「ザク祭り」カテゴリーアーカイブ

MG MS-06S ザクII シャア専用機 (リアルタイプカラー) [Ver.2.0]

MS-06S
ZAKU II
PRINCIPALITY OF ZEON CHAR AZNABLE’S CUSTOMIZE MOBILE SUIT

DSC09830-p ザクです。ザクがザックザクです。もういったいマスターグレードシリーズでザクver.2.0は何体発売されるんでしょうか。いいかげん飽きてきま・・・・せん。ええ、全然飽きません。ホントです。ホントなんですよ、信じてくださいよ、刑事さぁん(涙)。

さあ、今回のザクはなんでしょうか。はい、もうわかりますね。赤いですよ。そう、3倍速いシャアザクですね。普通のザク(F型)の安全装置や自動制御装置を省略して推進剤や推進装置を増設したやつです。S型と呼ばれて指揮官クラスが使用したモビルスーツ。シャア・アズナブルは、軍から受領した当時最新のS型をなんと赤く塗装しやがって、ビュンビュン飛び回ってアレやコレやをボカスカ撃ち落としていたので「赤い彗星」とあだ名されたことは日本国民としてもはや常識の範疇として知っておくべき事項ですね。常識ですよ、常識。

DSC09831-p

ああ、すばらしい、すばらしいですよ。カッコ良すぎですよ、アズナブルさん。

DSC09827-pDSC09828-p

後ろ姿も凛々しいかぎりです、はい。

え、何? シャアザクはすでに紹介済みだろって? もしかしてこの記事のことか? わかってないなあ、よく見てよ。全然違うから。ほら

DSC09832-p

わかんない? ほれ

DSC09835-p

前に立ってるのが今回紹介してるシャアザクで、後ろに立ってるのが以前紹介したシャアザク。色がちょっと違うでしょ。後ろに立ってるのは普通に店頭で売ってるマスターグレードのシャアザク(ver.2.0)。胴体中心部が暗めの赤で、頭手足がオレンジ色っぽい赤になってる。一方の手前のザクが今回紹介しているマスターグレードのシャアザク(ver.2.0)リアルタイプカラー。胴体中心部が赤くて、頭手足がピンク色になってる。ビミョーすぎて別々に見ると違いがわかりにくいんだけど並べてみれば色味の違いは一目瞭然。

どっちの色が正しいの?と言われても困るんだな。とにかく、ガンダムやザクのデザインを担当した大河原邦男氏が実際にシャアザクが存在したとしたらこんな色合いなんじゃないかと描いた絵の色をもとにしたのが今回の「リアルタイプカラー」。と言ってもしょせん実物が存在しないんだからリアルもなにもないんだけどね。バンダイ直販サイト「プレミアムバンダイ」での限定販売品。ガンダム[リアルタイプカラー]と同時発売で↓こんな感じ。

realtype

ガンダムは色がだいぶ違っていて、これがリアルかどうかは別としても商品としては別物だと認識しやすいから買う意義も感じやすいが・・・・シャアザクは・・・・ビミョーだよな。一般販売品とどこが違うの?って言われても上の写真みたいに並べてみればわかる程度。細かいこと言うと付属のデカール(シール)が違うんだよね。組立説明書の完成写真を見てみよう。ホレ

EPSON MFP image

クリックして拡大するとわかるんだが、特に黄色の丸で印をつけた部分。デザイナーの大河原邦男氏が昔から「リアルっぽさ」の記号として多用している胸部や背面の四角い囲み線、撃墜数と思われる小さな星、ヒジやヒザにでかでかと機体の型式番号、回転しない部品の近くに意味不明な矢印などなど当時の久光少年にとっては「うをーっカッチョエエ」と思えたデザインなんだけど「今となってはね、ちょっと違う感じがするのよね」と、いつか聞かされた別れ話を自分でつぶやいてしまう切ない過去を思い出させるんだよな。そんな青春の苦い思い出を断ち切るためにはこんなダサいシールをそのまま貼ってはいかんのだ。

ということで、せっかく大河原先生ご自慢の専用デカール付きリアルタイプカラーを買ったんですが、一般販売品に付いている部品請求カードを使って一般販売品のデカールを購入して貼りました。つ、ま、り、ホントにタダの色違い。

DSC09835-p

しかもバンダイ直販サイトだけの限定で割引なしの定価販売。さらに送料もきっちり取られる。だったら買わないよな、フツー。

そうまでしてなんで買ったのか。いまテーマに沿ってガンプラを買ってるんだが「シャア博物館」と「ザクver.2.0祭り」のそれぞれシャアザクが必要なのだわ。シャア博物館用にはver.1.0を置くという方法もあるんだけど(実際、20年ほど前に作ったやつがあるけど)、ver.2.0のカッコよさにほれちゃった状況でver.1.0を飾るのも「今となってはね、ちょっと違う感じがするのよね」と、いつか聞かされた別れ話を自分でつぶやいてしまう切ない過去を思い出させるんだよな(デジャブぅ)。かと言って、それぞれのテーマ用に同じものを2個買うのもアレだなあと思って、そしてボクは途方に暮れるぅ。

