テレビ/電話/ネットを共通回線にしよう(11)

 長らく続いたこのネタもいよいよ終盤。

  • 2月末日:J:COMとの解約が完了
  • 3月2日:NTTの都合で工事日が延期になり電話不通期間が生じてしまうので、臨時で固定電話線を引く
  • 3月9日:NTTがフレッツテレビとひかり電話の工事にやってきた。(今日の話はココ

 「工事」といっても、我が家は以前から光ファイバでインターネットを利用していたから、本来なら光ファイバの敷設工事は不要で宅内に設置してある終端装置を、ネット/テレビ/電話に分配する機能をもった新しい終端装置に取り替えるだけ。

 しかし、これを機に2階の床面に置いてあるジャマな終端装置を屋根裏部屋へ移設して、ついでに外壁を無粋に伸びている光ファイバも目立たなくしたいという野望を実行することにして、事前に工務店にお願いして外壁から屋根裏部屋へ配管を作っておいてもらった。ということで今日は、終端装置の取り替えだけじゃなくて外壁から宅内への光ファイバ再配線もやってもらうことになった。外壁の工事結果は下の通り(写真をクリックすると拡大します)。

2階床面へ伸びていた光ファイバが屋根裏部屋への目立たない配線になった

 光成端箱から下方に伸びて2階の床面まで張られていた光ファイバが、逆に上方へ伸びて屋根裏へ入ることになった。工事担当の方が外壁の縁に沿って目立たないように配線するよう気を使ってくれたし、古い光ファイバを取り除いた後は引き込み用の穴だけじゃなくて途中途中のネジ穴までコーキングしてくれた。うーん、丁寧な気遣いだ。配線工事も工事担当者のセンスが大切だと再実感。工事担当者がいい人でよかった。

「光コンセントSC」と「曲げフリー光ファイバコード」
「光コンセントSC」と「曲げフリー光ファイバコード」

 さて、外壁から屋根裏へ入れた光ファイバは配管を伝って屋根裏部屋へ通されたんだけど、驚いたのはそこでいったんコンセント式になったこと。へー、今はそうなってるんだ。光ファイバは曲げる力に弱い。無理に曲げると中のガラス繊維がポキッと折れてしまったり、光が漏れて伝送ロスが起きたりする。もし折っちゃうと外壁の光成端箱から宅内の終端装置までの光ファイバを丸ごと交換することになる。これは前回7,8年前に光ファイバを引いたときに工事の人に「無理に曲げたり踏んだりしないでくださいね」と口酸っぱく言われたので覚えている。でもこのように内壁部でいったんコンセント式にすれば、もし光ファイバを折ってしまってもコンセントから終端装置までの短いケーブル交換で対応できる。コンセントが下向きになっているのは、光ファイバの中を通っている「光」(レーザー光線)が強いので直視したら危ないからだと思う。コードを抜くと自動的にフタが閉まる仕掛けもついてる。ふーんよく考えたもんだ。

 ところで、光コンセントから終端装置までの白い光ファイバが妙にふにゃふにゃしている。外を通っている光ファイバと比べて明らかにふにゃふにゃしている。なんだこりゃ?こんな軟らかいと間違えて折ってしまいそうだ・・・と思ったら、これは「曲げフリー光ファイバコード」というものだそうだ。NTTの「研究開発この一年<2008年報>」(http://www.ntt.co.jp/RD/OFIS/active/2008pdf/general/nw/22.html)というページに詳しく載っているが、曲げたり折ったり結んだり自由自在な光ファイバだということ。

スゲー、そんなものがあるんだ

 NTTの「お笑い宣伝部長が行く」(http://www.chie-warai.jp/video/communication/fiber/index.html)のページではお笑い芸人がこの新型光ファイバがどんだけ強いか試している。グニャグニャに曲げたり結んだりしても映像伝送が途切れない様子はちょっと感動する。考えついた技術屋さんはスゲー。

屋根裏部屋の様子
屋根裏部屋の様子

 光ファイバは最後に「映像用回線終端装置一体型ひかり電話ルータ」という装置(写真の黒箱)につながる。この装置で光ファイバの信号をテレビは同軸ケーブル、電話は電話線、ネットはLANケーブルに分配する。工務店にお願いして事前にテレビと電話の配線を屋根裏部屋へ流しておいたので、それぞれをこの終端装置に接続すればOK。工事担当者がテレビの受信状態、電話の受発信、ネットの接続状態を確認して作業終了。めでたしめでたし。本日の工事費はもろもろで税込み9,450円。後日アンケートに答えると5,000円の商品券がもらえるキャンペーンなので、実質4,450円。J:COMからフレッツへの移行で月額3,500円ほど節約になるので、工事費はあっという間にチャラだな。

 さて、工事が完了してみて、気がついたこと。

何も変わらない!!

