iPod touch でどこでもWi-Fi (5)

イーモバイルのD01HWにCTR350とKBC-L2を組み合わせることでどこでもWi-Fiができた。これでiPod touchだろうがPSPだろうがDSだろうが無線LANが使える端末ならどこでもWi-Fi。しかも外付けバッテリはいざというときに携帯電話やiPodの充電にも使える。

けっこう満足なんだけど「とりあえず作った」給電ケーブルにはちょっと不満。でかいコネクタと太いケーブルが気に入らない。カバンの中に放り込んであるだけだから見た目どうでもいいんだけど、でも何となくキレイにというかコンパクトにまとまらんもんかなぁと考えた。

DCコネクタとUSBコネクタのでっぱりとケーブルが太いのが気になる
DCコネクタとUSBコネクタのでっぱりとケーブルが太いのが気になる

そこで第二世代ケーブルを作成することにした。目標は次の通り

  1. DCプラグはL型にして出っ張りをなくす。
  2. USBプラグもできるだけ小型なものを使う。
  3. 給電だけが目的なのでケーブルはシンプルなプラスマイナスの2線だけにする。

と思い立ってから2週間ほど経ったころにたまたま秋葉原の近くで仕事があったので帰りに電気街に寄ることにした。

L型のDCプラグはプラグ部分だけのものとプラグとケーブルが一体化しているものがあった。プラグ部分だけのものはカシメたりカバーをひっかけるツメなどの要素があってちょっと大きい。

L型DCプラグ。意外にちょっと大きかった
L型DCプラグ。意外にちょっと大きかった

L型DCプラグケーブル付き
L型DCプラグケーブル付き

ケーブル付きの方が断然コンパクトだということが判明。ハンダ付けの回数も減らせるし、これに決定。反対側がフリーになっているやつを購入。

さて、USBコネクタはどの店に行っても同じものしかない。ごくごく普通のサイズで選択の余地なし。うーん、これはプラ部をカッターで削って小さくするくらいしか方法はないか。しょうがない。

USBコネクタAタイプ。どの店にいってもこれしか売ってない。色もこれだけ。
USBコネクタAタイプ。どの店にいってもこれしか売ってない。色もこれだけ。

さて、材料は揃ったのであとはハンダ付けしていくだけ。USBは4つ並んでいる端子のうち両側の2つが給電用。変にクロスさせないように確認しながらつないでいけばいい。まさかとは思うものの電気工作はプラスマイナスを間違うと悲惨なことになるので念のためにまずは市販のUSB Yケーブルを使ってUSB端子同士がどうつながっているのかテスターで確認する。右端同士、左端同士をつないでいけばいいことを確認。CTR350のDCプラグの極性を確認して内側と外側を間違えないようにハンダ付け。

で完成したのがコレ

上が初代ケーブルで、下が今回作ったケーブル
上が初代ケーブルで、下が今回作ったケーブル

初代ケーブルと比べると全長はそれほど変わらないけど、両端の端子がそれぞれ小さくなっていることと、ケーブルが細くなって取り回しがしやすくなっていることが特長。これを使うとどこでもWi-Fiセットをこんな風にまとめられる。

dsc02216

モバイルルーターと外付けバッテリをゴムバンドとマジックテープでくるっとまとめたらいいかも。なかなかいい感じ。

唯一心残りなのはUSB端子が一般的な大きさのものしか入手できなかったこと。それでもプラ部をカッターで削って小さくしたけどね。こうなったらもう少し小さくしたい。意味なんてなくていい。とにかく小さくしたくなってきた。

microSD用の極小USBアダプタを分解したら使えそうな気がしてきた。

microSDアダプタ。これを分解して・・・・
microSDアダプタ。これを分解して・・・・