「ガンプラ」カテゴリーアーカイブ

MG RX-78-2 ガンダム [ver.O.Y.W. アニメーションカラー]

RX-78-2
GUNDAM
E.F.S.F. PROTOTYPE CLOSE-COMBAT MOBILE SUIT

DSC02154-pザク作ってるばっかりじゃないんだよぉ。今日はガンダムです。ガンダムは・・・・いちいち説明しなくてもいいよね。地球連邦軍の試作モビルスーツ「ガンダム」。型式番号RX-78。日本を代表するロボットです。私の母親にとってはスコープドッグだろうがバルキリーだろうがバイファムだろうがみんなガンダムです。あのザクだってガンダムですから。どうでもいいんですよね、けっきょく。みーんなガンダム。

人類が宇宙に生活の場を作るようになって半世紀以上が経過した宇宙世紀0079年1月。サイド3と呼ばれるエリアがジオン公国を名乗り地球連邦に対し独立戦争を開始した。レーダーを無力化するミノフスキー粒子とレーダーに頼らない有視界戦闘を得意とするモビルスーツの両方を活用したジオン軍は、緒戦で地球連邦軍を圧倒。続く地球降下作戦も成功したものの急激に膨張した支配地域に有効な補給線を維持することが難しくなりここでジオン軍と連邦軍は一進一退の攻防を繰り返して戦線が膠着した。

開戦から8ヶ月が経過した0079年9月。遅れをとった連邦軍もようやく戦線に投入できるモビルスーツの開発に成功していた。その試作機がジオン軍に奪われそうになった時、偶然居合わせたある少年がその試作機に乗ってジオン軍のモビルスーツを撃退してしまう。この事件をきっかけにその少年=アムロ・レイはモビルスーツパイロットとしてこの戦争に巻き込まれていく。

ま、カッコよく書くとこんな感じかな。

マスターグレードシリーズでは数年ごとにその時々の技術や流行を反映したデザインにアレンジされてガンダムが発売されてきた。

1995年:ガンダム
2000年:ガンダム ver.1.5
2002年:ガンダム ver.Ka
2005年:ガンダム ver.O.Y.W.
2008年:ガンダム ver.2.0
2013年:ガンダム ver.3.0

今回紹介するver.O.Y.W.もその一つ。O.Y.W.はOneYearWar(一年戦争)の頭文字。初代ガンダムの一年戦争(宇宙世紀0079年1月開戦、同年12月終戦とちょうど1年間の戦争だった)を題材にしたプレステ2用ゲームソフト「機動戦士ガンダム 一年戦争 One Year War」が発売になったことに合わせて、ゲーム中に登場するガンダムのデザインを反映したガンプラとしてこのver. O.Y.W.が発売された。ゲームでは空気感を表現するために全体的にパステル調に寄せた色が使われていてver.O.Y.Wも比較的淡い色調だった。これをアニメの原色系バリバリに色替えして発売になったのが「ver.O.Y.W.アニメーションカラー」・・・・・ああ、ややこしい。

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ゲームに登場する「いかにも動きそうな感じ」にアレンジされたver.O.Y.W. の特徴のひとつは肩関節の作り方。

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肩の接続部品が首の近くまで入り込んでいる(クリックすると拡大するよ)。このパーツが首の近くで上下方向に回転軸を持っているので肩パーツがグイッと立ち上がって

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こんな風に肩を入れるような感じで肩パーツを立ち上げることができる。このように肩パーツが90°立ち上がってしまえば、肩パーツを正位置にしたまま腕を真上に持ち上げることができる。するとどうなるかというと

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そう、ガンダムが最後の一撃を放った印象的なシーン、映画のポスターにも使われた俗にいう「ラストシューティング」ができる。肩だけじゃなく各関節の可動範囲が広くなるさまざまな工夫が導入されているので

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ガンダムハンマあぁーっ!もカッコよくキマる。そして何と言ってもスレンダーなデニムのジーンズが登場する第1話「ガンダム大地に立つ!!」の名シーン

デニム「ジーン、スレンダーが待っているところまでジャンプできるか?」
ジーン「補助カメラが使えますから、行けます。ジャンプします」
アムロ「逃がすものかっ!」
ジーン「ぬわーっ!」
アムロ「はーっ!!!」

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記念すべきガンダム初めての敵モビルスール撃破シーンもご覧の通り再現できる(画像をクリックすると拡大するよ)。こんな軟体動物のような映像シーンをそれなりに再現できるほどよく動く。

