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割り箸鉄砲の作り方

A rubber band gun made with disposable chopsticks.

子どもの頃はときどき作って遊んでた。50歳を過ぎてまたちょくちょく作るようになった。というのも町内会主催の「夏休み子どもまつり」ではいろんなブースを用意して子どもたちに楽しんでもらうんだけど「割り箸鉄砲」コーナーも恒例で、割り箸鉄砲使って的当てを楽しんでもらってる。的を倒せても倒せなくても参加賞のお菓子がもらえるんだけど、それはそれとして割り箸鉄砲が欲しいって子どももけっこういるので欲しい子には使った鉄砲もあげてる。

気前よくあげちゃうので、毎年子ども祭りの前には割り箸鉄砲を20丁ほど作って持っていく。これまでは長老とわたしのふたりで10丁くらいずつ作ってたんだけど、彼は去年町内会役員を退任したので今年は私が全部作って持っていくことになりました。まあ20丁くらいたいしたもんじゃないんで、仕事の合間にちょちょちょいとな。

用意するのは割り箸2膳。

これをきれいに割って4本の棒にする。

そのうち2本は半分の長さに切る。

そして半分に切ってできた短い4本の棒のうち1本は2cmちょい(今回は23mm)のところでさらに2つに切り分ける。

  • 長い棒2本
  • 中くらいの棒3本
  • 短い棒1本
  • とても短い棒1本

これで準備OK。あとは輪ゴムで留めていくだけよ。

まずは長い棒2本で中くらいの棒1本をはさんで輪ゴム2本でしっかり縛る。

次に、中くらいの棒2本を斜めに組み合わせて輪ゴムでしばって、グリップ(銃把)をつくる。

んで、短い棒をグリップの少し前のところで輪ゴムでしばってトリガーにする。斜めになるように輪ゴムの縛り方は前上から後ろ下にかけての斜めしばりを多めにして、前下から後ろ上へは1巻だけにするといい。

最後に残ったとても短い棒を鉄砲の先端に近いところに横方向になるように輪ゴムでしばる。

ここが、弾になる輪ゴムを引っ掛ける部分になる。

以上で完成!! 簡単でしょ。

わたしが子どもの頃作ってたのはとても短い棒は作らず、先っちょをカッターでVの字にカッターで切れ目を入れて輪ゴム引っ掛ける部分にしてたけど、こっちの方が作りやすいかも。

ちなみに、割り箸をきれいに割るのは意外と難しい。失敗するともったいないので、こういうときは愛用のホビー用プラのこの出番よ。

これならきれいに割れてしかも楽ちん。切断部をプラモデル用のヤスリで整えればさらにきれいに仕上がる。

あっという間に20丁完成。さあ、今年も子どもたち喜んでくれるかな。

えむあん、どえ〜

M&Aは、Mergers and Acquisitions の略で直訳すると「合併と買収」。複数の企業がひとつになることね。毎晩見てるテレビ東京のワールドビジネスサテライトでもCMで「えむあんどえ〜」なんて連呼してるし、人身売買は違法だけど、法人売買は商売になるんだね。でもさ、売りに出される自動車がなければ中古車販売が商売にならんのと同じように、売りに出される企業がないとM&A仲介も商売にならんよな?売りに出てる会社ってそんなに多いのか?多いんだろうなあ、なんてボーッと思ってました。

自分には関係ない話だと思ってたんだけど、なぜか去年あたりから『あなたの会社と業務提携したいと考えている大企業があります』みたいな内容のお手紙やお電話があちこちのM&A仲介業者から届くようになった。いや、ほんとほぼ毎週のようにどこかかしらのM&A業者からお手紙が届く。世の中にはM&A仲介を商売にしてる会社ってこんなにもいっぱいあるんか、と驚くと同時に、なんでうちの会社?とも思う。不思議だ。