そんな時にわずかな色違いと言えども別商品としてシャアザクが新たに出たというのはコレ幸い。おかげでシャア博物館にも、ザク祭りにもシャアザクを置くことができるようになったわけだ。

左がザクver.2.0祭りの会場、右がシャア博物館の会場。

IMG_0087-pIMG_0089-p

ザク祭り会場には限定品のリアルタイプカラー、シャア博物館には一般販売品を展示することで状況の解決が可能になった。めでたしめでたし。

【ザク祭り】マスターグレード(MG)シリーズで2007年4月にザクIIがver.2.0として再登場。多くのバリエーション機体が存在したというアニメの設定をプラモデルとしても再現するために骨格に相当するフレームを再構築し、全てのバリエーションを「ザク共通フレーム」+「バリエーション部品」で作ることができるように考慮されている。これを機にこれまでいくつか発売されていたMGザクIIがver.2.0仕様でリニューアルされたり、新たにザクのバリエーション機が次々と発売された。これらを片っ端から作っていこうというのがザク祭り。

MG MS-06S ザクII 黒い三連星専用機 [Ver.2.0]

MS-06S
ZAKU II
BLACK TRI-STARS CUSTOM PRINCIPALITY OF ZEON MOBILE SUIT

DSC09843-p ザクですよ、ザク。ザクがいないガンダムなんて、金魚鉢でメダカを飼うみたいなもんだと、水槽でハムスター飼ってる私が言ってますが、説得力ないですか? ありますね。意味わかんないけど。

今回のザクは「S型」です。いわゆるテレビに出てたフツーのザクはF型といいます。F型から推進器の数を増やしてしかもリミッターを排除して安全率を無視した出力が出せるようにして推力を3割ほど向上させたのがS型。燃料消費も激しいから燃料タンクの増設もやってるよ。

ほうほう、なるほど。

指揮官クラスに優先的に割り当てられたそうですよ。

ほうほう、なるほど。

あー、難しく考えなくていいです。ようするにシャアザクですよ、シャアザク。

なーんだシャアザクか、最初っからそう言えよ。

テレビじゃザクとシャアザクの違いなんて色が赤くてツノが生えてるくらいだったんですけどね。見た目が同じなのに「3倍のスピードです!」というのも話を盛り過ぎだろとかなんとかで、今では速力3倍じゃなくて推力3割増しってことでみなさんのご了解をいただくことになってるらしいですよ。まめ知識。

と、いつの間にかシャア専用ザクの話をしてきたような気がしますが、S型です。今日はS型の話です。テレビではシャア専用ザクはシャアのザクだからシャアしか乗ってないシャアだけのシャア専用ザクだったんですが「ダンナぁ、いくらなんでも1機だけってことはないでしょ」ということでその後、S型というザクの高性能機があって指揮官クラスの兵士に優先的に割り当てられ、それを赤く塗装したものをシャアは使っていた・・・・・・ということになったのだよ、ワトソン君。

なーんだ、シャアザクっていっぱいあったんですね(いや、S型はいっぱいで、それを赤く塗ったシャアザクは1機だ)。じゃあ、アイツもコイツもソイツも実はS型に乗ってたってことにすればガンプラ売れまくりですね!

そう、そのとおり。そこで、あの人もこの人もその人も実はS型に乗ってたという後付け設定がドドーンと。そして、とうとうバンダイのネット直販(プレミアムバンダイ)限定品で「MS-06S 黒い三連星専用機」が登場。

DSC09838-pDSC09845-p

黒い三連星と言えばテレビ放送中盤に3機のドムに乗って登場し、かの有名な「ジェットストリームアタック!」でガンダムを翻弄するも、成長著しいアムロの前では後頭部を蹴り飛ばされて、これまたかの有名な「お、おれを踏み台にしたぁ?!」で撃破されていくガイア、オルテガ、マッシュの三人組。その黒い三連星がテレビで新型モビルスーツ「ドム」に乗って登場する前には何に乗って戦ってたのかというのが後付けで設定されて「ザクI(旧ザク)→ザクII(C型)→ザクII(S型)→高機動型ザクII(R-1A型)→ドム」と乗り換えていたことになったらしい。えーっ、いつの間にそんなに乗り換えてたって設定にしてんのよ。バンダイさんったら商売上手ね。

DSC09849-p

これまでは「S型=シャア専用」でしたがシャア専用以外のS型がプラモデルで出るのって初めてじゃないだろうか。といってもS型はS型なので詰まるところプラモデルとしてはシャア専用ザクの色違い版なわけだ。バンダイ直販なので割引はいっさいなし。ヨドバシやアマゾンでガンプラは3割引が当たり前な生活をしていると、あらためて定価の存在に衝撃を受ける。た、高い! しかもキッチリ送料も取られる。二重にビックリだ。定価販売なんだから送料くらいタダにしてほしいと思っているのはオレだけじゃないはずだ。文句あるならシャア専用ザク買ってきて黒く塗ればいいだけじゃんってことなんだけどね。色塗るのヘタなんだ、イヤなんだ、キライなんだ、オレ。