「こいつ・・・動くぞ」

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【アムロ博物館】1/100マスターグレードシリーズでアムロ・レイが乗ったモビルスーツを集めてみようという企画。アムロが乗ったモビルスーツって少ないんだよね。この企画、すぐ完結してしまう。

MG MS-06R-1 高機動型ザクII (初期型) シン・マツナガ専用機 [Ver.2.0]

MS-06R-1(A)
ZAKU II
PRINCIPALITY OF ZEON S.MATSUNAGA’S CUSTOMIZE MOBILE SUIT

DSC09851-pザクのプラモ、多いなあ。ショーケースがもういっぱいいっぱいになってきた。さて、今回作ったのは、MSV(モビルスーツバリエーション)から高機動型ザクII。ザクII(いわゆるフツーのザク)をベースに宇宙での機動力向上を狙って開発されたザクのバリエーション機。それが「高機動型ザクII」・・・・という設定。まあ30年近く前の企画だから、その当時の「ボクが考えた高性能なザク!」っていうデザイン。脚部や背部にこれ見よがしにデカい推進装置をゴテゴテと。しかも○○専用機としてちょっとずつデザインが異なる機体が何種類も作られた。何種類もデザインされた高機動型ザクIIは、最近ではおおむね以下のように整理されている。

  • 初期型の試作機:MS-06RP
  • 初期型:MS-06R-1
  • 初期型の改良機:MS-06R-1A
  • 後期型の試作機:MS-06R-2P
  • 後期型:MS-06R-2

今回作ったのはR-1型。その中でも機体を白系で塗装し「白狼」と恐れられたシン・マツナガ大尉の乗機。

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プラモデルの箱には「R-1A」って書いてあるんだけど、右肩の通気口らしきスリット、前垂れの突起物、カバーされているふくらはぎのプロペラント部などR-1Aとは外観上の違いがあるしオレはR-1型だと思うんだよね。

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まあもともとがガンプラブームの勢いに任せてバンバン作ったものを後からそれっぽい理由付けとともに整理したんで「R-1型だ」「R-1を改修してR-1A仕様にしたものだ」「R-1Aには細かいバリエーションがあるんだ」と諸説紛々。R-1Aはすでに黒い三連星用があるから、これはR-1だということにする、オレの中では。

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ああっ、かっこいい。かっこいいよ。特にこの「いかにも」すごそうな脚部のバーニアいっぱい状態。もうビューンビュン飛び回れるね。シャアザクなんて目じゃないよ。なんども言うけどさ、ザクは下から見上げるように見るのがカッコいいよね。

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高機動型ザクIIはふくらはぎ周りにいっぱい推進装置を付けてるからザクver.2.0の醍醐味である関節超絶可動がひざに関してだけは残念な状態だけど、そりゃましょうがないよな。いいんだよ、宇宙用なんだからさ。

さあ、とりあえず現時点で完成している高機動型ザクIIが揃い踏み!! 左からR-1型、R-1(A)型、R-1A型、R-2P型、R-2型。うおーっ、カッケー。

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数が多くてね、横一線に並べると背景紙をはみ出しちゃうんだよな。

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R-1型(ア・バオア・クー防衛隊仕様)
R-1(A)型(シン・マツナガ専用機)
R-1A型(黒い三連星専用機/ガイア機)
R-2P型
R-2型(ジョニー・ライデン専用機)

【ザク祭り】マスターグレード(MG)シリーズで2007年4月にザクIIがver.2.0として再登場。多くのバリエーション機体が存在したというアニメの設定をプラモデルとしても再現するために骨格に相当するフレームを再構築し、全てのバリエーションを「ザク共通フレーム」+「バリエーション部品」で作ることができるように考慮されている。これを機にこれまでいくつか発売されていたMGザクIIがver.2.0仕様でリニューアルされたり、新たにザクのバリエーション機が次々と発売された。これらを片っ端から作っていこうというのがザク祭り。

MG MS-06R-2P 高機動型ザクII (後期試作型) [Ver.2.0]

MS-06R-1
ZAKU II

はい、ザクです、ザク。ザクのいないガンダムなんて・・・あ、もういいですか?

