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短いM4を作ろう(4)

自分好みのコンパクトライフルを作るぞ

連載目次 (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7)

  • 東京マルイ M4A1 カービン
  • Guns Modify M4MWS ODIN スタイル エクステンデッド マガジンキャッチ
  • LayLax F.FACTORY カスタムアンビマグキャッチ GBB M4
  • Revanchist Airsoft トリガーガード一体型マグウェル V2 (東京マルイ M4 MWS)

Guns Modify M4MWS ODIN スタイル エクステンデッド マガジンキャッチ

マガジンキャッチは、挿し込んだマガジンが抜けないように固定する部品で、右側に出っ張ってるボタンを押すと引っ掛けが外れてマガジンが抜ける。このボタンを大きくして右人差し指を乗せやすくするのが Guns Modify の ODIN スタイルエクステンデッド マガジンキャッチ。

LayLax F.FACTORY カスタムアンビマグキャッチ GBB M4

左側にあるレバー状のマガジンキャッチ本体をテコの原理で動かして左側からでもマガジンキャッチが操作できるようになるのが F.FACTORY カスタムアンビマグキャッチ。

この2つを取り付ける。

まず、マグキャッチを所定の位置に差し込む。裏返して飛び出している軸に純正のマグキャッチについていたバネを差し込み、エクステンデッド マガジンキャッチのマグキャッチボタンを本体にぶつかるとこまでクルクルっと締める。ボタンを適当な棒でフレームの奥までグイッと押し込んだまま裏返す。飛び出しているマグキャッチレバーを回してボルトキャッチにぶつかって回せなくなるまで締める。マグキャッチの向きを横長の穴に合わせて戻すと裏側にちょうどいい具合にボタンが飛び出る。

右側のマグキャッチボタンを押したり、左側のレバーを操作してマグキャッチがスムーズに動くことを確認する。ほんのわずかに引っ掛かりを感じたので、ヤスリで少し削ってスムーズに動くようにした。

ボルトストップがかからない問題発覚

ある程度ロアフレームが組み上がったのでアッパーフレームを取り付けて試射して確認・・・・ん?ん?ん? ボルトストップがかからない。指でボルトキャッチボタンを押せばボルトストップがかかるけど、チャージングハンドル引いたり、マガジンが空になったときにボルトストップがかからない。

アッパーフレームを外して、ボルトキャッチ周辺の動きをよ〜く観察したら、どうやらハンマーユニットをまたぐ部分が細くてスキマがあるせいでボルトキャッチが斜めに動いてしまい、ボルトキャッチがハンマーユニットに引っかかって動かなくなるような感じに見える。指でボルトキャッチを押すときは真横から力がかかるので斜めにならず動くんだけど、チャージングハンドルと引いたり、マガジンが空になったときは、マガジンのフォロアーリンクがボルトキャッチの斜め前端にあるでっぱり部分を押し上げるので、ボルトキャッチが斜めになってハンマーユニットに引っ掛かるみたいだ。

はぁぁぁぁぁ(深いため息)。マガジンキャッチ分解、ローテーションリンク分解、アンビセレクター分解、ハンマーピンを抜いて、ネジ抜いて、トリガーの隙間からピンポンチでガンガンガン!ハンマーユニットを抜き出して、ボルトキャッチを取り出す。

このボルトキャッチは純正パーツと比べるとかなり角が立ってる。内部でハンマーユニットやロアフレームと引っかかっているとおぼしき場所を金ヤスリでガリガリと削って角を丸くして、細目で面を整えて滑らかにした。

シリコングリスを塗り直して、ハンマーユニットにセットして、ガンガンガン!セレクターレバー入れて、トリガーピン入れる。前回の反省を踏まえてこの段階でマガジンを入れたり抜いたりしてマガジンのフォロアーリンクでボルトキャッチがスムーズに動くようになったことを確認。

ふう、マガジンの出し入れでもボルトキャッチがスコスコ動くことを確認。セレクターレバーの右側を取り付け、アンチローテーションリンク取り付け、マグキャッチ取り付けて、状況復帰。

閑話休題

さて、エクステンデッド マガジンキャッチの取り付けに戻ったが、プラスチック感の強いツヤツヤの黒が M4A1 の色合いから浮いているんで、取り付ける前につや消し黒を塗った。塗装が乾いたら付属のネジでマガジンキャッチボタンにネジ止め。

