問題ないです

 この非常災害時にブログもなにもないだろうと思ってたけど、電話もつながりにくいし、心配して連絡してくれる方もいらっしゃるので、とりえあずこういうところにも無事であることを書いておきます。

 地震発生時は大きな揺れに怖い思いをしましたが、その後は電車が止まって帰宅難民になったとか。歩き続けてやっとみつけたホテルは壁の一部が崩れてたりエレベーターが壊れてたりボイラーが壊れてお湯が出ないにもかかわらず通常料金だったとか。翌日もやっと乗った電車は土曜の午前中の下り列車なのにスーツ姿のサラリーマンですし詰めという不思議電車だったとか。計画停電はヤシマ作戦みたいだなあとか。そういう笑い話で済むことばかりなので大丈夫です。

 今は被災地で苦しい思いをしている方々のためにできることを考えて節電と募金をしてます。

節電ポスター(http://setsuden.tumblr.com/)より

MG MS-06F ザクII マインレイヤー仕様 [Ver.2.0]

MS-06F
ZAKU II MINELAYER
PRINCIPALITY OF ZEON PRODUCTIVE MOBILE SUIT

 ザクですよ、ザク。ザクがいないガンダムなんて、クリープのないコーヒーみたいなもんだ。とブラックコーヒー派の私が言ってますが、説得力ないですか?ないですね。

 背中の大型ランドセルに内蔵した宇宙機雷を散布する。機雷バラまき専用モビルスーツ。宇宙艇を使ってバラまくよりも効率がイイっていう設定なんだが・・・いやー、素直に宇宙艇でバラまく方が効率イイって思・・・わないな、うん、思わない。思わないよ、全然、ジーグ・ジオン!

 「TVや映画には登場しなかったけど実はこんなモビルスーツもあったんだぜ」というガンプラ拡販企画の「モビルスーツバリエーション(MSV)」。ガンプラならなんでも売れたそんな時代の商魂たくましさの象徴とも言えるかな。このザク・マインレイヤーもMSVの一つ。背中のランドセルを機雷散布用の大型ランドセルに交換しただけ・・・うーん、いかにもやっつけ仕事で作ったような感じもしないでもない設定のモビルスーツだけど、まあイイさ。

 で、実際プラモデルとしてどうなのかっていうと基本モデルのF型(いわゆる世間一般で言うところの「ザク」)と比べると、ランドセルの交換のほかに、動力パイプの色が黒いとか、右頬の動力パイプが後頭部じゃなくてランドセルに繋がっているとか、あとは、あとは・・・同じだな、同じ。あ、シール類のデザインもちょっと違うな。このモデルは大型ランドセルが特徴なので飾るときは背中を向けておきましょう。

 仕事の取引先の方から「トップコート」くらい吹いておいた方がいいのではとアドバイスをいただき、初めて「つや消しトップコート」をスプレーした。組み立てて、墨入れして、つや消しトップコートをプシューッ。プラスチックのツルツルテカテカがなくなって表面がマットになるのでプラモデルっぽさというかオモチャっぽさがグッと抑えられていい感じ。うーむ、つや消しスプレーっていいな。

【ザク祭り】マスターグレード(MG)シリーズで2007年4月にザクIIがver.2.0として再登場。多くのバリエーション機体が存在したというアニメの設定をプラモデルとしても再現するために骨格に相当するフレームを再構築し、全てのバリエーションを「ザク共通フレーム」+「バリエーション部品」で作ることができるように考慮されている。これを機にこれまでいくつか発売されていたMGザクIIがver.2.0仕様でリニューアルされたり、新たにザクのバリエーション機が次々と発売された。これらを片っ端から作っていこうというのがザク祭り。

F-4EJのプラモデルを作ってみることにした(2)

 部屋に飾ってあるガンプラたちを見たときに実物の大きさをだいたい想像できるように同じ縮尺の実在する何かも一緒に飾っておこうと思って「F-4EJ ファントム II」のプラモデルを作ることにした。420円とお手頃価格なんだが、接着剤は必要だし、合わせ目の処理は必要だし、塗装は必要だし、デカールは水転写式だし、自分がいかに軟弱なプラモデルしか作ってこなかったかを実感させてくれる420円。

 部品を切り出して仮組みして、製作方針を考える。こんな硬派なプラモ作りはほぼ今回限りなのであれこれ道具を揃えることは避けたい。ただし接着剤だけは必要なので一番手頃なプラモデル用セメダインを購入。合わせ目の処理は・・・接着剤を塗ったときに多少プラスチックが溶けるので接着剤をちょっと多めに塗って溶けたプラで埋めてしまえ。塗装は・・・機体先端の黒と機体中央の赤ラインは、ガンプラの部分塗装用に買ってあるガンプラマーカーで塗ろう。その他の部分はプラスチックの成形色がグレーなのでこれをそのままにする。つまり基本は無塗装で済ます(本当は機体上面と側面が青みのある灰色で、機体下面は白に近い灰色なんだけど)。あとは出たとこ勝負だ。

 方針が決まったので、エイやっと作り始める。プラモデル用セメダインの有機溶剤臭がプーン。おおぅ!懐かしい香り。やばい、カミさんにオコラレル。居間から撤退しないと。しかし真冬の夜中に外で作業したら凍死しそうなので、妥協案として防寒着を着込んで玄関で作ることに。そそくさと道具をまとめて玄関へ移動。

 30年ぶりの接着剤はとても緊張して、接着剤がはみ出して外側に跡ができてしまった部分もあったけど目立たない部分だったし、おおむね上手くいったかな。接着剤で溶かしたプラを使った合わせ目処理もまあ変じゃない程度にはできた。あとは機体先端をガンプラマーカーで黒くべた塗りして機体中央部に赤いラインを引く。ガンプラ用墨入れペンでパネルラインに墨入れで塗装完了。

 最後は水転写式デカールを貼るだけ。デカールを台紙ごと切り取って水の中に10秒。取り出してじっと待つこと2分くらい。台紙からデカールが浮き上がったら、ピンセットでつまんで台紙の上を滑らすようにして所定の場所へ乗せる。濡れているうちは位置調整は簡単。貼り位置が決まったら綿棒でちょちょっと水分を吸い取ってあげると貼付け完了。のはずなんだけど、デカールの強度が弱い!ピンセットでつまもうとすると簡単にちぎれてしまう、アアーッ!! 水転写式デカールってこんなにデリケートだったっけか?ガンプラ用の水転写式デカールはもっと丈夫だったぞ。綿棒や爪楊枝を使って丁寧に慎重にゆっくりと台紙の上を滑らせていく。組み立てよりも塗装よりもデカール貼りが一番時間かかった。指がピクピクしながらなんとかデカール貼りも完了。と思いきやオレが下手なのかデカールの質が悪いのか、デカールの一部が浮き上がり始めた。ちょっと濡らして再度貼付けたけど、こりゃ早晩また剥がれるな。ということで表面コート剤スプレーを吹くことにした。たまたまガンプラ用に買っておいた水性つや消しトップコートのスプレーが1缶余ってたのが幸い。ただ、玄関でプシューっとやるわけにいかないのでトップコートは翌朝に持ち越すことにした。

 翌朝、またまた剥がれかかっているデカールを処理して、そそくさとベランダでつや消しトップコートスプレーをプシュー。これで表面に薄い塗膜ができあがったのでデカールも剥がれないだろう。ふう、完成。

 ありあわせの道具でひと晩で作ったわりにはよくできたかな。では、ガンダムと大きさ比べ。やっぱりガンダムと同じくらい。戦闘機ってかなり大きいんだなぁと実感。

 ついでにザクと記念撮影。