ガンプラブームに乗じて作られた「TVには出てこなかったけど、実はこんなモビルスーツもいたんです」という企画「モビルスーツバリエーション(MSV)」。その中でも群を抜いて有名な機体が高機動型ザクII。TVに出ていたザクの高性能タイプです。型式ではR型と呼ばれてます。

ひとくちにR型といってもその中にはさらに細かいバリエーションがあって以下の5タイプが有名(・・・・・有名か?)。

MS-06RP(R型の試作機)
MS-06R-1(初期R型)
MS-06R-1A(初期R型のちょこっと改良版)
MS-06R-2P(後期R型の試作機)
MS-06R-2(後期R型)

まあ30年近く前の話なんで、テキトーに「カッコイイザクいっぱい書いてみましたぁ」ででっち上げた微妙にデザイン違いの高機動型ザクを初期型だの改良型だの試作型だのと後付けの後付けで設定しただけってのが実際のところなんじゃないだろか。超適当。

さて、この中で今回作ったのは後期R型の試作機「MS-06R-2P」です。推進装置の大型化によって高機動化に成功した初期R型(R-1型)をさらに高出力化してビーム兵器も運用できるように・・・と検討したのが後期R型。大出力を必要とするビーム兵器にエネルギーを供給できるように胸部のジェネレータを大型化したもののザクの基本設計では改良にも限度がありビーム兵器を運用できるほどの出力が出せないことがこの試作機で明らかとなったため結局、後期R型の開発は脚部推進装置のさらなる高出力化のみという形で決着した・・・・・という設定。ちなみにザクを基本にした設計ではビーム兵器はムリとわかった結果、一から設計し直して作られたのが「ゲルググ」・・・・・という後付け設定。

町の模型屋さん(プロショップ)でしか売ってない限定品「MG MS-06R-1 高機動型ザクII (ア・バオア・クー防衛隊機) [ver.2.0]」をベースにして作りました。この商品は箱に「R-1型」と書いてあるものの、箱を開けると中にはR-1A型やR-2型などこれまでに発売されたR型シリーズの部品が全部入ってるのでお好みでR-1、R-1A、R-2型のどれでも組み立てられるし、説明書を無視して好きな部品を組み合わせればオリジナルな高機動型ザクIIだって作れるという、モビルスーツ大好き中年の心をわしづかみの大盤振る舞いな商品だ。さらに、さらに、説明書にはR-2型の部品の一部を改造してR-2P型を作る方法まで紹介されている。そうだ、せっかくだからR-2P型を作ろう!

R-2P型は大型化した胸部が特徴なんだけど、ここだけは既存の部品をもとにボリュームアップの改造が必要。しかしこんな小さな部品ひとつのためにパテやら塗料やら道具をいくつか買いそろえるのもなあ・・・どうしようかな・・・とか2日ほど考えた末お金で解決することにした。「プラモデルの製作代行」という商売がある。本来は組み立てから塗装仕上げまで全部お任せして超カッコいいプラモデルを作ってもらうもんなんだが、なんと「ザクの胸部部品をカッコよくボリュームアップする」という依頼をした。「部品だけを製作代行ですか? 送料とか考えるとかなり割高になりますよ?」「いいの、いいの。申し訳ないけど胸部部品のボリュームアップだけお願い!」


ということで、ザクの胸部部品の改造だけを依頼した。代行屋さん、ありがとう。届いた部品をみて、さすが商売でプラモデル作ってるだけあって上手に改造するもんだと感心した。

届いた部品を使ってあとはいつも通り。パチパチ組み立てて、墨入れ、シールを貼って、最後につや消しスプレーをプシュー。で、完成。

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もうちょっと胸部の張り出しを強調してもらってもよかったかなぁ。うーん、まあOKでしょう。いい感じ、いい感じ。

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ガンプラの写真をいくつか撮ってて感じたんだけど、ガンダム系って斜め上から撮った方がカッコいいことが多いけど、ザクって斜め下から見上げる感じで撮った方がカッコいいと思う。

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【ザク祭り】マスターグレード(MG)シリーズで2007年4月にザクIIがver.2.0として再登場。多くのバリエーション機体が存在したというアニメの設定をプラモデルとしても再現するために骨格に相当するフレームを再構築し、全てのバリエーションを「ザク共通フレーム」+「バリエーション部品」で作ることができるように考慮されている。これを機にこれまでいくつか発売されていたMGザクIIがver.2.0仕様でリニューアルされたり、新たにザクのバリエーション機が次々と発売された。これらを片っ端から作っていこうというのがザク祭り。