 テレビが見られて、電話ができて、ネットができる。昨日までと何も変わらない生活。強いてあげるならJ:COMのテレビショッピングチャンネルが映らなくなったことくらい。いや、なにか変わってしまったらそれはそれで問題なんだけど。なんていうか、これだけ盛り上がった割には生活環境に何も変化がないというのはちとさびしい。とりあえず家計がだいぶ節約できるってことでよしとするか。いや、家の外観をスッキリさせよう! J:COMに4,200円払って外のCATV線も撤去してもらうんだ! そうだ、シンプルイズベスト。ついでにNTTに電話して固定電話線も撤去してもらおっかな。よし、そうしよう。

コクヨ株主優待

 株主優待が楽しみで持っている株も多い。コクヨもその一つ。コクヨは12月末日時点で株主である人に自社商品の詰め合わせを送ってくれる。今年もそれが届いた。

2010年コクヨの株主優待

 各種会員証などを整理しておくカードホルダ、便利クリップ、テープ式のり、便せん、はさみ、ボールペン、シャープペン、ノートの8点セット。

 テープ式のりは去年の株主優待でもらって気に入ったので愛用している。今年届いたやつはちょっと形が変わっていて進化版みたい。今まで通りピーッとなぞるようにしてのり付けできるほかに、シャチハタスタンプのようにポンッと押し付けてスポット的にのり付けもできる1台2役。なるほど、さらにできるようになったな、ガンダム(by シャア・アズナブル)

 ちょうど娘が4月から小学生になるので、はさみが入っていたのはラッキー。お道具箱にいれてあげよう。のりがつきにくい仕掛けがあってセロテープやビニルテープなどを切っても切れ味が長持ちするらしい。それは、いいものだぁ(by マ・クベ)

 ノートは一見すると普通のキャンパスノートだが、B5ノビになっている。B5サイズよりちょっと大きめなので、B5サイズのプリント類を折ったり切ったりしなくてもそのまま貼れる。中高生にとってはちょっとうれしいサイズのノートかも。オレはもう関係ないけどね。


 コクヨの株価は今だいたい700円くらいで売買単位は100株。1単位持っていれば株主優待をもらえるし今年は1株15円の株主配当金も出た。つまり7万円でコクヨ株を買って放置しておけば毎年、文具セットと1,500円がもらえる。株は倒産したら紙くずになるリスクはあるけど、7万円だしね。こういう長期投資は楽しい。

LED照明第2弾

照明器具がついてない!

 「環境配慮」という大義名分がついているLED照明は、財務省稟議のハードルがかなり低いので新しもの好きにとっては絶好の獲物。ピアノ教室のダウンライトをLEDに替えてから(LED電球買いました)、LED照明が好きになった。もっと買いたいLED電球。あー、点灯時間が長い(LEDへの交換によって電気代節約の効果が出やすい)どこかの電球が切れねぇかなあと思ってたら・・・なんて言うか・・・その・・・あれだ・・・まあ・・・ほれ、照明器具が付いてない場所を見つけたのよ。おひょ?! 場所は玄関を上がってすぐの場所。家を建てたとき予算がなくてここだけ照明器具をつけてなかった。玄関の真上とちょっと奥のスペースの2カ所に照明をつけたので、まあここに明かりがなくてもなんとか・・・と思ったまま10年近く放置。

1カ所空き見つけ!

 ちょっと玄関あたりが暗いとは思ってたが、LED照明が買えると思ったらがぜん暗く見えてきた。やっぱ暗いよ、ココ。うん、暗い、暗い。ピアノ教室に生徒が毎日くるんだから玄関が暗いと良くないよ、うん、うん。玄関が暗いなんてお客さんに失礼でしょ。うん、買っちゃいけない理由がコレッポッチも見つからない。よし、買うぞ。買っていいよな、いいに決まってるじゃないかあぁぁぁっ!! ということでいつも通り事後稟議作戦(買っちゃったんだからしょうがないじゃん作戦)開始。さーて、どうする。ここは照明器具とセットで購入ってことになるんだが。せっかくだから何かいいものないかな? と思って家電量販店へ。照明の売り場をウロウロしてたらいいもの発見。またもや東芝だが、E-COREシリーズの小形シーリングライト「LEDH98002W-LS」。LEDと照明器具が一体になっている。点灯部と器具が一体化してるなんて寿命が10年前後あるLEDならではだな。

シーリング用LED照明器具

 設置は簡単。器具をシーリングに差し込んでカバーを天井まで上げれば完了。

差し込んでカバーを上げればホイ、完了。

 明るさは40W相当で、消費電力は驚きの4.7W。出たっ、4.7W! ちなみに常夜灯として使われるベビー電球の消費電力は5W!

ベビー電球の消費電力が5W。これよりも電気食わないLED照明

 ベビー電球より電気代が安くてこの明るさ! ウヒョーっ、幸せ。玄関の真上にある40Wタイプの電球型蛍光灯と一緒に使うと玄関周辺が十分な明るさになった。ス・テ・キ。

たった4.7Wで玄関を明るく!