月別アーカイブ: 2010年10月

MacBook Air(1)

 最近出張が多くて持ち歩く資料も多いし13インチMacBook(アルミ)が重たい。ちょっと性能はアレだけど出張専用にMacBook Airを買って性能重視のデスクトップ型メインマシンと持運び重視のノート型サブマシンの2台体制に戻ろうかなあと思い始めていた今日この頃ごろゴロ。しかしMacBook Airは高くてちょっと手が出しにくいなあ。と逡巡してたらアンタ「さらに小さく」「さらに軽く」「さらに激安に」なってリニューアルじゃないのよ。発表と同時に即ポチッ。小さいもの好きとしては迷わず11インチ。さて、13インチMacBook/11インチAir/iPadを重ねるとこうなった↓

 iPadを縦にちょっと大きくした大きさ。13インチMacBookよりひと回り小さい程度で驚くほど小さいわけでもない。でも驚くほど小さいパソコンは画面もキーボードも驚くほど小さいので実は驚くほど使いにくいことを「VAIO type U」で実感している。

 アップルは全ての機種でキーボードサイズを共通にするこだわりがあってデスクトップ用のキーボードから最小ノートまで全部いわゆる19mmピッチといわれるフルサイズキーボードになっている(その昔使っていたPowerBook 2400/180cは小さかったけど)。プログラミングは文字入力が中心なので自宅でも外出中でもどの機種を使っても指使いに違和感が発生しないというのは意識することはなくても自然と心地よさにつながる。MacBook Airもしかり。だから小型ノートパソコンといってもアップルの場合は上から見たサイズ(フットプリント)の小ささには限りがある。

 ということでMacBook Airは小さいけど驚くほど小さいわけではない。フットプリントならば以前使っていたPowerBook G4(12インチ)の方が小さいかもしれないくらいだ。

 キーボードサイズが決まっちゃってるんだからフットプリントはだいたいこんなもん。しかしMacBook Airは薄い。これまでになく薄い。尋常じゃないくらい薄い。一番分厚い部分でもiPadからちょっと飛び出す程度。一番薄い部分はiPadなんか比べ物にならないくらい薄い。並べてみたのがこれ↓

 薄い。薄すぎる。薄いけどアップルお得意のアルミ削り出しボディ(ユニボディ)のおかげでは端っこを持ってもボディがまったくたわまない。この剛性感は高級感にもつながるすばらしいできばえ。プラ製ボディの内部に金属フレームを入れて剛性を出している普通のノートパソコンとは別次元の美しさと剛性。ユニボディ万歳。

 あ、で、結局出張の荷物はどれだけ軽くなったかというと

従来:
●13インチMacBook(2,040g)+60W ACアダプタ(248g)
合計:2,288g

これから:
●11インチMacBook Air(1,060g)+45W ACアダプタ(175g)
合計:1,235g

 その差1,053g。1kg以上も荷物が軽くなるというのはとんでもなくうれしい。

十三人の刺客

 水・木・金と大阪出張だったんだけど、なか日の木曜日は午前中で仕事が終わった。ホテルが変わるのでチェックインは夕方。チェックインまで4時間ほどあるので映画でも観ようと思って映画館へ。何がやってるかなあ。「海猿」やってるなあ。でも次の上映時間まで1時間以上あるのでパス。上映スケジュールをながめてたら20分後から「十三人の刺客」という映画が始まる。近くにあるポスターを見たらなんと役所広司と松方弘樹が出る時代劇じゃないか。ほかにも知った顔の名役者がチラホラ。ん?稲垣吾郎?大丈夫か?まあ見終わった頃にちょうどチェックインにいい時間だし観よう。

 徳川家将軍の弟で明石藩主の稲垣吾郎は残虐非道の限りを尽くす鬼畜のようなお殿様。見かねた老中は御目付役の役所広司に稲垣吾郎の暗殺を命ずる。役所広司は密かに腕の立つサムライ(松方弘樹など)を集めて、参勤交代で稲垣吾郎が江戸から明石へ里帰りする道中を襲撃する。映画の後半50分は役所広司、松方弘樹ら13人の刺客vs稲垣吾郎親衛隊約300人とのチャンバラ!延々とチャンバラ!!いつまでもチャンバラ!!!壮絶なチャンチャンバラバラ!!!!

 殿の御目付役がこともあろうかそのお殿様を暗殺するなどというサムライの風上にも置けぬ暴挙にでる十分な納得感を強調するため映画冒頭の数十分は稲垣吾郎の鬼畜ぶりをタップリ見せられる。もう正視に耐えない鬼畜な行為が次々と・・・心臓が弱い人はこの時点で劇場お出口へとなること請け合い。かなり寝覚めが悪いシーンがいくつも出てくる。しかし、これは映画だ、特殊撮影だ、と念仏を唱えていればなんとかなる。そしてこれを越えればもうOK。オレも稲垣吾郎を暗殺せねばならんという強烈な思いで胸が一杯だ。「預かったおぬしたちの命、使い捨てにいたす」さあ「斬って斬って斬りまくれ!!!」

 息詰まる頭脳戦、そして大決戦!!こんなにすごいチャンバラ映画は久しぶりに見た。13人vs300人が泥まみれ血まみれで延々50分斬り合い。それにしても松方弘樹は格が違いすぎる。オーラ出まくり。すっげー活き活きしているのがスクリーンを通して伝わってくる。ポスターの右下にいる松方弘樹を見よ。眼力が違う。三匹が斬るで見せてくれた破天荒なダイワハウチュの殺陣も好きだけど、やっぱ松方弘樹の殺陣はキレがあって美しいわ。

 バカ殿と知りつつも武士とは殿をお守りするために命をかけるものだと立ちはだかる半兵衛と、それでも殿を斬ると決意している役所広司との対決が全編を通して息詰まる展開をみせてくれる。

 冒頭の鬼畜描写がちょっとあれなので、女子供が観るのはお勧めしない(PG12だけどR18+でもいいと思った)が、漢サムライなら独り刮目せよ。そして劇場を出る時には君も松方弘樹だ!!トリャーっ。

結婚記念日

 昨日、いい仕事するから仕事ちょうだい、みたいなこと書いたら「仕事ないのか?大丈夫か?」と心配してくださった方。ありがとうございます。いや、まあ、おかげさまで忙しく仕事してます。ちょっとオーバーワークぎみを心配してしまう贅沢な悩みがあるくらいです。でも零細企業だからいつなんどき仕事が途切れるかと思うと怖くて仕事断れないですね。来るものは拒まず、去るものは追う。

 タイトルと全然関係なさそうな話になってますが、関係ありあり。先日は結婚記念日でした。サラリーマン時代は少なくとも結婚記念日だけはとりあえず休暇を取ってました。休暇取ってるのに急ぎの用事があって出社したこともありますが、それでも早々に切り上げて帰宅してました。それなのに、今年はとうとう休めませんでした。朝から夕方まで外で仕事が・・・。専門学校で授業やってました。

 でもカミさんがケーキを買ってあって、夕食後に家族でケーキを食べました。2人の子供がクリスマスの時に余ったクラッカーがあるのを思い出してそれを「パーン!」とやって祝ってくれました。ありがたや、ありがたや。