今週の東京スカイツリー(6)

 先週からの建設進捗がわかりにくいけど、3段目内周部の鉄骨の組み上げが完了して外周部と内周部をつなぐ中間体の組付けも完了してます。次は外周部だ。

 建設があまり進捗してないのは鉄骨接合部に墨入れするのも飽きてきたので気分転換に別のプラモ作ることにしたから(苦笑)。気分転換とはいえせっかく1/700スケールの東京スカイツリーを作ってるので一緒に並べられる何かをチョロチョロっと作ろうかなと思って同じ1/700スケールのプラモを探してみた。1/700スケールは艦船模型が充実している。横須賀に住んでるんだし米海軍空母ジョージ・ワシントンでも作ってみようと思ったが、よく考えるとそれじゃ本格的すぎて気分転換にならない。おおっ、あぶねえ、あぶねえ、あやうく買っちゃうとこだったぜ。簡単に作れる1/700はないかなぁとうろついたらあった。トミーテックの技MIXシリーズのスペースクラフトシリーズ。1/700でスペースシャトルや宇宙ステーションが作れる。しかもなんとうれしい「彩色済み」。色が塗ってあるから切って接着したら完成。気分転換にはちょうどいい感じ。

 買ったのは「スペースシャトルセットB」。スペースシャトル「コロンビア」「チャレンジャー」「エンタープライズ」の3機とボーイング747を改造したシャトル輸送機「SCA-1」「SCA-2」2機が入った豪華5点セットで2,800円。

 部品はすくない。パチボチっと切り出して接着したら完成・・・・というわけにもいかない。かなり小さい部品だし、彩色済み塗料分の厚みが影響してハメ込みがキツい。サクッとハメ込めるまで凸部をナイフで削って細く削る。でもまあその程度の工作でOKっていえばOK。

 しっかしこんな小さな部品に彩色済みとは、おそれいる。上の写真はエンタープライズ号で、下の写真はチャレンジャー号。ちゃんと別々の塗装になってるのわかる?操縦席の窓の外枠の違いがわかりやすい。機首上部の姿勢制御装置や操縦席の上部窓付近にも塗装の違いがわかる。機体側面には「Enterprise」「Challenger」と機体名がスゲー小さいけど印刷されてる。部品の合わせ目がちょっとズレるとか細かいことは気にしないように。この値段でこんな細かい彩色済みプラモに文句言ってはいけない。気分転換だし。部品の嵌合がうまくいくようにダボを削って接着して。サクサクっと作る。

 さてとりあえずボーイング747、スペースシャトル(チャレンジャー)の2体を作った。シャトル輸送機はシャトル接合部と水平尾翼両端の整流板の取り付けをしないで素のボーイング747の状態にした。東京スカイツリーの近くに飾るならシャトル輸送機より素の旅客機のほうがいいんじゃないかな。羽田空港があるんだし。さて、東京スカイツリー(建設中)と並べてみる(残り3体はまた気が向いたときに作ろう)。こうしてみると東京スカイツリーってのはデカイんだなあと実感。よくもまあこんなデカイもんを建設したもんだと、人類の英知に乾杯。

今週の東京スカイツリー(5)

 いよいよ円筒部の3段目も中盤。だいぶそれらしくなってきたし、存在感も増してきた。

 パソコンのディスプレイ裏側に隠して建設を進めていたがとうとう長男に見つかった。そしてカミさんに通報された(涙)。えーっ、言っちゃうの?!。まあ、ガンプラじゃないし、縦長のブツなのでおだやかな対応ですんだ(ホッ)。たぶんカミさんはこれがまだ半分くらいの高さしかないことには気づいてない。まだ第1展望台すらない状態だというのにな、ホホホホ。

 バンダイの情報によれば素人でも半日あれば組み立てられますと言ってるプラモの組み立てにずいぶん時間をかけてるのは仕事がクソ忙しいというのもあるにはあるんだが、せっかく何万円もするプラモデルを半日で組み立ててしまうというのもさみしいのでちょっと丁寧に組み立ててる。

 素のままだと全体が真っ白なのでちょっと遠目に見ると鉄骨同士の複雑な接合状態がわかりにくい(なんとなく全体が白くつぶれて見えてしまう)。そこで鉄骨の継ぎ目にあたる部分に灰色の水性ペンで影をつけてる。「ガンダムマーカー スミいれ ふでペン<グレー>」っていう水性筆ペンでざくっと塗る。塗った後をティッシュペーパーや爪楊枝でコソコソっと拭き取っていくと影が書ける。間近で見ると嘘くさいけどちょっと離れてみると立体感が強調されて鉄骨の複雑な感じがわかりやすくなる。

 鉄骨の接合部が多すぎてね。仕事しながらちょっと行き詰まると(息詰まると)、横においてある部品にコチョコチョっと墨入れして気分転換してるんだけど。そんな調子だからちょっとずつしか進まない。なんか飽きてきたんで気分転換の気分転換に別のプラモでも作ろうかな。

東京ゴッドファーザーズ

 クリスマスには「奇跡」がよく似合う。クリスマスを舞台にした映画ならちょっとデキ過ぎな話でもなんか許せちゃう。「東京ゴッドファーザーズ」はそんな映画。

 ホームレス2人に家出少女1人。その日暮らしの3バカトリオがある日、捨て子の赤ちゃんを見つけてしまう。東京の街を舞台に3バカトリオが赤ちゃんの親探しを始める抱腹絶倒の珍道中。わらしべ長者のような都合良すぎる展開も雪の降るクリスマスの夜となれば不思議と許せてしまう。そんな赤ちゃんの親探しの中で3バカトリオそれぞれの人生もしだいに明かされていく。それぞれがホームレスになるまでの事情、家族との再会、別れ。最後にはクリスマスの奇跡よ、ありがとうと思える。クリスマスにはピッタリの心温まる珍道中。2010年に46歳の若さで亡くなった今敏監督の作品。2003年公開。制作費は相当安かったらしいけど、これだけのものが作れるんだと感心させられる。