額7,158円。これが2年縛りで総額171,792円。これで通信は使い放題だが、通話については昼間のソフトバンク間通話が無料になるだけで夜間や他社への通話は21円/30秒かかる。上乗せされる通話料がいくらかかるかは人によってさまざまだが、ここではすべての通話がホワイトプラン適用で月々0円(他社利用者に電話をかけたり、夜電話をかけたりしない)と最大限ソフトバンクiPhone5有利で計算する。つまりソフトバンクiPhone5は2年縛り総額171,792円の最低金額で計算する。

 一方、2台持ちの場合の計算をしてみよう。通話用ガラケーの維持費については現状を参考にする。この1年ほどの請求書を見るとカミさんは基本料980円(家族間終日無料、2ヶ月繰り越しできる無料通話1,050円付き)で通話料0円になってる。このペースを維持するとすれば、通話用ドコモガラケーの維持費は(基本料980円+通話料0円)×24ヶ月=23,520円かかることになる。

 SIMフリーiPhoneの端末代金は、通販だと次期モデル発売になる1年後に向けて徐々に値下がりすると思うけど、今のところ32GBでおおむね10万円もする。この場合、通話ガラケー維持費23,520円との合計をソフトバンクiPhone5の総額171,792円から引いた残り48,272円が24ヶ月分のデータ通信に使えることになる。もし、旅行や出張で香港に行ったついでに現地でiPhone5を買えば定価6,388香港ドル=64,326円ですむので、この場合は24ヶ月分のデータ通信に使えるのは83,946円となる。

 この前提で代表的な後腐れなしSIMの利用でどれくらい節約できるか計算したのが次の表。

 これによると『高速データ通信が必要なければ』通話ガラケー+通信SIMフリーiPhone5の2台持ちで2年間の総額を節約できることがわかる。強調したいのは、この試算はソフトバンクiPhone5の通話料がずっと0円という前提になっているということ。現在の「家族間通話終日無料、2ヶ月繰り越し可能な無料通話1,050円分つきで月額基本料980円」のドコモを「昼間のソフトバンク間通話だけ無料であとは21円/30秒」のソフトバンクに変えたら月980円も安くなるってことは少なくともドコモ利用者や固定電話へ電話かけたり夜電話することが多いウチのカミさんの状況ではありえない。ヘタしたら今より高くなる可能性すらある。もし、ソフトバンクiPhone5に変えても通話料はほとんど変わらないという前提にすると、上記の表のおトク額に2年間の通話料差額として見積もった23,520円を丸々足すことができる。

 そうなるとSIMフリーiPhoneのおトク度はさらにデカくなる。たとえば、香港旅行ついでに65,000円でiPhone5を買ってきて、ヨドバシのスマートSIM 980 Turboを2年間使うとソフトバンクiPhoneより8万円も安くすむ。なんと香港でもう一台iPhone5を買ってきてもまだおつりがくるほどの差になる。これなら仮に通話用ガラケーの基本料+通話料がソフトバンクのホワイトプラン適用外通話料よりちょっとくらい高めに出てたとしてもやっぱり2台持ち(通話ガラケー&SIMフリーiPhone)の方がお得ってことになる。

 ちなみに必要な通信速度の目安だが一般的にメールやtwitter、2ちゃんねるのようなテキスト主体の軽いものなら100kbpsでもなんとかなると言われてる。地図を見たりホームページの閲覧もするなら150kbpsくらいあればなんとか。数百kbpsあればスカイプもなんとかなるらしい。さすがに画像やFlashがいっぱいのホームページやYouTubeなど動画閲覧はMbpsクラスの速度がないと現実的じゃないが、そんなことは家に帰って無線LANでやればいいので外出中は150kbpsとか300kbpsあれば事足りるって人は通話ガラケー+通信SIMフリーiPhone5の2台持ちの方が安くすむ可能性が高いよ。

 自宅にフレッツ光を使ってる人限定になるけど「フレッツおでかけパック」もなかなか。500kbpsで月額1,980円。この料金には公衆無線LANサービス「フレッツ・スポット」の利用料も含まれているので場所によってはWi-Fi経由でMbpsクラスのデータ通信もできるのが強み。