カミさん曰く「んー、iPodは便利そうだけど、でもちゃんと聞くときはいい音で聞きたいから・・・・コンポがある部屋では面倒だけどCDで聞かないと・・・・」え?え?え?なんですとぉー。いくらAACで非可逆圧縮してるとはいえ、iPodからの音がそれほどひどいとは思えないんだけどなぁ・・・・・ブツブツ・・・・(!!)ひょっとしてカミさんが思い描いているiPod用スピーカーから出る音って、オレが持ってる
↓コレ
から出る音のことを言ってるのではないか?!
奥さーん、コレは2000円もしない格安のパッシブスピーカーです。ボクは音が鳴りさえすればいいんですよ。どうせポッドキャストでニュース聞いたりゲームの音とか時報の音なんだから。しかしそのせいでiPod用スピーカーから出る音がこんなもんだと思ってるなら悲劇だ。カワウソすぎる。そこでiPodのヘッドホン端子をコンポのライン入力につないで音を出したところ「なーんだ、けっこういい音出るんじゃない。」 わかっていただけましたか。よかったよかった。
ところで自宅でiPodを楽しむためのスピーカーセットがいっぱい発売されています。JBLとかBOSEだと家電量販店の売り場で聞いてもビックリするくらいいい音が出る。
iPodを自宅でスピーカーを使って聴く方法
1)iPodのヘッドホン端子をラジカセやコンポのライン入力に接続する。:iPod側にステレオミニプラグ、反対側はラジカセやコンポに合わせてステレオミニプラグかRCAピン端子で。ラジカセやコンポの性能によるけどこれでも結構いい音で楽しめる。
2)iPodのドック端子をラジカセやコンポに接続する。:iPodのヘッドホン端子はヘッドホン用なので出力が弱いからラジカセやコンポ側で無理やり増幅しても音質が良くなるわけじゃない。ところがiPodのドック端子からはライン出力を取り出すことができる。一般的なiPodドック端子付きのスピーカーシステムはこの方法で音をとってくるのでヘッドホンよりもいい音質で聞くことができるみたい。
3)iPodのデジタルデータをそのまま取り出してコンポで音を作る。:上記2つの方法はどちらもiPodに内蔵されているデジタル/アナログ変換器(D/Aコンバータ)で「デジタルデータ」を「音」に変換してから外に出している。実はこのD/Aコンバータの性能が音の良し悪しを大きく左右するらしい。かつて「iPodを買い替えたら音が良くなった気がする」と言っていた友人がいたが、このことを知らなかったボクは「データは同じなんだから音が違うはずがない」と思ってたんだけど違ってた(ごめんよ)。iPodのD/Aコンバータはそれほど高性能なものではないらしい。そりゃあんだけ小さなボディとバッテリーで動作させるんだから当然といえば当然だわな。そこで最近、iPodのデジタルデータをデジタルデータのまま取り出す機器が出てきてる。外部の高性能なD/A変換器で音に変換すればより一層いい音が聞けるってことらしい。
高価な製品が多かった中、お手頃な製品が登場。買ったのはコレ。
オンキョー「ND-S1」。ケースの上にiPodを挿す部分がある。iPod内のデジタルデータを取り出してそれを背面の光デジタルか同軸デジタルから出力するという単純な装置。この機械にはD/Aコンバータは内蔵されてないから別途D/Aコンバータが必要になるけど最近のミニコンポならたいていデジタル入力端子の1つや2つくらいは付いている(デジタル入力端子があるってことはデジタルデータをアナログに変換できるってこと)。使い方は簡単でND-S1のデジタル出力端子とコンポのデジタル入力端子を接続してiPodを乗せるだけ。iPodからデジタルデータがコンポに送られてコンポ内蔵のD/Aコンバータで音に変換される。
オンキョーの製品なのでオンキョーのミニコンポとデザインが合わせてある。我が家はたまたまオンキョーのFR-N7Xだったので見た目もピッタリ。おおっ! で、肝心な音ですがね、なんかボクみたいなド素人にもわかるくらい音が違う。iPodのヘッドホン端子からでは聞こえてなかった音が聞こえる。へぇこんな音も混じってたんだ、って感じ。ケーブルの接点で時々おきるチリチリっていうノイズもなくてクリアな音。オーディオマニアじゃなくてもわかるいい音。デジタル入力端子があるミニコンポを持っている人はぜひコレを使って聞いたらいい。