Revanchist Airsoft トリガーガード一体型マグウェル V2 (東京マルイ M4 MWS)

  • グローブをした指でも入りやすい下方にふくらんだ形状のトリガーガード
  • マガジンの差し込み口にスカート状に広がったパーツをつけることでマガジンを差し込みやすくするマグウェル

この2つが一体化したのが Revanchist Airsoft のトリガーガード一体型マグウェル V2。

一般的なマグウェルはマガジン差し込み口を囲うようにしてかぶせるのでどうしてもマガジン差し込み口が一回り二回り大きくなってしまうんだけど、こいつはトリガーガードが支える構造なのでマガジン差し込み口がそのまま下にスッと広がるミニマルデザイン。ボッテリとした感じがないスマートさが好き。

取り付けは簡単。トリガーガードがあった部分にはめて、付属のネジで留めるだけ・・・なんだけどマガジンに近い前方のネジ穴がビミョ〜にズレていて締めにくい。ここは無理せず、レ〜ッツカナヤスリ!ガリガリっと削っていい感じになったらスプレーでシュー。サクッとネジ止めして完了。

ロアフレームの改造はこれで完了。念のためにアッパーフレームを取り付けて試射して問題ないことを確認。

短いM4を作ろう(3)

お気に入りのカスタムパーツを組み合わせて M4 PDW を作る

連載目次 (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7)

  • 東京マルイ M4A1 カービン
  • Angry Gun ボルトストップ Gen.2 Geissele Maritime 東京マルイ M4 MWS用
  • BJ Tac アンチローテーションリンク (東京マルイMWS用)
  • BJ Tac RADIAN タイプ アンビセーフティセレクター

Angry Gun ボルトストップ Gen.2 Geissele Maritime 東京マルイ M4 MWS用

ボタンが大きくカクカクしてカッコいい Geissele 社のボルトキャッチに一目惚れ。最初は、BJ Tac 社の Geissele タイプ ボルトキャッチ (東京マルイMWS用)を買ったんだけど、回転軸が別パーツになっててしかも付属する回転軸が2種類ついてて2種類とも使い物にならんどころかそもそも回転軸を入れる穴の形も変。これは実銃用とよく似た形状なので MWS用って言ってるけど MWS 互換ユニット用なのかな。くそー、これだから海外パーツはあてにならん・・・とブツブツ文句を言いながら。

それで次は Angry Gun 社のボルトストップ Gen.2 Geissele Maritime 東京マルイ M4 MWS用を買ってきた。商品写真では回転軸が純正のボルトキャッチと同じ形状なので大丈夫そうだけど、心配なので秋葉原の実店舗へ行って現物確認して買ってきたよ。

こいつは問題なさそう。付属のボルトキャッチスプリングを穴に入れて、スプリングにボルトキャッチを引っ掛けて、ボルトキャッチがハンマーユニットをまたぐようにはめる。

実は、この時点では気づかなかったんだけど、のちにボルトストップがかからない問題が発覚することに。ひっかかる部分をヤスリで削って解決したんだけど、その話はいずれ。

右側面にボルトキャッチBを取り付けてポロリしないように押さえながら裏返す。左側面左上のスキマにスリットカバーを戻して、ロアフレームに差し込む。

ハンマーユニットを前後均等にきっちりまっすぐ少しずつ叩き込んでいく。トリガーピンの穴、セレクターレバーの穴がそれぞれきれいに揃ったら、ハンマーユニットとロアフレームをネジ止めしてハンマーユニットの戻しは完了。

BJ Tac アンチローテーションリンク (東京マルイMWS用)

トリガーシャフトとハンマーピンの抜け防止として、2つのシャフトの頭を棒で繋いでおくのがアンチローテーションリンク。

MWS のハンマーピンはいかにも棒が挿さってるように見えて実はただの飾りだし、トリガーシャフトはハンマーユニットの中にあるトリガーシャフトリングがミゾにハマってるからそう簡単には抜けないようになってる。ということで東京マルイの MWS ではアンチローテーションリンクはそれっぽい雰囲気を楽しむためだけのパーツ。それっぽい雰囲気、重要。超重要。