まあ、どのお手紙もどのお電話も、一流企業が・・上場企業が・・大手企業が・・うちの会社を買いたがっている(業務提携したがっている)というだけで、具体的にどの企業が買いたがってるのか明言しない。「まずは、お話を・・・」ってだけ。たまに、買い手側についての紹介資料っぽいものとかプレゼン資料っぽいものを付けてくるお手紙もあるけど、どれもそれっぽい雰囲気があるだけで結局は具体的な買い手の名前が出ないんで、ニセモノ感がより一層きわだつばかり。だいたいうちの会社は資本金たったの70万円で化粧品開発という超絶ニッチな分野のITとピアノ教室とヨガ教室とコーラス教室とレンタル音楽スタジオと化粧品技術コンサルをやってる意味不明な会社なんだよ?それをどのM&A仲介業者も判を押したように「貴社のような有力なIT企業と業務提携を望んでいる大手企業が具体的にあります」とかいうし。どこの大企業がこんなちっぽけなわけわからんこといっぱいやってる零細企業と業務提携しようってのさ。M&A仲介業者自身がうちの会社の事業内容をわかってないのに具体的な買い手があるわけないじゃん、て思う。

M&A仲介業者ってなんとなくスマートな人たちがスマートな仕事してそうに見えてたけど、そんなことなくて、自動車販売とか不動産販売みたいな泥臭いゴリゴリの営業の世界なんだということが垣間見えた今日この頃。転職仲介も、M&A仲介も、結局のところ「仲介手数料」を手に入れるためには売り手と買い手の要望とかどうでもよくて、とにかく売り手と買い手をバンバンくっつけて手数料ゲットという流れ作業なんだね、きっと。

IMS 1/100 エンゲージ SR1

永野護の漫画「ファイブスター物語」で登場するロボット(モーターヘッド)は、テレビアニメ「重戦機エルガイム」で自身がデザインを担当したロボット(ヘビーメタル)の流れを強く感じさせるものが多く登場してた。

ファイブスター物語の序盤で、重戦機エルガイムの主人公が乗るヘビーメタル「エルガイム」のデザインをモチーフとした「ジュノーン」というモーターヘッドが登場した。その後、漫画では物語の進展に伴いジュノーンは「エンゲージ」と呼ばれるコーラス王朝の王専用モーターヘッドシリーズの第3世代機「エンゲージ SR3」の別名であるってことになった。

んで、今回作ったモーターヘッドが、そのエンゲージの第1世代機「エンゲージ SR1」です。

ファイブスター物語はマイナーな漫画なので、大量生産向きのプラモデル(インジェクションキット)はあまり発売されてないけど、ボークスという会社が「IMS」というブランド名で、モーターヘッドのプラモデルを精力的に発売している。

切り取ってパチパチはめこめばできちゃうガンプラのようなものではなく、接着剤は当然として合わせ目のズレを直したり塗装したりと「プラモデルってこういうもんだろ」とかお年寄りに言われちゃう感じの商品。敷居が高いし、お値段も高い。

試しに、主役級のL.E.D.ミラージュを作ってみたら、ガンプラしか作ったことがない軟弱者にもまあ「それなりに」作ることができたんで、調子に乗ってバッシュナイトオブゴールドと立て続けに作った。他にも何種類か出てるけど大好きなモーターヘッドは作れたからいったん終わり。また軟弱なガンプラライフに復帰したのも束の間、これまた大好きだったジュノーンの先代機エンゲージ SR1がIMSで発売。軟弱者にはハードル高いんだよなぁとブツブツ文句言いつつ、ネットでポチっとな。届いたはいいけど、やっぱりハードル高くて、箱を開けてはため息をついてまた今度にしようと箱を閉じての繰り返し。ようやく、年末の休みを利用して作ったよ。

パチパチ切り出してガシガシ組み立てればOKなガンプラと違ってやることが多い。

できるだけ手間をかけずに、でもそれなりには仕上げたい。簡単それなりのポイントになるのは全塗装するかしないか、だ。エンゲージSR1はほんの少し緑がかった白がメインカラーで、紫がところどころアクセントになっている。パーツの成形色はほぼその通りになっているから、色が合ってない部分だけ塗装する部分塗装ならかなり楽になる。しかし、生まれて初めての全塗装に挑戦したザ・ナイト・オブ・ゴールドが思った以上にうまくいったので、こいつもベースになっている白を成形色の薄い緑がかった白ではなく、純白にしてもカッコ良さそうだなあ、どうしようかなあ、また今度考えようって箱を閉じての繰り返しだったけど、年末休みといっても年末の誰もいないうちにやっておきたい仕事も山積みでそんなに時間があるわけでもないから、成形色を活かした部分塗装で組み立てることに決定。ここは初心に返って部分塗装、しかも筆塗りで部分塗装だ!

