乗り過ごし

さっき、新横浜駅で新大阪方面行きの新幹線のぞみに乗った。発車直前に駆け込んできた男性。通路をまっしぐらに走って座席へ・・・・そんなに慌てなくてもガラガラだよ、と思ったがどうやら忘れ物をして慌てて車内に戻ったようだ。座席の荷物を手にふと振り向いた時にはすでにドアは閉じて列車は動き始めていた。

かわいそう

ナウシカのような心で彼を見つめるオレ。彼はどうしたものかと困った顔で独り言をつぶやいている。次の駅は名古屋・・・・到着は1時間20分後。

かわいそう

新横浜で降りたってことは乗ったのは東京か品川だ。東京都からお隣の神奈川県へ移動するだけのつもりが愛知県へまっしぐら。そういえば愛知県と愛媛県って見間違いやすいよね。愛媛へまっしぐらじゃなかっただけよかったと思える心の余裕が今の彼にあるだろうか。あーあ、かわいそう。焦らず無理せず駅員に忘れ物確保をお願いして自分は手ぶらで目的地へ行くという選択肢をなぜ思いつかなかったのか、と彼は悔いているだろう。荷物を座席に戻しデッキへ行って誰かに電話してる。

かわいそう

ナウシカのような心で3つ前の座席に座り込んだ彼の後頭部頂点を眺めるオレ。名古屋で降りてとんぼ返りでも新横浜には3時間後。厳密に言えばたぶん無賃乗車ってことだけどガラガラな自由席だから車掌が検札に来ることはないだろう。

先ほど名古屋に到着して彼はそそくさと列車を降りた。新横浜へもどる新幹線でも検札がこないことを祈ってるよ。

グッドラック!

ザクとうふ/ビグ・ザムとうふ

お中元だからちょっと前の話なんだけどね。相模屋の「ザクとうふ」と「ビグ・ザムとうふ」のギフトセットをいただきました。

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冷蔵庫に鎮座してるは2機のザクと、ビグ・ザムの足が1つ。ビグ・ザム本体はすでに美味しくいただいてしまった後に、おっと写真撮っとけばよかったとなった状態が上の写真。

いや、なに、ちょうどこのお中元をいただく2週間ほど前に、別の人にこのギフトセットを持ってご挨拶に行ってきたばかりだったものでね。つい2週間前に他人に送ったお中元とまったく同じものが別の人から自分に届くというのは、類は友を呼ぶというのだろうか。オレの周囲にはそういうフィールドが形成されてるんだろうか。

ちなみにザクとうふの容器は、保管しておくとアイス作ったりプリン作ったりするときの型に使えるよ。

レシピとかリンクとか

cosmetic-info.jpとかcfms.jpとかchakai.infoとかいくつかのドメインを所有していて、ドメイン管理会社には毎年なにがしかの管理費をお支払いしてる。

ドメイン管理会社にとってこの管理費は重要な収入源なので一つでも多くのドメインを所有してもらおうと、ドメイン管理会社からは毎週のように「こんな素敵なドメインが空いてますよぉ」「今だけですよぉ」「お買い得ですよぉ」「買いませんかぁ」ってメールがくるのさ。

いつもはほぼ読まずにゴミ箱行きなんだけど、今日は捨てる瞬間にちょっと目に入った文面に「!?」と思ったんでゴミ箱から取り戻してきた。所有者が近々手放す予定になってるドメインの取得申請予約受付中って内容。その放出予定ドメインの一覧をみると

film.jp フィルム
hairsalon.jp へアサロン
deal.jp 取引
reviews.jp レビュー
・・・・・・などなどいろいろあるんだが、気になったのはコレ

recipi.jp レシピ

・・・・・・レシピのスペルは「recipe」だろ。ローマ字?なら resipi だしな。誰かスペル勘違いして recipi を取得しちゃってたんじゃねえの? 勘違いに気づいて契約更新せずに放出。ところが放出予定物件を見てたドメイン管理会社の担当者がまたもや recipi をレシピだと勘違いして「みなさま、素敵なドメインが放出されます。早い者勝ちですよぉ」ってご案内のメールが送られてきた、ということ? たぶんそんな感じ? うん、そうだ、そうに違いない。これで、さらに勘違いした人が recipi.jp を取得しちゃって、取得してから勘違いに気づいてアーレーお代官様堪忍してぇー、になって悲劇は続くと。ま、気にすんな。英語はなじみが薄いからスペル間違いってよくあるよ。オレなんて自慢だけど英検4級だからさ、英単語とローマ字の違いがわかんなかったりするのは日常茶飯事。

ところで、話は飛ぶけど。飛ぶって言っても話の空力性能はわかんないんでどれくらい飛ぶか計算できないんだけど自分なりにかなり飛ばすつもりなんで、折り紙飛行機並みには飛ぶと思う。あ、どうでもいい? どうでもいいですよね。はい、いまから話が飛びますよ。

インターネットという言葉が一般にも知られるようになり始め、ぼちぼち個人でもホームページを作る人が出始めた20世紀末。かなり自慢だけどオレ、その当時からホームページ作ってたんだぜ。もうぜんぜん更新してないけど
http://www.ne.jp/asahi/pro/his/index.html

おっと話がそれた、意図的にそれた、自慢話するためにそらした。

その20世紀末からすでにネタにされてたネット上での恥ずかしいスペルミス。それは「リンク」。当時はホームページを作ると、他のホームページを紹介する「リンク集」のページを作ることが多かった。ほとんど作法の範疇に入るかのように誰も彼も自分のホームページのどこかにリンク集を作ってた。今でもそういうサイトは多い。伝統芸だね。インターネット上でページを作成するにはhtmlというファイルを作るんだが、それにファイル名をつけなきゃいけない。自己紹介のページならintro.htmlとかゲームのページならgame.htmlとか自動車のページならcars.htmlとか。別にページの内容とファイル名が関係してなくてもいいのでabc.htmlでもhogehoge.htmlでも何でもいいんだけど、ファイル名はページのアドレスにもなるのでほとんどの場合は内容に関連した英単語をファイル名に使う。で、リンク集のページなら

link.html とか link.htm

というファイル名をつければいいんだけど、スペル勘違いしてる人が多くてね。

rink.html とか rink.htm

というファイル名でリンク集のページを作っちゃう人が少なくないのよ。試しにGoogleで「rink.html」とか「rink.htm」を検索してみ。「いやぁーん、恥ずかしいぃぃ」のオンパレード。けっこう知的レベルが高そうなサイトでも rink.html だったりする。恥的レベル高すぎ。もうね、20世紀末から現在に至るまで深く静かにそしておそらく永遠に続くであろう日本インターネットの伝統芸。あ、英検4級のオレには笑う資格ありません、笑うけど。