BJ Tac のアンチローテーションリンクは、ハンマーピン風の飾りを内側の小さな穴からクリップみたいな細い棒で押し出して、突起がついた専用パーツに置き換えるんだけど、なんか外すのがうまくいかないので、いじらずそのままにすることにした。

付属のトリガーシャフトをシャフトのミゾがトリガーシャフトリングのある右寄りになる向きにして押し込む。ピンポンチで押し込んでいくとちょうどいいところでわずかにカチッとリングがミゾにハマる感覚がある。

トリガーシャフトのミゾの向きに注意

リンクの裏側とロアフレームをアルコールでよく拭いて油分を取り除く。リンクの裏側に両面テープを貼ってきれいに切り出す。穴をトリガーピンの穴に、反対側の先端はハンマーピン風の飾りにかぶさるように位置をよく確認してえいやグリグリっと貼る。付属のネジで固定。裏側も同じ。

ハンマーピン風の飾りをそのままにするんだったら、もともとそのように作られてるORGA AIRSOFT 東京マルイM4 GBB用 アンチローテーションリンクで良かったんじゃねえのか、と気づいたのは後の祭りアフターフェスティバール。

BJ Tac RADIAN タイプ アンビセーフティセレクター

東京マルイ M4A1カービンのセレクターレバーは左側にしかない。これを右側からでも操作できるように両側にレバーがついたアンビタイプに交換する。

この商品のレバーは長いのと短いのがセットになってる。どっちをどっちにしてもいいみたいだけど世間的には長い方が左側、短い方が右側のようなので、わたしもそうする。

純正セレクターレバーの軸の凸凹をよーく見てカスタムパーツの軸の向きを合わせる。左側になる穴にスプリングとピンを入れる。細い棒などでピンを押さえながら左側用レバーをミゾに合わせて、レバーの穴にピンがカチッとハマるとこまでスライドさせる。

軸にシリコングリスを塗り塗りして、リング状のスペーサーを入れる。

右側の穴から棒などでディスコネクターを押し下げたまま左側からセレクターレバーを差し込む。ピンのところまで差し込んだらピンを押し込んだままセレクターレバーをSAFEとSEMIの間の45°の位置に合わせてグリグリっと押し込む。

セレクターレバーを押し込み終わったら、右側の穴にスプリングとピンを入れる。ピンがバネですっ飛んでいかないように注意しながらピンを押し込んで右側用レバーを横からミゾに沿ってスライドさせる。レバーの回転中心が棒の中心と重なると奥からピンがレバーの穴に刺さって固定される。

短いM4を作ろう(2)

ぼくのかんがえたさいきょうのコンパクトライフルを作る。

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  • 東京マルイ M4A1 カービン
  • Revanchist Airsoft フラットトリガー Type B (東京マルイM4 GBB用)

トリガーガードの取り外し

前方は穴の中にある出っ張りを細い棒で押せば簡単に外せる。

後方はピンが貫通しているので、銃を構えた時の上から見て右側から左側へ向かって細い棒を使ってピンを叩き出す。

サクッとな。

マガジンキャッチの取り外し

右側のマガジンキャッチボタンを棒で押し込んで、左側に飛び出したマガジンキャッチレバーをクルクル回して緩める。

ある程度ゆるめたらレバーを元の穴に戻して、今度は反対側に出っ張ったボタンをクルクル回して取り外せば完了。中にバネが入ってるので飛んでいかないように注意。

セレクターレバーの取り外し

まずハンマーを押し込む。セレクターレバーをSAFEとSEMIの間の45度の位置あたりで右側からピンをグッと押すとレバーがぴょこっと出てくる。そこからは右に回して引っ張ったり左に回して引っ張ったり説明が難しいけど、あっちに回して軽く引っ張る、こっちに回して軽く引っ張るしてるとなんかよくわかんないけど抜ける。

トリガーシャフトの取り外し

トリガーの回転軸になっているトリガーシャフトを細い棒で叩き出す。

ハンマーユニットの取り出し

上から覗き込んでハンマーユニットを固定してるネジ1本を外す。ちょうどいい太さのドライバーがなくて、ほんのちょっと斜めから抜くことに。ネジ山なめないか緊張した。

最大の難関だったのがハンマーユニットの取り出し。ロアフレームを逆さにして、トリガーの後ろのスキマに細い棒を当てて、叩き出す。それだけなんだけど、これがもうピッチピチのギッチギチにハマってるのでかなり力を入れて叩かないとびくともしない。いままで叩き出すのに六角レンチとかドライバーとかで叩いてたけど、これはダメ。