次のポイントになるのは仮組するかしないか、だ。とりあえず頭部と脚部の一部分を仮組みしたら、さすがにIMSの最新作とあってパーツの精度はかなり良くて、こりゃ仮組みしなくても大丈夫なんじゃないかって気がしてきた。細かいことは気にならないので仮組みせずにそのまま組み立て開始することに決定。

方針が決まればあとは手を動かすだけ。しかも仮組みなし、部分塗装となれば、かなり気が楽だ。部品をニッパーで切り出して、部分塗装に邪魔にならないパーツは接着してかたまりを作っていく。ある程度のかたまりにができたら表面に残っている油分(離型剤)を中性洗剤と歯ブラシでガシガシ洗い落としていく。洗ったらみんな大好き山善の食器乾燥機でしっかり乾燥。洗浄と乾燥というガンプラにはない作業が面倒臭いけど、まあしょうがない。

洗浄・乾燥が終わったらいよいよ部分塗装。組み立て説明書には設定通りの色を作るためのカラーレシピが載ってるけど、調色ってうまくいく気がしないので水性ホビーカラーで近い色を探してそれで塗る。ほとんど手持ちの色で済んだけど「ホワイトグリーン」と「焼鉄色」を買い足した。

ベイル(盾)と、スカートの内側がそこそこ広い面積だったんで、筆塗り塗装にちょっと難儀したけどまあなんとかなった。部分塗装だからはみ出しても、はみ出した部分が塗装してない部分ならデザインナイフの刃を使ってはみ出した部分をカリカリっと削ってやればOK。部分塗装最強。

ベイルと肩にある丸印に横棒3つのマークは黄色と黒の塗装が接しているからはみ出したらナイフで削るってことができない。ここは面相筆を使って息を止めて慎重に慎重に。ちょっとはみ出してるけどこれくらいは老眼なんでわからんわからん。老眼最強。

後ろ姿も凛として美しい。

白い部分にはグレーの墨入れ、濃い色の部分には黒で墨入れ。以前はGSIクレオスの「ガンダムマーカー スミいれ/極細タイプ」っていう極細油性マジックペンみたいなのを愛用してたけど、最近はタミヤの「スミ入れ塗料」っていうエナメル塗料がお気に入り。

デカールを貼ったら最後に光沢スプレーをブシャーで終わりの予定だったんだけど、なんとなくちょっと派手さとか華やかさが足りないかなと思ってたところに、ちょうどGSIクレオスの水性ホビーカラーから「ホワイトパール」というパール塗料が発売になってた。これをプラモに吹き付ければキラキラしたパール感のある表面にできるらしいので、さっそく使ってみた。

ラベルに「エアブラシ用」って書いてある。ナイトオブゴールドのときに簡単吹付け道具として買った「イージーペインター」がここで再登場。塗料1にうすめ液0.5くらいの比率で軽く希釈したら専用プラボトルに入れてエアダスターにセット。

ブシューっと吹きつけて、山善の食器乾燥機で乾燥を2回繰り返したらうっすらパール感のある表面に仕上がった。すごい簡単。簡単なのに今までのモーターヘッドのプラモデルよりワンランク上の仕上がりになった(ような気がする)。

パール塗料が乾燥したら最後に水性トップコートの光沢をこれも2回吹きつけて完成。よーく乾かせばカチカチのピカピカキラキラ。

モーターヘッドといえばこの細ーいスキマからチラ見えしする三白眼。かっこいい。