2001年にリリースされたブラウザ。2001年といえば任天堂ゲームボーイアドバンスが発売された年だぜ。任天堂DSなんて影も形もないころ。そんな昔に登場したインターネットブラウザが Internet Explorer 6。もう古すぎて、古すぎて、この10年で急激な進化をとげたインターネット技術にまったくついていけてない。Microsoft社は Internet Explorer を何度も刷新して今や Internet Explorer 9。来年には Internet Explorer 10 のリリースが予想されている。
なのに、なのに、Internet Explorer 6 を使い続けている人がまだまだ多い。「だってちゃんと使えてるし・・・」とか言わないでくれ。その裏側ではcssやjavascriptなどすでに枯れた技術にすらまともに対応できてない IE6 をさまざまな裏技やバグ対応を満載してなんとかだましだまし動いているようにみせかけてるだけ。それ、ちゃんと動いてないのよ。IE6 を切り捨てれば Webサイトの開発はずっと楽になるし、いまよりずっと使いやすいサイトや楽しいサイトも作れるようになるし、動作も軽快になる。この世から IE6 が消え去ったらインターネットの世界はずっと良くなる。IE6 がインターネット技術の進化を妨げているとも言える。邪魔、邪魔、邪魔。
Microsoft社だってこんな使いものにならなくなった古いソフトをいつまでも使い続けてほしいとは思ってない。あの手この手で高性能で安全な最新ブラウザへの移行を推奨している。Yahoo!、Gmail、YouTubeなど名だたるネットサービスだってもうこれ以上 IE6 への対応を続けるのは不可能だとして IE6 への対応を終了すると宣言してる。鈍重な日本政府だって内閣官房情報セキュリティセンターが情報セキュリティ向上のため IE6 の利用中止を推進している。
そんなこんなの努力のおかげで、IE6 の利用者はかなり減ってきている。いろいろな資料があって値にばらつきがあるものの最近では IE6 の利用者は 10%を切ったらしい。資料によっては 2%台なんて数値も。す、すてきな世界があと一歩だ。IE6 を切り捨てられる日まであと少しだ!
ところがさ、うちの会社が運営しているCosmetic-Info.jpっていうインターネットサイトについてはアクセス記録からブラウザの種類を調べると直近の1ヶ月で、IE6のシェアが『16.7%』。か、勘弁してくれよ。企業からのアクセスが多いからってのはあるんだろうな。企業ではいまだに Windows XP & IE6の組み合わせは健在だから。でもMicrosoft社は Windows XP のサポートを2014年4月に終了すると宣言してる。当然 XP とセットになっている IE6 もそこでサポート終了。あと2年後には XP&IE6 はネット攻撃に対して完全に無防備になる。そうなったら IE6 は使えないブラウザどころか使っちゃいけないブラウザになるわけだからそうなる前にとっととバージョンアップしてくれ。頼む、お願いだ。