叩き出す専用の工具(ピンポンチ)を買った方が良い。レッツ・ゴー・ホームセンター・ゲット・ピンポンチ。

長方形のハンマーユニットが長方形の箱にピチッとハマっているから斜めになるとさらに抜けにくくなる。ある程度押し出したら裏返して出過ぎた方を叩いて戻してからまた押し出して、みたいにして真っ直ぐ叩き出す。

やっとの思いで取り出せたけど、時すでに遅し。ピンポンチを使わなかったせいでしょうね。トリガーの根元がガリガリ傷だらけに(涙)。交換するんでよしとしよう。

ハンマーユニットを取り出すと(取り出す直前に)右側面にある板状のボルトキャッチBがポロッと取れる。また、ハンマーユニット左側面にはスリットカバーというプラスチック部品がある。これ、ただ乗っかってるだけでこれもハンマーユニットを抜き出す直前にポロッととれるからなくさないよう注意。

スリットカバー

ボルトキャッチの取り外し

ハンマーユニット上部にまたがるようにハマっているボルトキャッチを左側へ倒すようにして外す。このときボルトキャッチスプリングが飛んでいかないように注意。

トリガー取り外し

左側面のネジ3本を外す。

ネジを抜いた側のインナーフレームが下になるように裏返して、右側面インナーフレームをフタを取るように外す。このとき内側にあるトリガーシャフトリングをなくさないように注意。今回はたっぷりついてるグリスのねっとりでインナーフレーム側に貼り付いていた。

トリガー周り一式(トリガーの回転軸のトリガーカラー、トリガーに挟まってるディスコネクターとディスコネクタースプリング、その奥にあるトリガーBとトリガースプリング)をバラバラにならないように指で押さえながらまとめて引き抜く。ハンマーを押し下げてあればほとんど引っ掛かりなくスポッと取れる。

トリガー周り一式

取り出したトリガー周り一式を裏返してバネが飛んで行かないように注意しながらトリガーの左側面についているトリガーBとトリガースプリングを外したら、ディスコネクターを指で押さえながら回転軸のトリガーカラーを引き抜く。で、最後にこれまたバネが飛んで行かないように注意しながらディスコネクターとディスコネクタースプリングを外す。

ボルトキャッチスプリング、トリガースプリング、ディスコネクタースプリングと3つのバネが全部違うので混ざってしまわないように注意。

Revanchist Airsoft フラットトリガー Type B (東京マルイM4 GBB用)

わたしは、直線主体で曲線も含まれているデザインのトリガーが好き。Revanchist Airsoft 社の MWS 用フラットトリガーはどれも好みだけど特に Type B が気に入った。分解して出てきた純正のトリガーと並べてみるとあちこちビミョーに形状が違うけど大丈夫だろうか。ちょっと心配になる。

組み立て手順はトリガー周りを分解したのと逆の手順で組み立てればいい。まずは、トリガーの中にディスコネクターとディスコネクタースプリングを差し込む・・・ん? トリガーの中になにか出っ張りがある。

ディスコネクターとディスコネクタースプリング

よく見ると、トリガーの根元付近にイモネジがあってそれが内部に出っ張ってる。調べると、ディスコネクターがハンマーにどれくらいしっかり引っ掛かるかを調整するもので、締め込むとトリガーを完全に戻さないうちに次弾を発射可能になるけどやりすぎるとセミオートがフルオートになってしまうとのこと。どんな感じにしたらいいかわかんないので、とりあえずディスコネクターの角度が純正トリガーにはまってたのと同じ角度になるように調整。

トリガーの穴とディスコネクターの穴を重ねたらトリガーカラーを通して、左側面にトリガーBとトリガースプリングを取り付けて、シリコングリスをペタペタ塗ってから、ハンマーユニットの中に元通り戻す。

トリガーシャフトリングをなくさないように注意しながら、右側面インナーフレームをフタを閉める要領でかぶせる。裏返して左側面からネジ3本締める。

ハンマーユニットを分解して、トリガーを交換して、ユニットを元に戻した。