テレビ/電話/ネットを共通回線にしよう(2)

 我が家の「テレビ」「電話」「ネット」サービスの変遷は次の通り。

我が家の信号線の変遷

 家を建てた10年前は、ケーブルテレビ線、固定電話線、光ファイバの3本が、道路を挟んだ反対側にある電柱から我が家に向かってビヨーンと引っ張ってあった。あ、あと電気があるので電線を入れて計4本ね。けっこう見た目にカッコ悪い。

 その後、J:COMが電話サービスを開始して、これがNTTの固定電話サービスよりも安いということで、NTT固定電話を解約してJ:COMに集約した。これによって固定電話線が取り外されて電柱と我が家を結ぶ線が1本減った。その勢いで光ファイバもやめてケーブルテレビ線に集約してしまおうかと思った時期もあったが、J:COMが提供するネット接続サービスはちょっと高いしクセがあるので躊躇してた。

電話線がなくなった

 具体的には、電柱から延びたケーブルテレビ線が家の外壁にある保安器に繋がっていて、そこから映像用のケーブルと電話用のケーブルに分岐して、それぞれ壁の中に入っている。かつて電話線に使っていた保安器は電話線が取り外されたまま残っている。ちなみにその古い電話用保安器の下にある白箱は光ファイバ用の保安器。

ケーブルテレビ線が保安器を経由して映像用と電話用に分岐している

 これが今回、テレビ、電話、ネットをすべてNTTの光ファイバに集約するとさらに1本減らせる。ついでに不要な保安器も取り外してもらうと家の外観もずいぶんスッキリするような気がする。

光ファイバに集約した後に不要な保安器なども撤去した予想図

 こんな感じで道の向こう側の電柱からは電気と光ファイバの2本だけになる。借家だとあまり気にならなかったが、持ち家となると外観も気になる。やっぱり無粋なワイヤは少ない方がいい。

 光ファイバは保安器を経由していったん下方にのばしている。これは屋内に設置する光ファイバの終端装置を2階の床に置いているためで、ちょうど2階の床あたりのところに穴をあけて光ファイバを部屋の中へ引き込んでいる。たぶん部屋の中に設置してある光ファイバの終端装置を、テレビ用、電話用、ネット用に分岐できるタイプの終端装置に取り替えるだけで今回の工事は終わりだと思う。

 しかし、この外壁を走る無粋な光ファイバ。2階の床にずっと居続けるジャマな終端装置。この際コイツらもどうにかしたい。10年前に家を建てた時は、テレビ、電話、インターネットがすべて1本の光ファイバで提供される時代がくるとは思っていなかったので屋内配線に配慮が足りなかった。いい機会なので工務店に頼んで屋内配線を再構築してもらおう。善は急げ、物欲は光速のごとく。さっそく明日工務店に電話だ。