宇宙戦艦ヤマトの第1作目のリメイク「宇宙戦艦ヤマト2199」のテレビ放送が最終回を迎えました。23, 24, 25, 26話をまとめた第7章「そして艦は行く」をすでに家族で見終わってましたんで、今日の放送は見るの3回目になったんだけど。
テレビ版、オマエはダメだ
宇宙戦艦ヤマト2199はテレビ放送を前提に1話あたり21分くらいで作ってるんだけど物語が盛り上がる後半になってどうしてもテレビ放送枠をはみ出してしまう話がチラホラと。そういうときは話のところどころがちょっとずつカットされたり話の最後がエンディング曲とかぶったりして放送されてきた。ドメルと死闘を繰り広げた七色星団決戦の話もそうだったけど、劇場先行公開版は(おそらく販売版やレンタル版DVDも)最後にドメルが自爆した瞬間から無音になって、え?!え?!ヤマトどうなっちゃうの?!え?!え?!と手に汗握ったところで爆煙の中からこれまた無音でヤマトが飛び出してくる。ここで「うおーっ、やったぜー!」となる。ところがテレビ放送だと自爆の瞬間から幸せ感タップリのエンディング曲がかかり始める。そりゃヤマトが沈んだら番組が終わっちゃうから大丈夫だってことはわかってるけどさ。それでもあの無音の一瞬がハラハラドキドキさせてくれるのよ。それが幸せ感あふれる歌がかぶさってちゃね。オレとしては受け入れがたかったな。いっしょに先行劇場上映を見に行った長男も同じ感想だ。エライぞ息子。
それでね、今回の最終話も長くてテレビ放送枠に入りきらない。ていうかそもそもあのオープニング曲はダメだ。やっぱり劇場公開版のとおり”ささきいさお”が「サラバーチキュウヨォー」でいかないと。そしてオープニング曲のせいで冒頭の何十秒かのシーンがごっそりカットされてる。ええっ、森雪がカプセルに入るまでのいきさつ全部カットかよ。そして途中CM。ああぁぁぁぁ・・・・・なんだこのユルユルのCMは。気を取り直してまたヤマト世界に没入しようとガンバル。守兄さーん!沖田かんちょー!そして嗚呼感動のフィーナーレへ・・・・ってオイオイもうこのシーンからエンディング曲かぶせてくるの?劇場公開版ではもっともっと厳かな、それはもう厳かな音楽で静かにゆっくりとじっくり時間をかけてあの地球が・・・・ええっ!カットし過ぎ。スレッガーさんかい?早い、早いよ!
イヤな予感はしてたんだよね。たった2日早いだけだったけど1260円払って先行動画配信を家族で見ておいて正解だったわ。小4の娘は配信版のラストで泣いてたよ。ちなみにオレも。しかも翌日また見て泣いてたよ。ちなみに今日は文句ブーブーだったよ娘もオレもカミさんも息子も。ノーカット4話連続と、変なオープニング曲や場違いなTVCMやエンディング曲でギッタギタにぶった切られたテレビ放送とでは感動の大きさが違いすぎて。
ま、それは置いといて。ヤマトがイスカンダルを出発して地球に向かう24, 25, 26話ではちゃーんとヤマトは左から右に旅していたこと、これは忘れてはならない。
第1話から第26話までずっとイスカンダル星は左側にあって、地球は右側にある。だから復路ではヤマトは左から右に向かってテレビ画面の中を旅してる。旧作と同じく帰路でデスラーの急襲を受けたんだがしっかり右舷がボカーンといってた。だからオレは帰路の右舷勤務は危険だとあれほど言ったのにオマエは。結局、今作では驚愕の安全性を誇った第三艦橋だったな。