DSC09848-pDSC09840-p

ザクはふくらはぎが下に向かって膨らんでいるんだが、このガンプラではS型のふくらはぎをより大きく膨らませていて、取り付けてある推進器の個数も多くなっている。背中のランドセルも大型化していて、テレビではザクとシャアザクにはツノと色しか違いがなかったんだけどプラモデルとしては推力3割増をビジュアル的にも表現してるわけだ。

【ザクver.2.0祭り】マスターグレード(MG)シリーズで2007年4月にザクIIがver.2.0として再登場。多くのバリエーション機体が存在したというアニメの設定をプラモデルとしても再現するために骨格に相当するフレームを再構築し、全てのバリエーションを「ザク共通フレーム」+「バリエーション部品」で作ることができるように考慮されている。これを機にこれまでいくつか発売されていたMGザクIIがver.2.0仕様でリニューアルされたり、新たにザクのバリエーション機が次々と発売された。これらを片っ端から作っていこうというのがザク祭り。

MG MS-06R-1 高機動型ザクII (初期型) シン・マツナガ専用機 [Ver.2.0]

MS-06R-1(A)
ZAKU II
PRINCIPALITY OF ZEON S.MATSUNAGA’S CUSTOMIZE MOBILE SUIT

DSC09851-pザクのプラモ、多いなあ。ショーケースがもういっぱいいっぱいになってきた。さて、今回作ったのは、MSV(モビルスーツバリエーション)から高機動型ザクII。ザクII(いわゆるフツーのザク)をベースに宇宙での機動力向上を狙って開発されたザクのバリエーション機。それが「高機動型ザクII」・・・・という設定。まあ30年近く前の企画だから、その当時の「ボクが考えた高性能なザク!」っていうデザイン。脚部や背部にこれ見よがしにデカい推進装置をゴテゴテと。しかも○○専用機としてちょっとずつデザインが異なる機体が何種類も作られた。何種類もデザインされた高機動型ザクIIは、最近ではおおむね以下のように整理されている。

  • 初期型の試作機:MS-06RP
  • 初期型:MS-06R-1
  • 初期型の改良機:MS-06R-1A
  • 後期型の試作機:MS-06R-2P
  • 後期型:MS-06R-2

今回作ったのはR-1型。その中でも機体を白系で塗装し「白狼」と恐れられたシン・マツナガ大尉の乗機。

DSC09854-pDSC09858-p

プラモデルの箱には「R-1A」って書いてあるんだけど、右肩の通気口らしきスリット、前垂れの突起物、カバーされているふくらはぎのプロペラント部などR-1Aとは外観上の違いがあるしオレはR-1型だと思うんだよね。

DSC00027-p DSC00028-p DSC00030-p

まあもともとがガンプラブームの勢いに任せてバンバン作ったものを後からそれっぽい理由付けとともに整理したんで「R-1型だ」「R-1を改修してR-1A仕様にしたものだ」「R-1Aには細かいバリエーションがあるんだ」と諸説紛々。R-1Aはすでに黒い三連星用があるから、これはR-1だということにする、オレの中では。

DSC09856-p

ああっ、かっこいい。かっこいいよ。特にこの「いかにも」すごそうな脚部のバーニアいっぱい状態。もうビューンビュン飛び回れるね。シャアザクなんて目じゃないよ。なんども言うけどさ、ザクは下から見上げるように見るのがカッコいいよね。

DSC00032-pDSC00035-p

高機動型ザクIIはふくらはぎ周りにいっぱい推進装置を付けてるからザクver.2.0の醍醐味である関節超絶可動がひざに関してだけは残念な状態だけど、そりゃましょうがないよな。いいんだよ、宇宙用なんだからさ。

さあ、とりあえず現時点で完成している高機動型ザクIIが揃い踏み!! 左からR-1型、R-1(A)型、R-1A型、R-2P型、R-2型。うおーっ、カッケー。

DSC09867-p

数が多くてね、横一線に並べると背景紙をはみ出しちゃうんだよな。

DSC09864-p

R-1型(ア・バオア・クー防衛隊仕様)
R-1(A)型(シン・マツナガ専用機)
R-1A型(黒い三連星専用機/ガイア機)
R-2P型
R-2型(ジョニー・ライデン専用機)

【ザク祭り】マスターグレード(MG)シリーズで2007年4月にザクIIがver.2.0として再登場。多くのバリエーション機体が存在したというアニメの設定をプラモデルとしても再現するために骨格に相当するフレームを再構築し、全てのバリエーションを「ザク共通フレーム」+「バリエーション部品」で作ることができるように考慮されている。これを機にこれまでいくつか発売されていたMGザクIIがver.2.0仕様でリニューアルされたり、新たにザクのバリエーション機が次々と発売された。これらを片っ端から作っていこうというのがザク祭り。