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深呼吸する惑星

 先週、第三舞台の封印解除&解散公演「深呼吸する惑星」を観てきた。1980年代小劇場ブームのころ、高校で演劇部にいた私にとって第三舞台は特別な存在だった。躍動感あふれる演技や拳を握りしめて声を合わせて何か言う姿はモロに影響を受けた。と言うものの初めて見に行った小劇場演劇は夢の遊眠社だった流れで第三舞台の芝居は観ることがないまま高校を卒業して、その後もイッセー尾形とかつかこうへいとか観に行く機会はあったけど、ついぞ第三舞台の芝居は観る機会がないままここまできてしまった。

 2001年に第三舞台は10年間封印。封印解除の年だった10年ぶりの公演が解散公演。知人の尽力でチケットが手に入ったので、生まれて初めての第三舞台観劇が解散公演とあいなった。

 良かった、良かったよ。暑苦しくむさ苦しく燃えていた高校時代に強く影響を受けたあの時代の演劇が目の前に展開されている。筧利夫が小須田康人が大高洋夫が舞台を走り回っている。新参者の私にはネタ元がわかりにくい身内ネタがところどころ出てきても問題無し。いいんだよ、その身内ネタで盛り上がる雰囲気そのものがいいんだよ。体の中から熱くなってくる。あのころにタイムスリップしたよ。舞台の上にいる人たちはもう50才超えてる。それが80年代の学生コンパの勢いそのまんまの芝居をやるんだから冷静に見たらたらかなり痛々しいんだろうけど、そんなこたあ構わん。オレも42才だし。

 年始早々たくさんエネルギーをもらった。また今年一年がんばれそうだ。

Internet Explorer 6・・・・

 IE6は10年前に登場。今となってはセキュリティ上の問題が多い、Javascriptの実行速度が異常なまでに遅い、現行のWeb標準規格に対応してない、それどころか標準規格で設計したサイトを表示すると挙動がおかしくなる、透過pngが透過しない・・・・など問題点は枚挙にいとまがない。Webサイトや社内システムの開発者は数々の裏技を駆使してこの問題だらけのIE6をなんとかそれっぽく動かすためにあれこれ苦労している。php、javascript、CSSのあちこちにIE6用裏技コードが書き込まれている。面倒臭いし、プログラムやスクリプトの美しさが壊滅的に損なわれるのも許しがたい。そこまで苦労してもやっぱり何か変な表示になるし。労多くして功少なし。

 そのIE6がこの世から消えることはマイクロソフト社自身も望んでいる。米国調査会社の調べで、米国におけるIE6のシェアがとうとう1%を切ったとの報道を受けて、IEマーケティング責任者Roger Capriottiが新年早々、マイクロソフト社のブログ(http://windowsteamblog.com/ie/b/ie/archive/2012/01/03/the-us-says-goodbye-to-ie6.aspx)で「シャンパンを開ける時が来た!」と書いて喜んでいる。なにせ、マイクロソフト社は自らIE6終了のカウントダウンサイト(http://www.ie6countdown.com/)まで作ってIE6からの脱却を強く促している。さらに、一部の国ではインターネットにつながっているパソコンがIE6を使っていた場合にWindows XPならIE8に、Windows VistaならIE9に強制的にバージョンアップすると発表している。

 IEマーケティング責任者Roger Capriottiは先のブログでこうも書いている。「IE6はこのところブラウザのジョークのオチになっている。我々はそれが消え去ることを誰よりも熱望してきた。」「今日からIE6の優先度を低くして、IT系開発者たちがこのような時代遅れのブラウザのために無駄な時間を費やさなくてすむことを望みます。」

 悪夢のIE6対応作業から解放されるのは近いのか?! とりあえず私が運営しているCosmetic-Info.jpというサイトでは今春に予定しているリニューアルでIE6対応をやめることにしました。IE6で閲覧しても大丈夫は大丈夫だけとレイアウトが崩れて見えるとか、表示が遅くなるなどの影響が出るとは思う。まあその程度の影響でとどめておけばさらに2、3年後のリニューアルの前振りとしては上出来かな。

 それにしても地デジのときもそうだったけどギリギリまで何もしない人はしないんだろうな。

現場で役立つ 化粧品・美容のQ&A

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 一般書店にはなかなか出ないと思うのでご購入の際は出版元のフレグランスジャーナル社の直販を利用するといいと思います。

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A5判 210頁
定価 1,890円(本体 1,800円)
2011年12月 第1刷
ISBN 978-4-89479-213-5