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結婚記念日

 今日は結婚記念日。結婚記念日っていうと「入籍日」とか「挙式日」とかが多いんですかね。我が家は「挙式日」を結婚記念日にしてます。というのはふたりとも入籍日を覚えてないからという消去法で決めた。挙式日は結婚指輪の内側に彫ってあるし、いろいろと証拠の品も残ってるので忘れなくて済むんだけど、いつ入籍したのかは2人とも覚えてない。

 なんで入籍日を覚えてないかというと、挙式→新婚旅行→新居へ引っ越しという忙しい流れの中で婚姻届を出すのをすっかり忘れていて、挙式から何週間も経って引っ越しも一段落してようやく落ち着いたある日「あれ、そういえば婚姻届出すの忘れてないか?」と。ガサゴゾと書類の山の中から書きかけの婚姻届を見つけてあわてて記入。それが土曜日だったか日曜日だったかも覚えてないんだけどとにかく休日だったのは間違いない。インターネットで調べたら休みの日でも婚姻届は受け付けてくれると書いてあったので、そそくさと区役所へ。でも区役所が開いているわけもなく・・・なんか「婚姻届はコチラ→」みたいな貼り紙があってそっちへ行くと区役所の通用口。警備員さんが婚姻届の受付係も兼任してるらしい。警備員さんに婚姻届を渡して終わり。受領書みたいなものをもらったような気もするけど覚えてないし、もしもらったとしてももうとっくに捨てたと思う。

 ということで婚姻届を出したのは1997年の10月か11月の土曜か日曜という非常にあいまいな記憶しかない。戸籍謄本とか取ってくればたぶん書いてあるんだろうけど。そのために戸籍取りにいくのもめんどくさいから入籍日は忘れたまま。もし戸籍取ってきて入籍日がわかったら忘れないようにここに書いておくかな。

スペースコロニーの可能性

 小松左京の代表作「日本沈没」。作中では数年のうちに日本国土の大半が海に沈むという事態に際して日本国民の海外退避計画が練られるんだけど、しょっぱなから日本人全員の退避は不可能という前提で話が進む。意外だったが、ちゃんと根拠のある数字で説明されてた。そのまま書き写しても面白くないので現代に当てはめると次のようになる。2010年の「日本人出国者数」は1,664万人(法務省入国管理局資料)。2010年の「訪日外客数」は861万人(日本政府観光局資料)。合計で年間2,525万人が日本から出ている。これら空路・海路は平均2割の空席だったとすると平時に日本から出国できるのは最大で年間約3000万人。そして2009年の日本人口は12,751万人(総務省統計局資料)。単純計算で日本人全員を出国させるのに4年3ヶ月かかることになる。非常事態なんだから空港や港湾を24時間動かして大量に出国できるはずと考えたくなるが、いざ沈没が始まれば空港や港湾設備は徐々に機能を失っていくので早々に平時の出国ペースすら維持できなくなる。「日本沈没」では2年ちょっとの時間をかけて日本がゆっくり沈んでいく設定だが、つまり2年後には空港、港湾設備は壊滅状態になるということだから、日本人全員が海外退避できる可能性はゼロという結論が出てしまう。

 かように人の移動というのは簡単ではないということなのだけど、なんでこんなことを今さら思い出したのかっていうと

 人類が、増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになって、すでに半世紀。地球の周りには巨大なスペースコロニーが数百基浮かび、人々はその円筒の内壁を人工の大地とした。その人類の第二の故郷で人々は子を産み、育て、そして死んでいった・・・。ガンダムを見ててね、スペースコロニーかぁ、人がいっぱい宇宙へ行くんだなあ・・・ていうか行けるのか?そんなに大勢の人間が。ふと思ったわけです。うわっ、長い前振りだったなあ。

 んじゃ、計算してみよう。世界人口は現在約70億人。人口問題を解決するのが目的なんだからまずは最低でも総人口の1割、7億人は宇宙へ行ってもらわないと話にならんだろう。人を宇宙へ運ぶ方法としては現役を引退してるけどスペースシャトルみたいなものがやっぱり必要になるよな。スペースシャトルのカーゴベイ(荷物入れ)を改造して旅客機にしたら何人乗れるんだろう。

 スペースシャトルは悪天候でケネディ宇宙センターに着陸できないときエドワーズ空軍基地などの代替基地に着陸する。その場合、スペースシャトル運搬専用に改造されたボーイング747の背中に乗せられてケネディ宇宙センターに戻ってくる。その写真を見て想像してみる。

 ボーイング747は座席を詰め込めば500人くらいは乗れるらしい。その半分くらいの大きさだからスペースシャトルは300人ぐらい運べるかな。いや、ここはボーイング747並みにデカいスペースシャトルが出来上がると考えて1回で500人運べるってことにしよう。うん、うん、そうしよう。

 スペースシャトルで1回に500人を宇宙へ運べるとして7億人を宇宙へ上げるには140万回打ち上げる必要がある。これ、なんと毎日毎日休みなく打ち上げ続けて3,835年もかかる! 数千年かけてやっと総人口の1割を宇宙へ運ぶ・・・これじゃ人口増加に対してあまりにも遅すぎ。まったく効果なし。

 だいたいにして現在、地球人口は年間8,000万人のペースで増えているらしいから、人口問題を解決するならそれを上回るペースで人を宇宙へ運ばなきゃならんから少なくとも年に1億人ずつ宇宙へ運ばなきゃダメってことだろう。これって1日に27万人を宇宙へ運ぶ計算になるから、500人乗りのスペースシャトルを毎日550機打ち上げるってこと。スペースコロニーで人口問題解決なんてもう無理無理。

 あーあ、夢がねえなぁ。

 そう、夢、夢だよ、夢! スペースシャトルなんてチンケなもので運ぼうと思うから無理無理な話になっちゃうんじゃん。なんかこう、すごい輸送手段がさ、1日に30万人くらい余裕で宇宙へ運べるよな、スゲー何かがさ、こう、ドーンと発明されちゃえばいいだけじゃんよ。オヒョー、誰か作ってくれ。軌道エレベーターとかさ。

エアサーキュレーター

 長男の部屋が暑い。数年前に家を小改造して居間の奥にある6畳くらいの部屋を2つに仕切って長男と長女用にした。この長男の部屋が激烈に風通しが悪い。去年の猛暑のとき壁掛け扇風機を設置したが、熱気が部屋の中を循環するだけで涼しくならない。

 今年も暑さが厳しくなってきてカミさんの「アンタ!ナントカシナサイヨ!」という無言のプレッシャーも厳しくなってきた。オーノー!!オレの責任かよ!!そうだよな、そうだよ。この家の図面引いたのはオレだし、子供にも性別があるってこと忘れて子供が何人生まれても1部屋あれば十分だとか思ってたのはオレだし、1部屋を2つに仕切っちゃえとか言い出したのもオレだし、そうさ、そうだよ。長男の部屋が暑いのはオレのせいだ。オレの責任だよ(号泣)。(宇宙戦艦ヤマトの真田さん風に)実はこんなこともあろうかと密かに長男の部屋には高いところにコンセントを作っておいてもらったのだよ。新兵器「小型エアコン」設置だっ!!

 は?節電だって?!はー(深いため息)。どうすんだよ、一休さん。ポクポクポクチーン。

 うーん、風通し悪いのが諸悪の根源なんだから、無理矢理にでも風通しを良くすればいいんだよ。でも扇風機ごときでは効果が小さかったんだから、↓こんなヤツや

↓こんなヤツ

を買えばいいんではないだろかと真剣に調べたよ。で、よくよく調べると家庭用空気循環機ってものがあることを発見。サーキュレータと呼ぶらしいんだが、要は強力扇風機。圧倒的な風量で空気の循環/入れ替えをするんだそうな。数日間悩んだ結果、買ったのは米国vornado社製の「ボルネードファン530J」。7980円也。ちょいと高いが風力の強さでは定評がある。

 大きさは卓上扇風機くらいの小さなものなんだが、風力がハンパじゃない。ブォオォォォオォォオオォ・・・・・ってすごい勢いで空気が飛んでいく。10mくらい離れても風を感じる。居間のなかほどから子供部屋に向けて送風開始!熱気がこもった子供部屋の空気がいっきに入れ替わる。扇風機とはぜんぜん次元が違うわ、これ。音も大きいけどこの風量を考えたら文句いえない。夜は子供が風呂に入っている間にエアコンで涼しくなった居間の空気を子供部屋へ送り込んでおく。蒸し暑くて眠れないと言ってた部屋が一転、涼しくて風邪ひきそうとか言われた。設定を「弱」にすると、普通の扇風機の「強」くらいの風量になる。子供が布団に入った後は弱にしてしばらく空気を送り込んでおいて、寝た頃に止める。

 隣りの部屋は涼しいのに、こっちの部屋は風通しが悪くて熱気がこもって困るなんて悩みにはボルネードファンはおすすめの一品。